タカラヅカとご贔屓と私

いつも心に黒燕尾

ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』(2021)感想・第二幕

東京公演も無事全日程が上演され、いよいよ名古屋公演ですね。どうか何事もなく、大千秋楽を迎えられますように…!!
という祈りもこめて!私は書くぞ、消えた男爵夫妻だけでなく第二幕もろもろ~!!

 

第二幕
第1場B 婚約披露パーティー

『神様は不公平』を歌うのはバイク・ブラウン役の丸山泰右さん。数々のミュージカルにご出演されてきただけあって、さすがの安定感&表現力のある歌声で盛り上げてくれます。
というかバイク、確か先週ぐらいに大学の同窓会ぶりにたまたま再会したのに婚約披露パーティーの歌司会してくれてめっちゃいい奴…歌上手いし褒めちぎってくれるし、司会業に転向しては…?

最初に結婚しようと思ったのはいつ問題、クリフォードの「ジェインにお茶を出された時」は適当っぽいんですけど、ジェインは「(クリフォードを迎える為)玄関のドアを開けた時」で本当にその瞬間に素敵な人、と思ったんだろうな…というのがちょっと切ないですね。
幸せいっぱいに見える二人の本当のところを知ってる客席としては「なんて似合いのカップルなんだ」「これ以上望ましいカップルなんて」という歌詞に、どういう顔したらいいか分かんないな…と思いながら観ています。

アランの「エドガーがいない」、苛立ってるというよりかは「いなぁい」って残念感が強くてかわいいな〜!駄々っ子アラン!
全然純情そうに振る舞えないマーゴットはまたしてもアランに振り払われてしまい…でもその後、強気でドレスを持ち上げて武藤寛さんを奪ってぶん回したりしてるマーゴットの方が私は好きだよ!

同じくチェンジパートナーのタイミングでさらっとクリフォードと組むシーラ。美術品のようなデコルテが眩しい!この場面のシーラのドレス、チュールの中にお花をキャンディみたいに包んで、それがリボンみたいに流れていて本当に素敵なんですよね~!
シーラがクリフォードを誘惑する傍ら、ブラヴァツキーに降霊会へ勧誘される男爵。渋い顔しつつダンスにも付き合っていてちょっとかわいい。
ブラヴァツキー、男爵が自分に背を向けてる時はなぜか口を開けて&匂いを嗅ぐみたいに背中に近づきつつ、男爵が振り返ったら涼しい顔してたりして、涼風さんが楽しそうで何よりです!

 

第1場C ホテルの片隅

リーベルの「兄さんの言うお友達って、どういう意味か解ってるの…」というセリフ、漫画だとエドガーが「きみは…それでいいの…?」と問い返して、『きみはだまってそこにいる なにもいわずとも そしてわかってくれる』というモノローグと一筋涙を流すメリーベルの表情の絵があるんですけど…毎回その絵を思い出してなんともいえず胸がギュッとなるんですよね…。

アランと思いがけず出会ってしまって動揺するメリーベル、友人として振る舞いながら時々見定めるような目をするエドガー、何も知らずメリーベルに一目ぼれして舞い上がっちゃうアラン。
千葉アラン、「親父はこの町で~」からのちょっと長めの婚約者説明セリフを全然噛まないし毎回すごく聞き取りやすいな~と感心してます。あと「また、会いにきてもいい?」で勇気を振り絞る感じでメリーベルの手を取るのがかわいい~!

 アランが無邪気な笑顔を見せて去った後、弦楽器の音が長く響くなかでの「どう?彼」の不穏さよ~!「それなら良かった」で優しい顔に戻るのがまた…!明日海エドガーのこういうところに本当にぞくぞくします。

 

第2場 降霊術イベント

加賀谷支配人、日に日にノリノリになっていってません?参加者の端っこに移動してから、霊界との交信~の腕の動きを一緒にやってたりして非常に楽しそうです。
シャンデリアの明滅も色々揺れるのも涼風ブラヴァツキーの圧倒的声量の影響では??みたいになってますが、降霊術イベントは盛り上がってるようで何より!途中、ねねちゃんシーラが冷たい顔でレースの扇を閉じるところが好きです。

イベント後、男性陣が降霊会の順番を決めている間のシーラとジェインの会話、シーラの「ドレスを見立てるのが趣味なのよ♡」がなんかお茶目でかわいくて!美しい貴婦人だけど気取ってなくて、ジェインの「素敵な方…」に、かなわないわ、という寂しい劣等感みたいなニュアンスがまじっちゃうのすごく分かるな…。

 

第3場A セント・ウィンザー(教室)

楽しいセント・ウィンザーだ~!険しい顔をしながらも生徒達の動きに合わせてちょこまか右行ったり左行ったりするアランがかわいい。「皆信じやすいんだね」ってツーンとしたと思ったら、「エドガー!」って駆けていくのもかわいい。エドガーの怪我が治ったのに驚く生徒達の反応に、思った通りだな!みたいな嬉しそうな笑顔になるのもとってもかわいい!
こっそり抜け出すところ、梅芸序盤に比べてかなりお芝居が細かくなっててすごくいいですね。壁にはりついたり、ちょっと身をかがめて進んでいく二人がめちゃくちゃかわいい!いっぱいかわいいって言っちゃうな~!

 

第3場B セント・ウィンザー(塔)

お気に入りの秘密の場所へ案内するって、デレっぷり半端ないな~とにっこりしちゃうと同時に、アランは「嫌なこと」を抱えてここへ一人で何度も来てるのかと思うと…可哀想でならないですね…。
「ペンダントを返せよ!」「いやだ!」とかキャッキャしてるの、めちゃかわいいんですけどセットがかなり高さがあるのでちょっとだけハラハラします。でも返してもらえて良かったね〜!漫画ではエドガーがわざと落として粉々にしちゃうからね〜!漫画のエドガー、ほんとに容赦がありません。

「神様!」と叫んで十字を切るアランが一瞬左右に視線を動かすの、梅芸ではしてたんですけど東京ではなくなっちゃった…見えない神様か何か、助けを探すみたいでいいなぁと思ってたんですけど…。
ここのソロ、東京で観たらすごく良くなっててびっくりしました。DVD、こっちを残してあげて欲しかったな…。

 

第4場 降霊会

おそらく職務上参加している加賀谷支配人、めちゃくちゃびびって椅子の上に縮こまってたりして、なんか一番エンジョイしてますやん~。
せっかく霊魂を呼び出してまで得た貴重なアドバイスこと「海辺の小屋には近づくな」、頼むから胸に刻みこんでくれ~!壁に貼って毎朝復唱してくれ~~〜!

思い悩むジェインをフォローしてくれて、クリフォードに苦言を呈してくれるバイク。ねぇジェイン、もうクリフォードやめてバイクにしとこ?ちょっと霊魂ガチ勢だけど、めっちゃいい奴だと思うよ!

 

第5場 生きる道

エドガーと男爵の緊迫したやり取りの中、「耳のすぐ下」「一番 柔らかい場所だ」の時だけどうしても男爵のバンパネラ豆知識…って思っちゃうな…。
エドガーがなぜアランを選んだと聞かれて答えた「生意気だが純粋でけがれていない」は漫画ではなく小池先生の書いたセリフですが、萩尾望都先生がすごく感激されたとのことで…講演会でもお話されていたそうです。(下記拝読しました)

「『ポーの一族』と萩尾望都の世界」講演レポート - ニュース:萩尾望都作品目録

100年以上ギスギスし続けてきたポーツネル一家がようやく一つに…!ていうか100年以上ギスギスし続けてるのもすごいな!?男爵もエドガーも、なんかこう、丸くなったりしないんだ?とか思いつつ、暗転中に少しだけ見られるここの四人のシルエットがすごく好きなんですよね…。

 

第6場 アランの苦悩(母の危篤)

再演から追加されたアランが白い薔薇の花束を執事バレットに預ける場面。アランが母を想う気持ちと、バレットには心を許しているのが感じられて、いいやり取りですね。
ここのカスター先生の芝居がすごく自然で、ただ話してるだけなのに「お医者様」って感じがするのが凄いなぁと思います。役者・西村さんの本領発揮っぷりに惚れ惚れしちゃう。

エドガーとの間にあんなことがあって、最愛のお母様は危うい状態で、内心の苦悩と憔悴を必死でつっぱって耐えてるアラン。そこへハロルドやらマーゴットやら…みんなやめたげてよ~~~~!

 

第7場 魂の絆

ここのリプライズ、旋律とサビの歌詞は塔の場面と同じですけど、前半の歌詞が自分を責めるような内容なのが悲しくて…アランは何も悪くないよ…。
あーちゃんメリーベルの「無理よ」「何故でも」もめちゃつら…駄目とか嫌とかじゃなく「無理」なんですよね…つらみ…。

そしてエドガーが現れ、『時の旅人』の場面へ。ここ、初演も好きでしたけど、演出変更されたなかでいっちばん好きです!!!!バンパネラとしての姿を全開にした明日海エドガーの迫力たるや!!怖いと美しいのハイブリッド!!

「何かあるのなら~」と歌い終わった直後、タララ♪ラララ♪タララ♪ラララ♪と音にあわせて四ポーズ連続で決めるところでときめきゲージが急上昇しちゃうんですよね…どれも素敵ですけど片足を横に伸ばして上半身を低くして両腕を広げるやつが一番かな~!!とにかく階段のセットと元トップスターの相性が良すぎる~!そんな状況じゃないのに条件反射でときめいてしまう~!!

一幕の『僕は狂っている』では恐ろしいバンパネラの自分を投影していた覆面のダンサー達を、このナンバーではまるで自分の手足のように使っているんですよね…。
アランの首を遠隔で絞めて指先をうねうねさせた後の、下から上へぐいっと引き上げる動きとその時の目、本当にバンパネラの目で、ぞわっとするけど毎回絶対に見ちゃう…。
解放されて走り去っていくアランも、残されたメリーベルエドガーも全員が傷ついていて…つら…『哀しみのバンパネラ』のリプライズが一幕よりも一層哀しく胸に迫ってきますね…。

 

第8場 ホテルのドレス・メーカー~ホテル・ロビー

がらっと雰囲気が変わってジェインのドレスを見立てる場面。華やかで大好き!
電話が入るからホテルを離れられない、とシーラが話し始めた時に狙いを察して、なんとも言えない顔でシーラを見つめるメリーベル。何も知らないジェインに優しくされて、分かってはいても複雑だろうな…。
目配せして出ていくシーラのことを「狩りに出かけた」と表現する男爵。「襲う」とか「食事をしただけだよ」とかでエドガーに超怒ってたけど、狩りはいいんだ…??男爵の地雷、難しすぎる~!

