組カラー×嵐
世間的にどのくらい知られているのか分からないが、タカラヅカには花・月・雪・星・宙の5組がある。正確にはもうひとつ、歌やお芝居、日舞等に秀でたスペシャリストが集結している「専科」が存在するが、組として大劇場公演を順繰りに行うのは5組である。そして5組それぞれにトップスターがいて、組カラーと呼ばれる個性があったりして、なんかこれって5人組のユニットみたいじゃない?5人組といえば、今をときめく国民的アイドル・嵐じゃない??
ということを思いついて、「嵐のメンバー5人をタカラヅカ5組のトップスターにするとしたら」を以前にツイートしたことがある。
松潤は絶対に花組。伝統の花組男役として、キザってキザってキザり倒して、客席を釣りまくって欲しい。希望演目はダントツで激アツショー『EXCITER‼︎』、ラストの「I'm EXCITER」を超キメ顏で締めて欲しい。そして海外公演をやって千秋楽で明日海りお様ばりに号泣して欲しい!
— このえり (@konoeri) 2016年5月19日
ニノは月組。「芝居の月組」に相応しい演技派トップとして、ベテラン柴田先生や人気の上田先生の当て書き新作で名作をたくさん生み出して欲しい。そんでショーでは一転『秘密』級にあざとい可愛い場面と、月男っぽいクールな振る舞いの場面を盛り込んで客席ごと手の平の上で転がして欲しい!!
— このえり (@konoeri) 2016年5月19日
大野くんは雪組。和物の雪組で沖田総司主人公の『星影の人』等、レベルの高すぎる殺陣・歌・ダンスで圧倒して欲しい。でも座談会では「じゃあうちのトップが最後ひと言でまとめるんで!笑」って仲良し組子にいじられたり、オンオフのギャップで組子とファンの心を鷲掴みにして欲しい!!
— このえり (@konoeri) 2016年5月19日
サックは星組。男くさい星組でオラオラして欲しい。真面目な史実もののお芝居とあわせて、ショーではド派手&珍妙なお衣装と謎演出、そしてサクラップを取り入れた主題歌で観客の度肝を抜き、「まじすか…」状態の客席を前に最高のドヤ顏でオラオラして欲しい!!
— このえり (@konoeri) 2016年5月19日
相葉ちゃんは宙組。あのスタイルの良さと優しさ、宙男の中の宙男としてチャラチャラして欲しい。そして Mr. FUNKな相葉ちゃんには是非『ファンキー・サンシャイン』を再演していただき、ソーラーパワー!!って叫んで欲しいし絶対似合うひまわりのカチューシャもつけて欲しい!!
— このえり (@konoeri) 2016年5月19日
これを書いて思ったのは、「嵐って最高…毎日がタカラヅカスペシャルやん…」と「5組あるのって最高…小林一三先生に感謝…」の2点である。私は「タカラヅカ」の文化というかシステムがすごく好きで、この「組」というシステムもそのひとつだ。
ひとくちにタカラヅカのファンといっても、好みはそれぞれだ。ビジュアル重視の人、歌重視の人、現代的なスターが好きな人、大人の男役が好みの人、等々。そこに5組あると、5人の持ち味が違うトップスターがいて、様々なニーズに応えられる可能性がそれだけ高くなる。
そして「組カラー」といわれる各組の特色もある。その時のトップさんによっても傾向が変わったりするので一概にこう!とは言えないが何となく組ごとの違いがあって、観比べる楽しさがある。あくまで個人的な印象だと、
・花組 「花組の男役・花組の娘役」に誇りを持ってる。「ショーの花組」と言われてきたからか、特にショーでの男役のキザり度がすごい。スーツ芸もすごい。銀橋に男役をずらっと1列に並べがち(嬉しい)
・月組 『ベルばら』『風共』初演の「芝居の月組」のプライドを感じる。対談やインタビューで役作りの話をするジェンヌさんが多い気がする。月組のトップ娘役さんはトップスターさんと対等なイメージ。
・雪組 過去に日本物の上演が多い「日本物の雪組」。男役さんはマイ袴、娘役さんはマイお引き摺りを持ってるとか。下級生まで殺陣がうまい。相性のいいトップコンビのもと、真面目な組子が多くピースフルな組。
・星組 体育会系というか、男役さんも娘役さんもパワフルでエネルギッシュ。男役さんは太陽、娘役さんはひまわり娘みたいな。黒塗りがうまい。ちょっとした場面でも下級生がめちゃくちゃ声張ってたりする。
・宙組 既存4組からメンバーが選抜されて出来た組という歴史からか、ヅカ内グローバルというかフリーダムな雰囲気の組。蘭寿とむ様曰く、宙組子は「奇跡的にピュア」。長身イケメン男役が多くて群舞がすごい。
こんな感じです。なんかいっぱい書いちゃったな…楽しくて…。
結論としては、みんな違ってみんないい!タカラヅカはひとつ!!箱推し(全組観劇)どんとこい!!です!!本日はここまで〜!!