 

第9場A 海辺の道・第9場B 海辺の小屋

「メリーベルをジェインに預けてね」というセリフ、言外に「だから安心して」と伝えていて、シーラらしいしたたかなセリフだなぁと思います。
この海辺の道から小屋の場面、BGMがめちゃくちゃ好きです!
道で会話しているときは『永遠の愛』、天気が崩れてきて海辺の小屋へ向かう『嵐がやってきた』、シーラが誘惑する時に再び『永遠の愛』、そしてクリフォードがシーラの脈がないことに気づいた瞬間に音楽が消える…というのが、すごく物語の展開に沿っててぞくぞくします。

尻もちをついて後ずさるクリフォードに「クリフォード…」と囁きながら、すぅっと腕を差し伸べる仕草、劇中で一番シーラのバンパネラみを感じます。正面から見たら全身に震えが走るくらい、きっと美しくて恐ろしいんだろうな…。 

 

第10場A ホテル

階段を降りる前に男爵がエドガーの頭を撫でるやつ、いつからやるようになったんでしょうか。100年以上喧嘩を繰り返してきた筋金入りのバチバチ親子が!となんか感動しちゃいました。
髪が乱れ、唇に色がないだけであんなに美しかったシーラが見る影もなく生気を失っていて…毎回新鮮にショックを受けてしまいますね…。

 

第10場B カスターの診療所

最期に聞いた妹の声が、助けを求めて自分の名前を叫ぶ声になるの、あまりにも辛すぎませんか…。ずっと耳に残って離れないだろうし、その度に間に合わなかった後悔や哀しみに押しつぶされてしまうだろうな…。
もうここのエドガーの血を流すような言葉のひとつひとつが苦しくて…「少なくとも 僕は」メリーベルの為に、という自分の存在理由をも失ってしまったエドガーの絶叫、本当に辛いな…。

 

第10場C ホテル内

シーラが消滅して、男爵の手が空を抱くのが切ない…今回の演出、悲しくもロマンチックでいいですね。初演は2人が抱き合ったまま、組子達に持ち上げられ運ばれていくロマンチック御神輿でした。
あれだけ注意深かった男爵が人目もはばからず大声をあげたり、ボーイを吹っ飛ばしたり。
「一人で行って。私はいいから」というシーラに男爵が返す「誓ったじゃないか!」という言葉は婚約式での誓いを指してるわけですが、老ハンナに問われて誓いの言葉を口にしたのはシーラだけなんですよね。でも男爵はただそれを聞いていただけではなく、その時に男爵自身も同じことをシーラに対して誓っていたんだろうな…だから「(君は私に)誓ったじゃないか!」ではなく、「(二人で)誓ったじゃないか!」なんだろうな…と思って、「共に命果て」「共に塵となるまで」と誓いの言葉を半分ずつ口にした二人に涙目になっています。
小西遼生さんのポーツネル男爵はそんな風に思わせてくれる、シーラへの愛の強さがとても素敵ですね。最後までかっこよかったです。

 

第11場 アランの家

レイチェルに色恋を仕掛けてアランとマーゴットの結婚に協力させ、会社を手に入れるようとする叔父、そしてそんな叔父に靡いて息子の気持ちも考えず言う通りにしようとする母親…特に母親を慕っていた分、アランのショックは大きかっただろうな…。

エドガーがバルコニーに現れる場面、本当に幻想的で美しくて…。夜の冷えた空気の中に、二人の孤独、二人の傷ついた心と心が静かに吸いこまれていく感じがします。
アランが「行くよ。未練はない」と答えた時にエドガーの瞳がパッと輝くのがすごく素敵なので、DVDを手に入れたら100回見ようと思います!

 

第12場 時を超えて

初演ではクレーンを使った演出で初日の客席をザワつかせた場面、梅芸はおそらくクレーンは無いし、あっ良かった普通にバルコニーに立ってる~!と思ったら動いた~~~!2階から3階へ…また2階へ…ホームエレベーターか…?
どうしてもここは物理的に動かしたい!という小池修一郎先生の熱いこだわりを感じました。

 

第13場A ヘッセン家の居間・第13場B ギムナジウム

梅芸初日、ルイスが一人残って後ろを向いてから全然幕が開かなくてめちゃくちゃヒヤヒヤしました。「お前らどこにいるんだよ~!」「こっちだぜ~!」「早く来いよルイス~!」等のアドリブで繋ぎつつ、袖に駆け込み歌い出しに間に合わせたルイスほんとがんばった~!「ええっ!?」のびびりっぷりもかわいい~!
そんでグレン・スミスの名前を聞い時のエドガーの表情、なんとも言えず悪くていいんですよね~!完全にびびらせて楽しんでいる!
エドガーが目線だけでアランを促して、アランが頷いて扉の方へ歩いていくのも最高…わずかな仕草で意思疎通できるの最高…。
歌い踊る周囲の生徒達とは全く異なる時間の流れの中で生きていることを感じさせるような、ゆっくりとした歩みで去っていくエドガーとアランの後姿を最後に、幕となりました。
 

なんかもう、胸がいっぱいだな…と思いながら拍手をしてたら、明るくカーテンコールが始まって、明日海りお様のご挨拶とみりちばトーーークが毎回楽しくて、最終的にはにこにこして劇場を出ています。

花組ポーが大好きだったので外部再演に不安がなくはなかったけど…今の心境としては明日海りお様の公演発表時のコメント「自分が本当に納得いくまで仕上げて、皆様を『ポーの一族』の世界に誘います。 どうぞ安心して観にいらして下さい。」に嘘はなかったな、という気持ちです!めっちゃ誘われました!

公演期間の終わりが見えてきて寂しい限りですが…終わりがあるから〜?\美しい!/過行く時を〜?\愛しむ!/のコール&レスポンスを心の中で行いながら、最後まで楽しみつくそうと思います!どうか誰も欠けることなく、大千秋楽まで辿り着けますように〜!

ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』(2021)感想・第一幕

外部ポー?再演ポー?梅芸ポー?なんと呼ぶのが一般的か分からないのですが、とにもかくにも!エドガーが、時を超えてまた姿を現してくれましたね…!!
初演(宝塚・花組)のプログラム掲載の挨拶文にて「エドガーはいた。明日海りおである。」と演出の小池修一郎先生に言わしめた明日海エドガーはもちろん、千葉雄大さんをはじめとする新キャストさんや、新演出も含めて今回のポーもとっても良かったです!
という気持ちを、バンパネラ研究家の皆さんの祖先を見習って私も文章で書き残しておこうと思います。ひ孫にまで届くかな~!ひとまず第一幕分です!

 

第一幕

「彼らは自ら名乗っている。ポーの一族と!」を担当するドン・マーシャルは元四季の武藤寛さん。四季に在籍されていた頃、好きなダンサーさんだったので再会出来て嬉しいな~!そして台詞がめっちゃ明瞭~!重要な幕開きの台詞、しっかり聞かせてくれて嬉しいです!

 

第1場A ポーの一族

エドガーはセリ上がりではなくセット上センター板付き登場のため、幕開き即極上の美が現れるわけで〜!薔薇を持ってふわりと動く腕、流れる視線、ただならぬオーラ、からの「♪極上の美 永遠の命…」で、空気が一瞬にして変わるの本当にすごいです。
退団後初、1年以上ぶりの明日海りお様主演舞台だ~♡とか思う間もなく、ただただエドガーに釘付けになってしまいますね…。

「♪ポーの一族~」でのけ反る振付が好きだったので変わったのはちょっと残念だな、と思ってたけど、観てる内に今の振付も好きになってきました!それにしても男性コーラスの厚みよ…と思ってるところにぶっこまれる涼風老ハンナ・ポーの歌声、迫力ありすぎません??キング・ポーの「♪伝説の中に」にかぶせる「♪ゥアーアアアー青い霧と~」のとこ、ド迫力でめっちゃ好きです。

クリフォードとの対決のターンで、片手(からの見えないパワー)でクリフォードを持ち上げ、両腕をぶわっと開いて追い払うエドガー、下手側の席の時に薄く笑ってるのが見えまして…怖くて美しくて心臓バクバクしちゃった…。エドガーアングルでぜひ抜いて欲しいな…。初演だとクリフォードは逃げ去るので、今回の演出の方が物語には合ってて好きです。
あと、千葉アランとの絡みの部分で、エドガーがアランに差し出す手が白くて細くて、本当に体温がなさそうに見えたのがすごく印象に残っています。

 

第1場B 哀しみのバンパネラ

歌い出しの時の階段に腰かけた状態のエドガー、まんま漫画から抜け出してきたようで…。赤い薔薇も手にしていて、お耽美度が初演比3倍増しになっています。白いブラウスも無地かと思いきや襟に白い刺繍が入っていて細部まで美しく、お衣装部さんのパッションがすごい。
水色の照明、幕には青く染まる薔薇の映像と、全体的に青いトーンなのがすごくエドガーの孤独や「人ならざるもの」であることを浮かび上がらせる感じがして…手に持っている薔薇(いつか滅びて土に還るものであり、生命の象徴でしょうか)だけが赤くて切なかったな…。
あと「♪哀しみを抱いて生きる」の「生きる」部分のニュアンスが初演より強めで、「生きる」ことに対する葛藤や苦しみみたいなものをより一層感じました。
そしてラスト前に薔薇を拾って「♪僕は…バンパネラ…」からの、あの決めポーズて!!舞台写真ぜったい欲しいのに売ってないの本当につらいです!!言い値で買う〜!!

 

第2場A スコッティの村近くの森

ここの老ハンナ、初演だと優しい老婦人って感じだったので、涼風老ハンナの迫力に最初観た時はびっくりしました。館の老齢の女主人としての威厳と、根底にあるバンパネラの雰囲気があわさってますね。
そんな涼風老ハンナが言う「人間より恐ろしいものなんていないさ」、切れ味が違うな…!

 

第2場B スコッティの村の酒場

ビル役の西村清孝さん、俳優座ご出身で初めてのミュージカル出演とのことなんですが、ミュージカル独特の「歌で芝居する」「歌で台詞をやり取りする」のにあまり違和感がなくて素敵でした!独特の声も存在感がありますね。
ここの場面終わり、ちょっと曲の終わり方が弱いというか唐突というかで拍手が起こりにくいんですよね…という私もタイミングを逃しがちです…。

 

第2場C ポーツネルの館・バラの庭

かわいい~~~もうほんとかわいい~~~~!!
エドガーもメリーベルもかわいい、エドガーのベストも刺繍入りでかわいい、老ハンナとレダに生意気なこと言うのもかわいい、かわいいが次から次にぽんぽん舞台上で飛び跳ねるので私のお目目もくるくる回っております!!

 

第3場 バラの苑

エドガーの「遊ぼう!」、「あそぼ!」の時もあれば「あっそぼう!」の時もあって、とにかく毎回かわいい。毎回喧嘩になるけど。
夢咲ねねちゃんのシーラ、はたちのかわいいお姉さんって感じですね!「喧嘩なんかしてぇ」も、ゆきちゃんシーラのたしなめる感じとは違って、どこか茶目っ気があるというか。

エドガーがポーツネル男爵に言う「あなたが、幸せな人?」に、手放しで祝福ではない複雑な雰囲気があるの、ちょっとしたニュアンスですけど細かくていいなぁと思います。そんでそれに男爵がぜーんぜん気づいてないのも。エドガーにとってポーツネル男爵は最初から確執のある相手なんですよね…。

男爵とシーラのキッスにエドガーとメリーベルが二人揃って驚いて口を丸くするのがめちゃかわで!その後慌ててメリーベルの目を覆って、適当な花にとまった蝶とかを指さしてメリーベルの気をそらすエドガーも気をそらされちゃうメリーベルもかわいいです。梅芸楽ではエドガーがベストの裾をマントみたいに広げてメリーベルの視界をガードしてました。

 

第4場A 婚約式

寝起き即ええ声の福井キング・ポー!初演では台詞だったところも歌になってます。
せっかくおめかししたのに「その品のない恰好はなんだ」て怒られちゃうフランクかわいそうですね。おじいちゃん、これが今の時代の流行りだよ。

娘役にしては背が高いのと、白鳥みたいに細くて長い綺麗な首でドレス着こなし力1億点のねねちゃん、花嫁衣装が圧巻の美しさで…!目を閉じて椅子に座っている姿、お人形みたいだったな…。

僕だってこの館に住んでるのに!とちょっとした好奇心でのぞきにきたエドガーが、目の前で展開されることに「まさか」とどんどん表情を変えていくのがすごくリアルで、上手端ばっかり見ちゃってすみません。でも是非見て欲しい~~~!
エドガーが捕まったあとも観たいところが多すぎて大変なんですよね…。
エドガーはもちろん、メリーベルの不安げな表情、メリーベルに優しい顔を見せた一瞬後にはエドガーに鋭い視線を向ける老ハンナ、一族に従いつつ気の毒そうな表情を浮かべるレダと、毎回目が足りないです。

 

第5場 館

村人の酒場の場面を挟んで、翌朝の館。メリーベルを安心させるよう、精一杯明るく楽しそうに振る舞うエドガーが切ない…。

シーラの「何故?望んで一族に加わったのに?」のきょとん感、シーラからするとそうなんでしょうけど、それにしたって一切の葛藤がないのか、と苛立っちゃう気持ち、よく分かるよ…。それとは別でねねちゃんのすっとぼけ感が癖になるな…。

 

第6場 対決

初演より大人数で老ハンナを追い詰めにくる村人たち。消滅の演出自体は変わってないけど迫力がすごい!

キング・ポーがエドガーをバンパネラにしようとする時、レダは悲しそうな顔をしているし、ポーツネル男爵は若過ぎると止めようとしてくれるんですよね。対してシーラは「一族の危機だ」で頷いてて。愛する男爵との永遠の愛、一族の危機を救うことの方がシーラにとっては重要で、そのシーラがエドガーを最後に促すの、やはりシーラがただ優しく美しいだけではなく、したたかさや恐ろしさも身の内に持っていることを感じますね…。

 

第7場A 馬車~エドガーの覚醒

『ゆうるりと』、時間の経過と体の変化、歌詞の内容とメロディーがすごく合ってて…聴いてると自分の体も何かしら変化しちゃいそうな気持ちになるな…。
追加された、漫画にあるシーラとエドガーの「あなたは自分をのろわないの」「なぜ?」「…なぜ?」「なぜ?」のやりとりで、ねねちゃんシーラのきょとん節がまた炸裂するわけですが、ここの全く話が通じない感じがちょっともう怖くさえあるんですよね。ねねちゃんシーラ独特の雰囲気だなぁと思います。

 

第7場B ロンドンの市場

コヴェントガーデンだ~~~!「♪野菜に果物」の野菜でスイカが放り上げられるタイプの市場だ〜〜〜!!
新しい振付、「♪ロンドン中の食欲をまかなうマーケット」でおなかの辺りで手をパカパカするのが分かりやすくてかわいいです。
市場に迷いこんだエドガー、「メリーベルと銀のばら」の中の台詞から「♪血がほしい ほしい!生命(いのち)のかて あの色はどうだ ぞくっとする」と短いソロが追加になってました。市場を移動しながら、日光も眩しいしお魚にうぇってなるし、パンの匂いも無理っぽくてめちゃくちゃつらそう…。

ディリーと一度ぶつかって血を見たあと、自分の体に起こる反応に怯えて一生懸命落ち着けたところに「この薔薇あげるよ!」とディリーが再び接近してきて…首筋を狙う時の目、漫画では「青く光る」というような描写がされてるけど、それが分かるような目つきでした。
それから自分がしたことに気づいて悲鳴を上げて走っていくエドガーが本当に可哀想で…。皮肉にも人間の食欲をまかなう市場で、エドガーだけが許されない…。

エドガーの狂気』、男性ダンサーさんが入ることですごく迫力が増してました!顔に仮面をつけて激しく踊る彼らから、エドガーがイメージする「恐ろしいバンパネラの自分」がどんなものかがめちゃくちゃ伝わってきました。
「♪ああ あの日々~」からの胸を締め付けられるパート、胸を締め付けられつつも私は明日海エドガーのお顔をガン見してしまうのですが、影が幕に映ってて苦悩の大きさが伝わってくるし演出としてかっこいいんですよね…9割お顔見ちゃうけど…。

 

第8場 ヘッセン家の居間

「5分で分かる『メリーベルと銀のばら』」みたいになっていますが、それでも最低限必要な情報を詰め込んでなおかつメリーベルにソロを増やす小池先生の熱意よ~!
Twitterでも呟きましたが、漫画未読の友人がユーシス母の台詞に理解が追いつかなかったとのことなので画像を作ったりしました。

ユーシス役の新原泰佑さん、ダンスのキレも金髪ロングの着こなし?かぶりこなし?っぷりも素晴らしかったですね。梅芸楽間近の観劇日、1回ナイフがすっぽ抜けてしまった回があったんですが、咄嗟に自分で自分の首を絞めるアドリブ動作で乗り切ってました。

リーベルエドガーが連れていくところは物語を端折った影響で漫画とは少し違いますが…あーちゃんメリーベルが「ずっと待っていたのよ!」とすがりつく声の響きと、意識を失ったメリーベルを抱きしめるエドガーの表情で、舞台版も成立してるなぁと思います。 

 

第9場 ホテル・ブラックプール

リーベルが加わったところから約120年ぐらいが一気に経過して、1879年のブラックプール。飛び込んでくる男性ウェイター達のジャンプが高すぎて度肝抜かれました。
サミー・アボット支配人の加賀谷真聡さん、経歴的にダンスの方のようでもちろん素晴らしいキレなんですけど、歌も明るく歌詞も聞き取りやすくて!四季さんのキャッツでスキンブルシャンクスとか超似合いそうです。

ここのポーツネル一家の登場場面、めちゃくちゃ好きなんですよね~!4人が階段上に揃った時の美しさと人外感にぞくぞくします。ホテルのお客さん達も一家に本能的な異質さを感じても、あまりに美しいものを見た衝撃と一緒くたになっちゃうんだろうな…。
エドガーのお衣装は初演の深緑も好きでしたが今回のマルーンカラーも素敵ですね。バンパネラになってから120年以上が経過して一幕前半とは纏う雰囲気が全然違うのが凄くて見入ってしまいます。
あと平場に降りてきて、クリフォード、シーラ、エドガーの三人でゆっくり回って視線を交わし合うところ、エドガーがクリフォードを睨み付けたあと、シーラにも「ハァ?」みたいな顔してるのが好きです。

一家がはけた後、ようやくご登場のアラン・トワイライト~~~!プンスカしててかわいい~~~!!両手もしくは左手を腰に当てるポーズが偉そうかわいい~~~!!

 

第10場A ホテル内ロビー(クリニックの前)

クリフォードとシーラの会話を少し離れたところで柱にもたれて聞いている不機嫌なエドガー、ここも舞台写真があったら爆売れしちゃうやつですね。氷のような目が美しすぎる~~~!
同じく絶対零度の「嫌なお医者」もぞくぞくします。人間の時からは想像もできない酷薄さで…でも怒って走っていく姿はなんかちょっとかわいいな…。

 

第10場B ホテル内ロビー

お互い家族と衝突してイライラしてるエドガーとアランの出会いの場面。
千葉アラン、ツンケンしてるというよりプリプリ怒ってる感じがかわいいんですよね〜。セント・ウィンザー!(ドヤァ)とか、もうニコニコしちゃう。
そんで千葉アランかわいかったな~と思いながら見送って、階段下の明日海エドガーに視線を移して、エドガーが何事が考えながら口元へ指先を持っていってるのを見てときめくまでがセットです!

 

第11場 セント・ウィンザー

とにかく躍動感がすごい生徒達。エドガーと対極にある落ち着きのなさと生命力が眩しいし、「♪仲良くし~と~こ~~~」の振付がかわいい。
ここの千葉アラン、梅芸初日に観た時はまだ歌でいっぱいいっぱいで表情も固くてずっとクールなツン顔だったんですけど、あれよあれよと進化されて…梅芸楽には「♪従うんだ!」だけ台詞に近くしたり、「♪アラン・トワイライトの規律に~」で自分の胸をトントンとしたり、「♪十八になれば受け継ぐこの街を」では得意そうな顔になったり、どんどん表情豊か&歌も自由になってきていてびっくりしました!

対する明日海エドガーからも当然目が離せないので、双眼鏡の反復横飛びが半端ないですね。前方席ならいけると思いきや、眼球が反復横飛びしてました。
エドガーが生徒達に取り囲まれて、なるほど~?みたいな表情してるのはかっこいいから絶対見たいし、「♪偉そうに何を言うんだ」から超イキイキしだすのも最高だから絶対見たいし、「♪僕なら目障りなやつはこの手で」で取り囲む生徒全員の目を順番に見てびびらせてからの「♪始末する~」で手をパァン!ってやるのでとどめをさされたいから絶対に見たい!!!!
「もう少しマシなやつだと思ってた」の時に一瞬で上から下まで一瞥しての「バァイ」もすばらしくて、ここのエドガー、本当に楽しそうだな~。

 

第12場 ホテルの部分

涼風ブラヴァツキー、初見の方だと老ハンナと同一人物って分からないのでは…?あのだみ声、ほんとどうやってるんでしょうか…そんでお化粧で分かりづらいけど、ずっと頬膨らませてるのかわいいな…。
ジェインのお衣装、髪飾りのリボンはドレスと共布なのが控えめながらお洒落でかわいいです!ジェインの能條愛未さん、シャイでちょっと地味だけど清楚でかわいい感じ、めちゃくちゃジェインにぴったりだな~と思ったら乃木坂の方なんですね!
芝居慣れしてるように見えたので、失礼ながら少し意外で…でも本当に居方が自然で、稽古が始まってからマルグリットも演じることになったというのも納得です。

 

第13場 クリフォードの診療所

「母に報告します!」と子供っぽく言いつけてやる~という怒り方のアラン(多分報告はしない)と、「女性に親切なんですね」と大人顔負けの皮肉を冷たくぶつけるエドガー。クリフォードへの不快感は同じなのに、出てくるものは全然違うんだな…。

男爵に腕を引っ張られるエドガー、抵抗しようとして力で負けて引きずられていくの、かなり屈辱的だろうな…からのねねちゃんシーラの美貌で押せ押せタイム~!アランもクリフォードもドキドキしちゃっててかわいい。シーラ、すごくいい感じに香水がふわっと香ってるんだろうな…見てるだけで残り香を感じます。

 

第14場 男爵の部屋とトワイライト家

ここの男爵一家、ほとんど漫画のやりとりそのままなんですよね。私はこういう音楽に乗せての台詞のやりとり割と好き派なんですが、それにしてもこの場面の台詞とメロディーの合わさり方、めちゃ良くないですか??
一番好きなフレーズは「でも僕が どんなに孤独か あなた方にはわかるまい」です。わかるまい、で一段低くなるところがすごくいい…こんなに「わかるまい」って気持ちにぴったりの音ある…?と毎回感動しながらエドガーの苦しみに思いを馳せながら明日海エドガーの苦しそうな表情をガン見しています。

レイチェルの純矢ちとせさんも明日海りお様の同期生で、とっても歌が素敵な方なのでご出演と知った時は嬉しかったな~。
レイチェルだとソロが少ないのが残念ですが、レイチェルの「母親」より「女」の部分が強くあるのが短い場面でも伝わってくるし、そのぶん母親にすがるアランの哀しさが際立つので、さすがせーこさんだなぁと思います!

 

第15場 二つの魂

ホテルの踊り場的なところで話すエドガーとアラン。お互いの母親にクリフォードが色目を使ってた、という共通点で心理的距離が少し近づいたのが、「ジェインに同情するね」というアランのくだけた口調で分かって嬉しくなっちゃうな…。
そしてセットの柵に対してアランが背を預ける形で話してる二人がすごく絵になっている…。
アランがぽつりと漏らす「僕の心にも棘が刺さってる」で、前の場面のエドガーの「わかるまい」が思い起こされて、二人の孤独な心が寄り添い合うような感じがするのでエドガーの行動は理解できる…んですけど、初演に比べてかなり狙っていってますね。大丈夫?言い訳できなくない?歌い始めちゃえば大丈夫??

第一幕のクライマックスとなる大ナンバー『二つの魂~愛のない世界~』は小池修一郎先生の手腕により、これまでのエドガーの人生が走馬灯のように表現されるのがほんとうにすごくて…盆が回り、色んな人が現れては消えていく…乳母たちや村の子供たちを見ると、同じ一幕の場面だったのにすごく昔に感じるんですよね。

人間だった時の時間も全て過去と断ち切って、心を決めたように「アラン!」と明るく声をかけるエドガーを客席は胸を痛めながら見つめるしかないわけで…。
バンパネラとして狙いを定めた予告のような不穏さ漂う「妹を紹介するよ」に、戸惑いながらも頷く千葉アランがかわいい…後ろを向いて階段をのぼるエドガーは果たしてどんな表情なんだろうか…エドガーとアランはどうなっちゃうの…!というところで第一幕終了です!!

 

書きたいことが多すぎて8,000字近くになってしまいましたね…。第二幕もがんばるぞ〜カテコのエドアラトークもまとめたいな〜

ちなみに梅芸初日〜千秋楽まで観劇時点での感想なのですが、東京と名古屋でまだまだどんどん良くなっていくんだろうなぁと思うと本当に楽しみです!配信も充実してるし、たくさんの人にこの作品が届きますように〜!

 

明日海りお様2020クロニクル

2020年が終わっていこうとしている。月日の経過と、それに伴う思い出の数があんまりにもアンバランスで…何もなかったな、と言える私はかなり恵まれている方かもしれないのですが…。
そんな、春も夏も秋も冬も、そうと感じられないままどんどん過ぎていくなかで、鮮やかに気分をブチあげてくれるご贔屓がいることの有難さといったら!!
退団して最初の年、何もなかったなんて言わせない!とばかりにたくさんときめきを届けてくださった明日海りお様に感謝をこめまして~!振り返るぞ2020年!!

 

1月

12月29日に研音所属が発表されたこともあり、ひとまずは落ち着いた気持ちで迎えた1月。
3日に観劇始めで友人と雪組公演『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』を観て、帰りにお茶をして、「良いところに入ったよねぇ」「設立40年の堅実な老舗を選ぶところがみりお様らしいねぇ」と喜びを分かち合う。
個人FCはまだ無い状態で、でも何かしたくて、ひとまず研音全体FCのKEN ON Messageに有料会員登録しました!

2月

17日にFC開設のお知らせ&Twitter公式アカウント始動にブチ上がる。
翌18日には松尾芸能賞優秀賞受賞のお知らせがあり、20日Twitter公式アカウントにご本人が登場され、ブチ上がり続ける。
脳内BGMは宙組の『VIVA!FESTA!』でしたね〜!ビーバビバビバフェスタ~~~~!(フェスタ~~~~!)

 

3月

あらゆる予定が消えていった3月。宝塚歌劇の公演も次々と休演になり、本当に辛かったな…。
そんな中で16日にFCがオープンし、お昼休みに即登録。明日海りお様ご自身が投稿される「Rio's PHOTO BLOG」も始まり、開始初日は2回も投稿され、OGになるとこんなことが!?って動揺しちゃった思い出。とはいえ嬉しくて嬉しくて!!脳内ビバフェス再演待ったなし~~~~!!

そして20日に退団後の初仕事・『ムーラン』の吹き替えが発表→21日に退団後初掲載のMAQUIAが発売→そこから怒涛の雑誌ラッシュに。MAQUIA、家から離れた書店で買って、帰るまで我慢できなくて手近な喫茶店に飛び込んで読んだなぁ…。あまりにキュルルン♡とかわいくて、ひとりで心臓バクバクさせながらコーヒーを飲みました。

 

4月

スカステのときめきチャージ企画で退団公演がファーストラン。例年より早いけど、書けてなかった観劇の感想をそれまでに書こうと思えたので有難かったな~。自分の気持ちを言語化するとすっきりする。
在宅勤務や外出自粛で街中へ出ることがめっきり減って、数少ない出勤日の帰りに百貨店へ駆け込んで、みりお様のフォトブログに登場したのと同じ蜂蜜を買って帰ったのが1週間で1番嬉しい出来事、みたいな日々でした。

 

5月

あつ森を始める。お衣装を作ったりしてる人、ほんとすごいな~!と思いつつ、自分には全然そういう才能がないのでひとまずマイデザインで組ロゴを作ったりして、でもそれだけでもめちゃくちゃ楽しい!
5日にFCのQ&A特別企画・回答ムービーが公開され、自宅撮影というスペシャル感にうろたえる。みりお様が物を取りに移動した時、画面の外で聞こえるスリッパのパタパタ音が一番やばくなかったですか…?
29日にはYouTubeで「Our Song For You」が公開されて、歌っている姿が見られることが嬉しくて嬉しくて…相手役3人との演出のところ、みりお様1に対して娘役画面3分割に笑っちゃったしかなり幸せになっちゃったな…。柚希礼音様、お声がけ本当に有難うございます!!

 

6月

6月!!!お誕生日月!!!!
とブチ上がっていたら、26日のお誕生日当日に生配信があり!!!!
この状況じゃなかったらおそらく無かっただろうし、ある意味すごく貴重な思い出になりました。
みりお様が好きな紫陽花を部屋に飾って、ケーキとシャンパンを用意して、ご本人の「サンテ~!」の掛け声で乾杯して、黙々とお花を生けるご贔屓を見守りながら飲むシャンパン、びっくりするぐらい美味しくて幸せだったな~!!!

 

7月

この頃になっても延期され続けていただ『ムーラン』の公開日がようやく9月4日に決まるものの、果たして劇場公開されるのか…?という状況に舞い込んできた最高のニュース、かあさんこと仙名彩世様とのお仕事・CASANOVA副音声解説!!
みりゆきファンだった私にとって、コンビでのお仕事がこんな早くにくるなんて…と告知だけでパッション漲っちゃう、かなり嬉しいニュースでした。
そしてそのパッションをあつ森にぶつけて…色んな人のYouTubeとか見て黒紋付きと緑袴を作ってみたり、マイデザインを35枚使ってDelight Holidayの巨大ビジュアルを地面に飾ったり、宝塚駅を作ったり…供給は少なくとも自家発電でなんだかんだ楽しく過ごしてたな…?

 

8月

待ってましたのFNS出演&CASANOVA副音声〜〜〜!!
26日のFNSは城南海さんと『ムーラン』の「♪リフレクション」。びっっっくりするぐらい美しくて、眉間のシワや視線、手の動かし方は男役の時と変わらなくて胸がいっぱいになってしまった。見かけの姿が少し変わるだけで、私が好きな明日海りお様の核になるところはずっと一緒だったんだな、ということに気づいてハッとしましたね…。
そして前の会社の人とか友人から「FNS見たよ!明日海りお様出てたね!」とLINEがきたりして、地上波ってすごいな〜!

29日のCASANOVA副音声は外向け全開のFNSとは逆にいい意味で身内感強めというか、今まで慣れ親しんだみりお様の姿が見られてめちゃ嬉しくて〜!みりお様もすごくリラックスしていて、とうさんかあさんコンビの会話テンポがとにかく楽しかったな…。
いっぱい喋って会話をリードしてくれて、稽古中のエピソードとか視聴者が聞きたいことも盛り込んでくれる仙名彩世様と、相槌メインでみりおタイムも挟みつつ、ナンバーでは一緒に歌ったりマイペースに楽しんでる明日海りお様。あらゆる場面であらゆる組子を褒めつつ、自分達のデュエットではダメ出しモードになっちゃう2人、花組のとうさんかあさんであると同時に、共に高みを目指すトップコンビだったんだなぁと幸せな気持ちになりました。これからも元気が少なくなった時にいっぱい見よ〜〜〜!!

 

9月

4日早朝、『ポーの一族』上演発表!!明日海エドガー再び!!に対して、嬉しい気持ちももちろんあったけど花組版の完成度を知っているがゆえに不安もよぎってしまって…。
しかしながら発表されたみりお様のコメントが、「自分が本当に納得いくまで仕上げて、皆様を『ポーの一族』の世界に誘います。どうぞ安心して観にいらして下さい。」という、完全にこちらの言いたいことは分かってますよ〜だったので、本当になんて信頼できる方なんだ、と惚れ直した次第!!さすが~!!
16日にはアラン役が千葉雄大さんとの発表もあり、個人的に好きな役者さんなので楽しみ度も右肩上がり!楽し~みを!抱いて生きる〜!

前後するけど4日にやっっっと『ムーラン』が公開に。Disney+での配信限定となり、映画館の大画面&大音量でご贔屓の仕事の成果を感じられないのは残念だけど、お蔵入りが避けられただけでも良かった…。ご贔屓は最高の仕事をしているのに、ムーラン良かったよ!みんな観て!!と積極的に言えないのはつらかったけど…。
とはいえ映画館体験を諦めたくなかったのでレンタルシアターデビューをキメて、ほんと最高の鑑賞が出来たりしました!結果良ければ全部良し!ファジュン(男装中のムーラン)にめちゃくちゃときめいちゃったな〜〜〜!

同期の七海ひろき様の冠番組・ときめきタカラヅカスタイルにゲスト出演された回も9月にファーストランで、現役時の男役ミニドラマを見ないで~とモニターを隠そうとする明日海りお様。
あんなに男役が好きで、ノリノリでやってたのに!?と思いつつ、不思議なことに見てる私もなんか気恥ずかしくて…現在の明日海りお様が自分の中で標準になりつつあるんだな、とその事実に自分が一番びっくりしましたね…。

そして山崎育三郎さんのコンサート・THIS IS IKUへのゲスト出演も発表され…にわかにチケット戦争の火ぶたが切って落とされたのでした…!

 

10月

来月の育三郎コンとFCイベント配信を楽しみに過ごしつつ、ポーの一族のチケット入手に燃えつつ、割とのんびりしてたかな…?
10月といえばあれだ!朝ドラ「おちょやん」への出演が発表されたのと、育三郎さんのラジオにお呼ばれがありました!
同じ事務所で同い年、ということもあり、みりお様とのトークを軽快に転がしてくれる育三郎さん、超頼もしかったな…。2週目の出演時は「香水」を歌う企画なんかもあって、イキイキと男役モードで歌ってるのが楽しそうだしかっこいいしで、育三郎さん本当に有難う!!もう帝劇に足を向けて寝られないな~!!

 

11月

3日のFCイベント、めちゃくちゃ楽しかったな~~~~~!!
私はみりお様のMCもすごく好きなので、トークもいっぱい聞けて嬉しかった…。FC会員限定イベントだとあんまり詳しい内容は公開NGなのかもなので伏せますが、FC会員が自分に持ってるイメージの予想をはちゃめちゃに外すみりお様がなんかもうかわいくて…。
あと「回線止まった?」と焦ると、ただのみりおタイムでした。みたいなことがちょくちょくあったのも面白くて、配信イベントも超満喫しちゃったな~。歌がいっっぱい聴けたのは言わずもがな最高で、終わったあとはベッドに大の字になって、みりお様が成し遂げた『ハッピネス』にしばらく浸ってました。

か~ら~の!!!THIS IS IKU@武道館!!!!
なんと11ヵ月2週間ぶりに生で拝見した明日海りお様、まーーーーーーーーー眩しいばかりに光り輝いておられまして!!!!
大丈夫??外に光もれてない??東京上空だけめちゃくちゃ明るいんじゃない???みたいな。
雑誌もラジオも地上波も配信も、どれも最高だけど、やっぱり私は板の上で全力でパフォーマンスをしているみりお様の放つ輝きがいちばん好きだな、それを自分の目で見ている時間がいちばん幸せだな、という気持ちで…本当に泣きたいぐらい胸がいっぱいになりました…。

この遠征時に上野美術館の「KING&QUEEN展」にも行って、音声ガイドも堪能したわけで!プロローグの「私がエスコート致します。」にときめきで倒れそうになっちゃった…。東京に住んでたら仕事帰りとか、軽率にエスコートされに行っちゃっただろうな…。

 

12月

年内のイベントは終わり、ポーのチケットも希望公演は確保できた。「おちょやん」の視聴と雑誌のチェックだけは欠かさないようにして、あとは静かに来月を待つのみ…!
ポーの一族も始まるし、12日からは「青のSP」も放送開始なので、忙しくなるだろうな、とえびす顔でみりお様の新カレンダーを眺めています。
みりお様のグッズ、現役時代は物よりチケット派だったので舞台写真以外はあんまり買ってなかったけど、今回はグッズ発表を待ちに待ってたせいで欲しい気持ちが爆発してしまったな…。全買いのつもりでカートに突っ込んで、パーカーだけエラーになってたのでパーカー以外は全部ある、みたいな…。でも全部デザインが好きなのでガンガン日常使いしていくし、使うたびに嬉しい気持ちになるし、結果QOL爆上がり~!ってIKKOさんになっています!!また次もどんどん買っちゃえるように働くぞ~~~~!!

 

振り返ると2020年も色々あったな~!特に8月以降の盛り上がりっぷり!
世の中的にあんまりいい年ではなかったけど、2020年だってご贔屓と過ごした1年には変わりないし、いいことだってたくさんあった。明日海りお様が届けてくれたときめきや幸せをちゃんと胸に抱きしめて、2021年も全力で応援していこうと思います!!

明日海りお様 雑誌掲載感想(2020年3月〜6月)

退団後初仕事が『ムーラン』の吹替との発表にブチ上がってから早幾月…本国同様このまま配信のみになっちゃうのかな…映画館に入りびたりたかったんですが…。

やきもきする状況の中でも有難いことに雑誌の露出がたくさんあるので、それを日々の糧とさせていただいておりますが、雑誌によって取り上げ方というか、メイクやお衣装も全然違うのがすごく面白いなぁと思います!そしてどの明日海りお様もめちゃくちゃ美しくてすごい!最高!!
特に好きだなぁ~と思った6紙分をメモしてみました。

 

・MAQUIA 5月号(2020/3/21発売)

宝塚退団後初!最速インタビューとのことですごくドキドキしながら買いに行って、家まで我慢できずに手近な喫茶店に飛び込んでページをめくり、見開き半ページで頰に手を当ててキュルンと小首を傾げる明日海りお様のあまりのキュートさに衝撃を受けましたね…そんな可愛いポーズできますのん…?

「新しいステージへ。ありのままの明日海りお」というタイトルにマッチしたシンプルな白ブラウスにベージュと黒のパンツ(裸足)で、メイクもネイルも優しいピンク。ナチュラルビューティーっぷりが際立っている〜!

「今」を語るKEYWORDに「体」「心」と並んで「肌」が入ってくるのが美容雑誌ならではだなぁと感じました。そして肌のお手入れやコンディションではなく、在団中の舞台メイクについて地を作るところからのこだわりを答えてるところが好き…。

 

・with 5月号(2020/3/28発売)

METAMORPHOSE 明日海りお、移ろいの美』とのタイトルで、フォトグラファーの下村一喜さんディレクションのコンセプトシューティング。おGUCCI様の男役っぽいスーツ&エレガントなドレスの2パターンで、どっちも絵画のような美しさ…明日海りお様の表現者としての側面がゴリゴリに発揮されていて最高…!!

withのターゲット層は20代女性(きれいめ、もしくはきれいめカジュアル)、現役OG含めタカラジェンヌ知名度はそんなに無いであろう層に向けてどんな誌面になるのかなぁと思ってたらこんな素敵な企画で…本当に有難うございます…。

インタビューの中ではご両親についてのお話にすごく納得したのと、品についての考察にピリッとしたところがあってときめきました!

 

Marisol 5月号(2020/4/7発売)

明日海りお様ご本人に焦点あてたMAQUIA・withと違い、『明日海りおと心ときめく春のパンツStyles』とパンツスタイルの着こなしでお写真掲載されてるのがモデルさんみたいでめちゃくちゃ新鮮~!!

Marisolは30代後半~40代が対象ターゲットなので、世代的にモデルとしてもしっくりきていて、退団されるとこんなお仕事もあるんですね。
着こなしは3パターンあって全部好きですけど、男役の雰囲気がそこはかとなく感じられる1つ目が1番好きです。明日海りお様は顔の右側がかっこよく、左側がフェミニンなんですよね…どっちも美…!

インタビューでは退団までと退団後の心境が中心でした。退団当日、宝塚最後の夜をどう過ごされたを話してくださってたのが嬉しかったな~。花組の仲間に囲まれ、素敵な夜を過ごされたようで本当に何よりです!!

 

BAILA 6・7月合併号(2020/5/12発売)

しっかりメイクでクールなマニッシュスーツスタイル&アレキサンダーワンのワンピースの2パターン!このスーツスタイルが美人度極まっててめちゃくちゃ最高です!
20代後半~30代の働く女性が対象ターゲットのBAILAはモデルさんもかわいいというよりは綺麗な落ち着いた雰囲気の方が多いので、その雰囲気に馴染んでなおかつ本当に美全開~!!
インタビューも入団から転機、トップスターとしての在り方や退団を決意した時、そして退団後の初仕事と「仕事人生」を振り返るような構成でありつつ、退団後のスカート解禁事情・結婚観や理想の女性像といった質問があるのがアラサー向け雑誌って感じですね。
「(組替え・トップ就任した)花組で信頼してもらうためにまず大切にしたのは、食事や会話でコミュニケーションをとることよりも、実力を磨くこと。」というところにしびれました!!

 

CanCam(2020/5/23発売)

お写真が多く、動きもあってめちゃくちゃ買い~~~!だったのが意外というかCanCamでしたね!MEIMEIJ(メイメイジェイ)というイタリアブランドのストライプワンピースがすごくお似合いで…きれいな膝下とチャームポイントにご自身がよく挙げられる小さくてかわいいフィッシュフライのような足(ご本人談)が解禁され…あまりに自然で華奢でなんか感動しちゃいましたね…。
137ページや139ページ左上のクールな表情には超ときめくし、138ページのにこにこ笑顔はかわいくてメロメロになるし、眺めてるだけで日々のストレス全部溶ける~!美しいお写真をたくさんご掲載いただき有難うございます!

CanCam読者世代の悩みがちな20代読者に向けてのメッセージがわりとスパルタ系だったのもみりお様らしくて嬉しかったですね。「自分の力でしかできない、自分の気持ちでしかない」とか「自分をどう奮い立たせていけるかも自分の力のうちだと思います。」とか。やはり自分に厳しく戦い続けて、トップスターという重責を担ってきた人の言葉だな、と心に残りました。かっこよすぎる…。
と思ったら『最近好きなもの』では嫌いだった茄子が好きになったことを話し、「茄子との溝が埋められました!」とかコメントしててかわいい〜!最高~!

 

CREA 6・7月合併号(2020/6/5発売)

『偏愛のすすめ。』という特集に、まさかの偏愛:猫部門の人としてご登場。そんな切り口もあるんですね!?
お衣装は白シャツ×ベージュパンツ、薄いカーキっぽいニット×白黒チェックのパンツとリラックススタイルで、ヘアメイクもナチュラルな感じで。生まれながらのナチュラル美人であることが世に知れ渡ってしまう〜!!

インタビュー内容もファンにはおなじみの愛猫おこげちゃんのお話が中心。詳しく聞けて嬉しいな…ただかわいい〜癒し〜ってだけではなく、「自分が親元から引き離してしまったのだから、幸せにしてあげなきゃ」という飼育者としての責任感が強いところが本当に好きです。
あとおこげちゃんのオフショットで実家のお庭の木に登っている写真がありまして…実家の庭…木が数本は生えている庭…という情報にもときめきました。私はご贔屓の実家が裕福そうであるとときめくタイプなので…!

 

このブログを書いている2020年8月23日は、明日海りお様の退団公演初日からちょうど1年というわけですが、時の流れは早いものですね…。ぐちゃぐちゃメンタルのまま初日観劇で号泣してた自分に、1年後も楽しくやってるし、むしろ無事公演が行われることが本当に有難いことなんよ…と思う日々です。

週刊朝日サンデー毎日婦人公論など、こういう雑誌にも載るっていうか表紙を飾れるんだ!?という驚きがあったり、今まで買ったことない雑誌を本屋さんで探したり、ついでにファッションやメイクの情報も得られたり、いろんな発見があってなかなか楽しいです!
願わくばこれからもたくさんの雑誌に掲載されますように〜!!

 

花組公演『シャルム!』感想

大千秋楽からまもなく5ヶ月になろうという今になって、明日海りお様の最後のショー、シャルム!の感想をようやくまとめ終えたので公開しておきます!
青薔薇がちょっとアレだった分、男役・明日海りお!が全開で、みりお様の色んな面をしっかり見納められるようになっていて、有難う稲葉先生〜〜〜!!

 

S1 Introduction パリ午前零時

ヒューヒューはしゃぎなから登場するパリの若者達。全員絶対にダサくなっちゃうでおなじみのヅカジュアル(タカラヅカ世界でのカジュアル)ファションだ〜!!

中でも綺城ひか理様のデニム・オン・デニム+黄色地にオレンジの水玉シャツ腰巻が目を引きましたね…組替え前最後のショーでも容赦ないな…。
と思ってたけど、聖乃あすか様のシャツも裾が誤ってシュレッダーに吸い込まれて慌てて引き抜きました〜みたいなやつでしたね!

お衣装(と全体的に歌唱力)はともかく、とにかくニコニコで午前零時だけどまだまだ遊ぶぞ〜!朝まで遊ぶぞ〜!と元気いっぱいの6人、マンホールの下へ降りていきます。

 

 S2 Prologue 孔雀一夜

今回のショーのステージ、パリの地下へ。黒、紫をメインカラーにゴールドが差し色になってる孔雀モチーフのゴージャスなセット、娘役のターバン、黒の羽扇…このプロローグ、観れば観るほど虜になっちゃう中毒性があって大好きです!!

中央のセットにせり上がってくる明日海りお様。
照明が当たった瞬間の最初のキメからのかけ声が!ザ・タカラヅカ度数をいきなり振り切ってて最高〜!最高がくるの早すぎ〜!!でもこの後も立て続けに最高がきます!!
まずは歌い出しの「だーれーもーまァだ」のがなり、「美しい花を見せましょうぉ!」のかっこいい語尾、「孔雀の羽の向こうに広がる〜」の花組団体芸・巨大羽移動、そして銀橋の「もう戻れはしなァい!」のがなり&三白眼ラッシュのサビ!!「ワルみりお〜!」とキャーキャーときめく稲葉先生が目に浮かんじゃうな〜!

一旦みりお様がはけての歌い継ぎ、柚香光様パート中の本舞台の瀬戸かずや様・水美舞斗様による城妃美伶様サンドイッチがとても良いですね…世界で1番ビューティフルなサンドイッチだよ!

明日海りお様が背中に羽根足しての再登場で転調するとこ、「探し続けた 求め続けた あなたが今目の前にいる 例えばそれがひと夜限りの幻だとしても それでもいい」て歌詞が、まさに数列目の前方席で見ている時あまりにグッときてしまって…早くも涙目待ったなしでしたね…。

みりお様が銀橋に出てきての赤!緑!黄!青!って全体照明が切り替わるとこ、すごく綺麗だから引きで全体を見たい私とみりお様の表情をアップでガン見したい私がいつもめちゃくちゃせめぎあっています。だいたいアップ派の私が勝ちます。

 

S3A Cebaret Souterraine 地底の歓び

みりお様が銀橋に残ってのソロ。楽しい地底をご案内〜の歌なんですけど、聴けば聴くほど宝塚沼へご案内してる気がしちゃいますね…。

「何と出会えるか それは秘密今は言えない」

「だけど後悔などさせはしない 約束します」

「地上では味わうことのできぬ 極上の夢」

とか、完全に友人を劇場に連れこむドヤ顔誘い文句ですやん!

そしてこのナンバーの楽しいポイントといえば、曲中のゆるゆるアドリブ!私が観劇したなかでベスト3をご紹介しますと、

・8/31 11時 アドリブ開始宣言回

本舞台の若者達へ「なにごちゃごちゃしてるの〜人が歌ってるのに!」「『ごめんなさい』は!?」とみりお様が突然のおこ!
若者達がごめんなさい!して、固まってる客席を振り返っての「…というアドリブを今回から入れることにしました♡」にめちゃくちゃブチ上がった思い出の回です。あとみりお様に「『ごめんなさい』は!?」て怒られたすぎる。

・9/4 11時 帰り道にググった回

みりお「今日は土曜日ですね。英語で言うと、Saturday…(若者達を振り返り)フランス語では?」
若者達「(顔を見合わせながら)わ、分かりません!」
みりお「(客席へにこやかに)私も、わかりません♡」
自分が答えを知らなくてもクイズって出していいんだな〜!という知見を得ました!

・9/28 11時 みりゆき回

みりお「そちらにいらっしゃるのは仙名彩世さん!(客席歓声&拍手)かあさん、お芝居にハンカチ持ってくるの忘れたんだって?」
ゆきちゃん「なんで知ってるんですか!?」
みりお「聞いたんだよ〜。今は持ってる?」
ゆきちゃん「持ってまーす!」
みりお「(頷いて)お泣きなさい…」
ゆきちゃん退団以来のみりゆき会話が聞けてすごく嬉しかったな〜の回です!

毎回のゆるゆるアドリブもさることながら、アドリブ後に何事もなかったように続きを歌い出す独特の空気感がおもしろくて、ほんとに毎回楽しかった…有難うございました…!

 

S3B Cebaret Souterraine 地底の歓び

地下のクラブに迷い込んだ若者達。も〜ここも見たいところありすぎてね〜!

飛龍つかさ様が音くり寿様のお尻フリフリをガン見して骨抜きになってにゃんにゃん踊ってたり、ペアダンスしながら女の子のお尻を撫でるところで帆純まひろ様が超真剣な顔してたり、若者達の個性もそれぞれで楽しい!あと支配人・瀬戸かずや様の女の子達を守るサイドステップ、会社の廊下で同僚とすれ違う時にやるとわりとウケます!

そんで絶対見逃せないのは城妃美伶様&音くり寿様かな〜!
音くりちゃんが階段上で歌うパートの「駆け引きに泣いて笑う繰り返しさァ〜」のドス、「女もみ〜んな♡」のキュートさ、「恋の扉あける〜」で手でちっちゃい扉作ってあけるフリのかわいさ、ほ〜んと全部最高!歌唱力は言うまでもない!!
初日に観た時、しろきみちゃんのダイナミックな側転に度肝抜かれて反射的にめちゃくちゃ拍手しちゃったんですけど、その後すごく胸が熱くなったんですよね。退団公演、最後の最後までこうやって新しい挑戦を私達に見せてくれるんだなって、本当に嬉しい気持ちになりました。

 

S4 Nuit Jungle 美しき男

黒燕尾の次に大好きな場面!!ハットにスーツ、曲はタンゴで男役のみ、真っ赤な口紅にびっちり撫でつけたオールバック!!これぞ!!花組の男役!!!!

本当に毎回、食い入るように観てました。明日海りお様を中心に、円を描くように囲んだ男役が身を屈め、全員で見上げる中ひとり踊る姿…動きの全てを見逃すまいと、少しでも何かを得ようとしている真剣な眼差しの下級生達にもグッとくるし…センター席だと背景の鏡に映る後ろ姿も観ることが出来て、それがほんとうに美しくて… 
銀橋に駆け出してくる時、あまりのかっこよさに毎回ボロ泣きしてました。

 

S5B A Soiree 地底の舞踏会

かっこよさの余韻に浸ってるうちに骸骨パートは過ぎていきまして、気がつけば銀橋の上手と下手に水美舞斗様・城妃美伶様が!
ここのしろきみちゃんパート、高音の難易度高すぎてびっくりするし、どの観劇時もしっかり調整して歌い上げててすごかったな…地下のクラブでヒョウ柄タコ足ドレスで側転キメてたとは思えない淑女っぷりも最高です。
大千秋楽、銀橋真ん中ですれ違う時にマイティーがしろきみちゃんの手の甲にキスするアドリブ入れてきたの、めちゃくちゃ花男でほんと良かったな〜!しろきみちゃんが驚いた後、幸せそうに笑ってて、私は泣きました。

花娘きってのダンサー・白妃あかり様も退団者のお一人で、銀橋歌い継ぎ中の本舞台でたくさんの男役に囲まれて紅一点、最後に美しい投げキッスしてくれるところが毎回とても素敵で…Blu-rayではちゃんと映ってなかったから、スカステ放送では抜いてくれるといいな…。

本舞台に組子大集合のラスト、「夢 ま・ぼ・ろ・し〜」のとこは「ろ」で瀬戸かずや様と水美舞斗様がアイコンタクトしてるのが好きでそこを観てるんですけど、その後の首ガクガクさせるガイコツ振りのところは聖乃あすか様を観てます。結構真面目にガクガクさせてて好感度〜!

そしていよいよ明日海りお様のご登場だ〜!8/23の初日にはシンプルに「暑そう」と思ったえんじ色にファー付きの軍服!お貴族縦ロール巻き毛リボン留め!こういうのもね〜本当に似合っちゃうんですよね〜!!
娘役達がはけて、男役だけの群舞へ。ここ、「貴族の子弟達は夜毎華やかなパーティーを開く優雅な生活を送っていた…と見せかけて、その影で現状の悪しき体制を倒すべく革命の準備をしていたのだった」みたいに見えません?見える人はスカピン好き過ぎだと思います!私です!

「ここに朝は来ない いつでも夜のまま」って字面だけ見るとなんか暗い歌詞に、まさか「だから続けましょう 素敵な舞踏会」て続くと思わないじゃないですか。
「朝が来ることさえ 忘れてしまいましょう 今このひととき 共に楽しみましょう」という…これぞタカラヅカスーパーポジティブパワーって感じでいいですね!

 

S5C A Soiree 地底の舞踏会

明日海りお様の「ロケッ!!!」という景気のいいかけ声からのロケット。曲も構成もかわいくて好きです。娘役さん達がかわいく出てきて、男役さん達がちょっとプンスカしながら床にペタッてするのとか。

少人数口センターの侑輝大弥様が最後1列に戻る前に濃いめのウィンクしてくれるのが大好きで、絶対見逃さないようにしてます!

 

S6 Resistance 地底の恋人

突然のレジスタンス!!

2番手・柚香光様メインの場面。急に何があったん…?さっきまで優雅に舞踏会してたのに…しかしこれがタカラヅカ…「既に理性などはなくした」そうです…大変だね…。
ショートヘアでバキバキに踊る白妃あかり様が超かっこよくてついつい目で追っちゃうな〜。男役さんと同じ振りで強めに踊る娘役さんっていいですよね。

途中、ロケット組の下級生男役さんも合流するんですけど、私のお気に入り侑輝大弥様も下手にいます!銃を手に超鋭い目つきで踊ってて、これがさっきまで可愛い声で「シャルムッ♡」とか言ってたロケットガールちゃんと同一人物とは…将来が楽しみ〜!素敵な男役さんになって下さい!

 

S7 Espoir 明日へ

ショーのクライマックスへ向けて気持ちを整えていくタイム。観るだけなんですけど…色々受け止めきれないことも多いので…。

マイティーのダンス、腕みたいに足があがるし、身体能力×表現力がほんとうに素晴らしいですね。帆純まひろ様・聖乃あすか様と一緒に踊ってても、やっぱりずば抜けているなぁ〜と頼もしく思います!

 

S8 La Mer 光

組子全員と踊る、白衣装の退団演出場面。

初日からしばらくの間は「なんでここにゆきちゃんがいないんだろう、ちなつさんがいないんだろう」って、正直そんな風に感じてしまう気持ちのほうが大きかったです。でも観劇を重ねる内に、少しずつ「ゆきちゃんとちなつさんも、この舞台上にいないだけで、観劇に来られたときはきっと舞台上の組子と同じ気持ちでみりおさんを見つめるんだろうな…」と勝手な補完をすることで、ようやく集中して観られるようになりました。

芽吹幸奈様の透き通るようにきれいなソロの中、期ごとに順番に明日海りお様と一緒に踊る組子達。
ずっと支えてくれてた高翔組長さんとの2人踊り、飛龍つかさ様のぴかぴかの笑顔、水美舞斗様とみりお様が最後に一瞬アイコンタクトするところ、芽吹幸奈様が合流して89期・90期で締めくくるところ…みりお様も組子の皆さんも幸せそうで、それがめちゃくちゃグッと来ちゃうんですよね…。
なので全員総踊りになるところで拍手が入るの、すごく嬉しいし温かい気持ちになります。

冒頭から踊り続けて、途中渦巻きぐるぐる走りとかも挟んで結構な運動量なのに、みりお様が終盤の「あなたこそ暗闇に届く光〜」のとこで思いっきりスタンス取ってグィーン!てしてて、こういう妥協のなさが本当に素敵だなぁって…。
お衣装も長くて踏みそうで怖いのに…ていうか長いレース部分を広げるのが魔法みたいにきれいですごいし…退団オーラをまとったお姿、特に顔面の輝くばかりの美しさたるや…ここへきてまだまだ好きが増すばかりなんですけど〜〜〜〜〜!?

 

S9A Epilogue パリ午前七時

いつの間にか夜が明けて、地上でお目覚めの伸びをする若者達。

「眠らない夢を見ていたからか いつもよりも晴れやかな気分」とのことですが…めちゃくちゃヒラヒラ純白のお衣装を着ていることについては…特に気にしない感じ…?

 

S9B Epilogue パリ午前七時

爽やかな目覚めから一転、色っぽい二度寝に引き込んでくれそうな瀬戸かずや様のソロ。

若手6人でなんとか成立させてた前場面からバトンタッチして、お1人で空間を埋めるあたりさすがの上級生!花男の中の花男花組の彼氏!焼きそばのお兄さん!
「それだけでもう薔薇色の夢の中にいる」の優しいトーンにうっとりしてしまう…光の場面での涙をまだ引きずってるのを、そっと慰めてくれるような場面だなぁと思います。

 

S10 Reve 夢

軽快で可愛いメロディー、明日海りお様はパステルブルー&取り囲む娘役さんはパステルピンクのファンシーなお衣装で歌われるみりお様の宝塚人生振り返りソング。

「夢の始まりはキューピッドに心射抜かれ」のキューピッドは、89期生の初舞台ロケットのお衣装がキューピッドスタイルだったことからきているようで…歌詞は切ないけど、ゆめゆめしくてふわふわ幸せそうで、なんかもう泣き笑いになってしまう。
一人一人の娘役さんと絡むのがとっても嬉しそうで、娘役に囲まれる場面があるたびに「男役冥利につきる!」と言ってたみりお様らしいなぁと私も嬉しくなっちゃうんですよね〜!

あと仙名彩世様が観に来ていた回はやたらと娘役さんにオラオラかっこつけてて、分かりやすくて超良かったです!

 

S11 Finale 魅力

申し訳程度のちょろっとデュエダンを経て、いよいよ黒燕尾の場面へ。

本当にこの黒燕尾が大好きで大好きで…振付の安寿ミラ先生には感謝してもしきれません…。冒頭、全員にそれぞれの振りをつけてくれるというめちゃくちゃスペシャルぶりに先生の想いを感じるし、全員が揃って握ったこぶしを燕尾の内側にしまう振りが「明日海りお様と過ごした時間を大切にしまう」という意味合いであることを知ってからはこの時点で涙目になってしまう。

明日海りお様が登場され、モーゼの海割り式で降りてきてからは、本当に明日海りお率いる花組黒燕尾の真骨頂という感じで…一つ一つの動きがとにかく美しくて…全員の気迫が凄まじいし、客席の集中力も本当にすごくて、毎回震えるような感動がありました。
振付に明日海りお様がこれまで演じてきたお役が取り入れられているとのことで…観ていると色んなことが様々に思い起こされて、グッとくるどころじゃなかったですね…。大好きなさくら黒燕尾のヒラヒラ舞い散る振りが入ってたのがとても嬉しかったです。

群舞が終わり、曲が変わって、舞台上にひとり残る明日海りお様。

『ラベンダーの咲く庭で』の優しい旋律に乗って踊る姿を観ていると、みりお様がプログラムで「"黒燕尾には神様が宿っている"と信じ、今まで磨き続けてきました。」と語っていた言葉が切ないぐらい胸に迫ってきて…。私には黒燕尾の神様がいるかどうかは分からないんですけど、でももしいるなら、どうか大千秋楽のその日まで、この美しい人が怪我や病気なく、無事に舞台に立ち続けられますように…と祈る気持ちでいっぱいになってました。

ソロが終わり、水美舞斗様・瀬戸かずや様・柚香光様と順番に踊るパートへ。マイティーとは『Beautiful Garden』の闘牛の場面、瀬戸かずや様とは『ハンナのお花屋さん』、そして柚香光様は『ポーの一族』と、それぞれで思い出深い関わりのあった作品の振付が入っているという…ヤン先生…先生…!!
マイティーとは腕を伸ばすところで2人で同じように笑ってたり、マイティーが振り向く前に本当に泣き出しそうな顔をしてる時があったり、あきらはいつだって力強くて頼もしくて、そして柚香光様の背中を押す時のお二人の表情…もう…涙の止めようもなかったですね…。

柚香光様を送り出して、最後の『ケセラ』。

「♪永遠に続くと信じたいけれど」で大階段を振り仰ぐ背中や、「♪ともに涙流して抱き合った熱き友よ」で組子をカーテンコールに呼び込む時のように上手と下手へ伸ばされた腕や、最後に銀橋を渡る横顔も…その全部が目に焼きついています。

 

S12 Grand Parade

エトワールが花組の歌の女神こと芽吹幸奈様で本当に嬉しい〜〜〜!!ずっと花組を支えてくれていた組子に、ちゃんとこうして最後に輝く場が与えられるのって素晴らしいですよね…稲葉先生ありがとう…。

きらきら眩しい舞台を見つめて、お辞儀する組子全員に(退団者にはより一層の)拍手を送っている間に涙でべしょべしょの頬が乾いていくのを感じてるんですけど、みりお様が降りてくるとまたウワ〜ッてなっちゃって、でもパレードの多幸感にも包まれてるし、双眼鏡でガン見するとやっぱり顔面が最高に美しくてときめきがすごくてめっちゃ好き!!!!って気持ちで最終的に手を振っています。最後のお手振りには振り返す派です。

 

☆サヨナラショー

花組トップ就任以降の曲で構成されていて、一曲目はトップお披露目公演だったエリザベートの『愛と死の輪舞曲』でした。
私が明日海りお様を好きになったのもエリザで、まさか自分がトート閣下よろしくどこまでも追いかけていくことになるとは思ってなかったので、サヨナラショーを観ながらファンになってからの5年2ヶ月と少しを私も振り返ることができて、めちゃくちゃ沁みる構成でした。

初見後に追加チケットを血眼で探した『宝塚幻想曲』、友人が四つ切り写真をプレゼントしてくれた『カリスタの海に抱かれて』、初めてSS席に座った『金色の砂漠』、全ツを追いかけて北海道まで遠征した『Melodia』、上演決定に狂喜乱舞して福岡でお誕生日観劇した『エキサイター』、お茶会デビューをキメた『メサイア』、友人と宝塚ホテルに一緒に泊まって最高の観劇ができた『ポーの一族』、みりお様がゆきちゃんにハピバ歌を贈る超幸せ回を観劇できた『Delight Holiday』と、とにかくどの公演にも楽しくて忘れられない思い出がたくさんあって…。

5年2ヶ月と少し、私はすごく幸せだったなぁ、もう感謝しかない…と解脱しそうな心持ちで観ていたら、最後に「♪ハーーピネス」とタイミングを外すみりお様にフフッてなっちゃって、最後の最後までハーーピネスな気持ちをくれたサヨナラショーでした。

 

以上、超今頃&長文になりましたがシャルムの感想でした。

またいつか、舞台に立つみりお様を観に行けますように。

 

明日海りお様の退団から1ヶ月が経って

2019年11月24日、東京宝塚劇場千秋楽から1ヶ月が経った。もう1ヶ月、という気もするし、まだ1ヶ月なのか…という感じもする。

 

退団の日はまだ暗い早朝から、雨風の中スタンバイして入りを見ることができた。笑顔がめちゃくちゃかわいかった。

袴姿で大階段を降りてきた明日海りお様は、清々しく晴れやかで美しくて、ご挨拶はいつものように「らしさ」で笑いをまじえながらも「男役に全てを賭けてきました」と言い切る姿にボロボロ泣いた。

最後の出は前後左右一歩も動けない満員電車のようなすごい人の中、わずかに一瞬だけ横顔が見えた。

帰り道で友人と「私達もやりきったよね」としみじみ言い合ったし、めちゃくちゃ底辺の駆け出しライトファンではあるけど、自分に出来る精一杯でご贔屓を見送れたことに「やりきったなぁ」という気持ちだった。

 

それでも今日になってもタカラヅカニュースの千秋楽映像は一度も見れていないし、スカステ自体も全然見なくなってしまった。

阪急梅田駅のVISA看板を見ないように通るルートを変えて、キャトルのトップスター監修グッズの棚の前は視線を下げて通り過ぎた。

退団を実感するのがまだ怖くて、なるべく目の当たりにしないよう目をそらし続けている、というのが正直なところです。

 

そんな風に立ち止まっていても先の公演予定はどんどん発表されていくし、タカラヅカスペシャルも開催されたし、みりお様がいなくても宝塚は未来へ進んでいく。

今はまだ、千秋楽の日に横目で見たミッドタウン日比谷のイルミネーションや、雨に濡れて光る地面のタイル、靴の中で冷えていく爪先の感覚を昨日のことみたいにありありと思い出せて、その度に心のどこかがギュッとなっているけど…少しずつ、あの日のことが遠くなっていくのかな、明日海りお様が宝塚にいた日々が過去になっていくのかな、と思ってしまって、それがたまらなく寂しい。

そんな1ヶ月を過ごしています。

 

花組公演『A Fairy Tale -青い薔薇の精-』感想

ついにやってきてしまった花組トップスター・明日海りお様の退団公演。
最後の最後に妖精か〜!もっとこう男役集大成的な(略)と思いつつ、初日に観劇した時は「出てくるだけで全部泣ける」みたいな感じでしたが…まぁまぁ…気になるところも…めちゃくちゃありましたね…。
最終的には明日海りお様の美しさと存在感、明日海りお様を送り出すぞ!という組子の頑張りで押し切ったな〜という感じに思っています!


S序 Like a Fairy Tale…物語のはじまり

『♪Like a Fairy Tale』を歌いながら登場する謎の貴婦人@乙羽映見様。
読み聞かせをしている3組のお話がシンデレラ・眠れる森の美女・白雪姫というラインナップも相まって、なんとなくディズ◯ー作品の魔法使い感がありますね。謎の貴婦人、なぜか初日だけ物語終盤と同じ真っ白お衣装でした。
植田景子先生ぽいファンタジーな導入から駅の場面へ。パリの品評会から戻ったと思ったら、次の仕事・荒れた庭の再生へ駆り出される植物研究家のハーヴィーこと柚香光様。
ウィングフィールドの屋敷、と聞いたら何かを思い出したご様子で…。
全然関係ないけど切符の用意も傘の用意もしてくれてるマシュー@帆純まひろ様…「頑張り屋のかわいい後輩」の具現化ですね…??

 

S1 The Blue Roses in the Misty garden

ウィングフィールド…叔父さんが言ってたとこだ!と思い出していてもたってもいられなくなったハーヴィー、現地に到着すると悪天候の夜にも関わらずお庭へダッシュ!急に立ち込める霧!わらわら出てくる精霊ダンサー!
そして満を持して登場する明日海りお様@青い薔薇の精・エリュ!!顔が!!めっちゃ美!!!!
かつらからお衣装まで全身青という難易度高めのヒラヒラ妖精スタイルを見事に成立させる顔面の美しさよ…。自分のことを「♪夢とうつつの間に咲く 幻の花」とか…あの美貌じゃなきゃ歌えないな…。
歌い出す直前、ハーヴィーを見えない力で引き寄せるような振りの時、ふわっと揺れる腕の下のヒラヒラがめっちゃきれいでした。あと顔も本当にきれいでした…。

 

S2 A morning in the Forgotten garden

夜明けの気配と共に「霧の中でまた会おう」とエリュ達が消えたあと、気を失って庭に倒れていたハーヴィー。手に持っていたはずの青い薔薇も(精霊の下級生達の連携プレーにより)いつのまにか枯れており…。
探しに来てくれた同僚達が集めた情報によると、「開発しようとすると怪異が起こる呪いの庭」系のちょっとヤバい噂のある場所のようで。
そこへ、「呪いではなく、精霊の仕業じゃ」と言い出す謎の老婆@美花梨乃様。スレンダービューティーこりの様になんて役を!後半絶対美女にして!という私の願いはさておき、いやいや精霊て!笑 みたいな感じで取り合わない同僚たち。
その中で一人、かつての庭と働いていた叔父を覚えている老婆の話を聞こうとついていくハーヴィー。その後ろで「叔父さんが?へぇ〜。えっこのお婆さんの話聞くんですか?正気ですか?」って全部顔に出てるマシュー、めちゃくちゃ愛おしいな〜!

 

S3A The Happy days in the Flowering garden

ローラ・アシュレイ〜!みたいなお花のアーチセットが下りてきて、50年ほど前の美しい庭だった頃へ。
庭師のニック@水美舞斗様、メリーローズが咲きました!とフローレンス@城妃美怜様へ薔薇を差し出す笑顔も素敵だし、フローレンスが夫・ウィールドン伯爵@紅羽真希様にエスコートされていく後ろ姿を見送る少し切なげな表情もとても良いですね…。
7歳のシャーロット@華優希様が追いかけまくる野良猫のトム@おこげちゃん(明日海りお様の愛猫)、ムラ楽ライビュでめっちゃ抜かれてておもしろかったな〜!まぁ重要人物ですしね!

妖精に会うおまじないの為、猫のヒゲを抜こうとした武闘派シャーロットを優しく諭すしろきみちゃんとまいこつ。
その間、ニックはエア剪定をしているわけですが、お花に向ける真剣な眼差しや優しい表情など、こっちもめちゃくちゃ見所なんですよね〜!穏やかな笑顔と、袖をまくった腕の筋肉から漂う肉体労働者のたくましさのギャップがね〜!ちょっと見逃せないですね〜!

 

S3B The Midsummer Night in the Flowering garden

夜の庭に次々と現れる精霊達。楽しく歌い踊っていると物音がして、慌てて逃げ隠れる時にプルケ@音くり寿様がその場でぴょんって飛び跳ねるのがめちゃかわ〜!重力を感じさせない妖精ジャンプ!
現れたのはシャーロットで、妖精の大好物のワッフルをテーブルに置いて帰った…と見せかけて、妖精達が出てきたところで「やっぱりいたのね!」という…好物で罠にかける7歳、策士すぎるのでは…?
「この庭で1番美しいの!」とガン上げされたハードルをものとのせずにご登場される白い薔薇の精エリュ@聖乃あすか様と、その様子を回想しているみりお様エリュ。
エリュはシャーロットに「私の薔薇の精さん!」と抱きつかれ、トート閣下よろしく「ただの少女のはずなのに…」と心動かされちゃうわけで!タカラヅカあるある〜!

 

S3C The Secret days in the Flowering garden

「毎年薔薇の咲く季節にこの庭で」と約束したエリュとシャーロットの楽しい日々、8歳シャーロット@都姫ここ様がジャンプしておんぶされるとこも可愛いし、9歳シャーロット@美羽愛様のちょっと女の子っぽくなった感も最高…!
とはいえ上手端で懐かしそうに2人を見てるみりおエリュ様をついつい見ちゃうんですけど…。
いやいやエリュ!シャーロットの乳歯が生え変わる前に、忘却の粉をふりかけてウチら精霊達との記憶を消すのが掟やん!もうめっちゃ成長してるやん!!とエリュを詰める高翔組長@ディニタス様。
分かっています、と言いつつ出来ないエリュ。ハッ 青い影が…!と仲間に言われて、驚いたように自分の体を見てるんですけど、今気づいた感じ…?下半身とか、まぁまぁ青いよ…?

 

S3D The Last day in the Flowering garden

そうこうしている内に月日が流れ、シャーロットも寄宿学校に通う歳に。会話の中で、

シャーロット 「学校のお友達がね」
エリュ「(うん)」
シャーロット 「妖精なんて信じないって言うの」

っていうエリュの小さな相槌頷きがめちゃくちゃ可愛いので毎回ガン見しちゃいましたね…。
社交界デビューの為、もうこの季節に庭に来られないと話すシャーロット。もう会えない、とショックをうけるエリュと、会えなくなる前に粉を!と急かすディニタス達。
粉を振りかけて彼女に忘れられることを受け入れられないエリュが歌う『♪Never Forget You』、みりお様が歌ってるんですけど…みりお様の卒業を前にした私達の想いと重なるところもあって…瓜生先生のメロディーラインが優しいのに切なくて…素敵な曲を有難うございます…。

 

S3E The End of the Flowering garden

曲終わり、シャーロットにキスしちゃうエリュ。妖精さんでも愛情表現は一緒なのか…と思ってたらどこからか響く雷の音のゴロゴロ音!
不穏な気配の中、「必ずまた会いに来る」と言って去っていくシャーロットを追いかけようとしたら来ました天変地異〜!!
天の裂け目から噴き出した霧に翻弄され、逃げ惑う精霊達。この庭に住まう精霊達よ聞くがいい!という怒りの声にすかさず「自然界の女神デーヴァ様!」とその正体を客席に教えてくれるディニタス組長。親切〜!
我らの掟が破られた!とひどくお怒りのデーヴァ様。めちゃくちゃ心当たりがある顔をしてるエリュ。にも関わらず、我々は人間より優れた存在なのになぜ隠れて生きなくてはならないのか!と言い返すところにエリュの気位の高さが見えますね…あと最後セリ下がっていくときの横顔と首筋がめっちゃ美しいです…。

人間の世界でも、フローレンスが亡くなってしまうという悲しすぎる事件が。
なぜ母の愛した庭を手放すのか、と責められたウィールドン伯爵の「フローレンスと幸せな時を過ごしたこの庭に彼女はもういない。それを見ることに私は耐えられない。」っていう言葉、私はめっちゃ分かる派なので…みりお様ご卒業後の花組観劇、しばらくはつらみを感じちゃいそうだな…。

罪を背負い、青い薔薇の精の姿になったエリュがセリ上がってくるところ、いい意味でぞっとするというか…「異質なものになった」という迫力を感じます。三白眼も最高〜!
エリュを探して庭に駆け込んできたシャーロットは、母の死を経て心が大人になったせいで精霊が見えなくなっており…エリュもですけど、他の精霊達もシャーロットに手を伸ばしても届かないのが切なかったですね…。

 

S4 An evening in the Forgotten garden

回想が終わり、現代のウィングフィールドの場面へ。過去の物語に半信半疑ながらも仕事にかかるヴィッカーズ商会のメンバー。
と、舞台センター奥に現れるエリュと精霊達!「私がお前をここへ招いた。」とひと言だけ言って、あとは超美しい顔の余韻を残してハケていきます。みりお様は冷たい目線の残し方が本当〜〜〜に最高〜〜〜!

 

S5 The Victorian London

「タイムイズマネー!ハリーアップハリーアップ!」と繰り返す、景子先生名物・基礎英語ソング。
通勤時に混雑した駅構内を歩く時に聞いたら臨場感ありそう〜!配信されたら絶対買お〜!
冒頭いきなりバイト労働者してる紅羽真希様にパパ…!?ってなったり、カチカチ秒針音に合わせて揺れる振り子してる組子をニコニコ見てたら下手にヴィッカーズ商会のイケメン社員達がご登場だ〜!

 

S6A Vicker's Laboratory

人情派管理職っぽい航琉ひびき様、めちゃくちゃ有能そうな綺城ひか理様、おててに隠れるちっちゃい手帳しか持ってない希波らいと様!
そして全員に迎えられ、センターの扉から登場するのは超やり手かつワンマン感がバリバリ漂うオズワルド社長@瀬戸かずや様!!この安定感抜群の花男の布陣よ!!
特にブライアン@希波らいと様…社長登場時の並び順的に帆純マシューより社歴は浅そうなのに、派手な仕事をキメてくる(地味な仕事はやりたがらない)社長のお気に入りの新人、て感じのいるいる感がたまらないですね…!
私は東洋のエキゾチックな花よりも、らいと様の抜群のスタイルの方が鑑賞価値があると思います!!

ウィングフィールドの庭の再生プロジェクトについて話し合うハーヴィー達。
なんとしても成功させろ、社運がかかっている!と圧をかけてくる社長になんなんやろね…?と戸惑いつつ、頑張ってお仕事に取り組んでおります。

 

S6B A Misty night in Harvey's Room

夜になっても1人黙々と仕事を続けているハーヴィーに、あれこれ話しかける帆純マシューがかわいい…。職場にヅカ仲間がいたら残業の時に是非マシュー絡みしたいな…。
マシューの「また霧ですね」という言葉に、「霧の夜にまた会おう」とエリュのことを思い出すも、「青い薔薇など幻だ」と考えを振り払おうとするハーヴィー。そうするとどこからか(サボテンの後ろ的なところから)現れましたエリュ様〜!
ここの「幻の花、だから美しい。だから忘れられない。」と超ドヤ顔で出てくるエリュ様がたまらないですね〜!青は罪の色なんですよね?罰として青い薔薇の精にされたんですよね??でも美しいことは否定できないのでこちらの負けです!!
「シャーロットを探して欲しい。それが君の仕事だ」と当然のごとくハーヴィーに言い渡す精霊達。
「私達のために♡」って付け加えてくる音くりプルケが可愛い…んですけどさすがにな〜!ナンセンスだ!ってなっちゃうハーヴィーの気持ち、とっても分かるよ…。
「目に見えるものしか信じない人間にとってはナンセンスかもしれない」とエリュが近づいてきた時に、もたれていた机から腰を浮かせて後ずさるハーヴィー、エリュの威圧的な感じが伝わってきて好きな演出です。
その後の薔薇を枯らす演出はちょっと…花を愛するエリュ(とみりお様)がそんなことする…??

 

S7 Time goes by…The Lonely days

寄宿学校にて、「またフランス語の授業中に落書きをしていましたね」と叱られるシャーロット。授業中はね〜!授業中はやめとこ??
紅羽パパは再婚なさっており、後妻に馴染めない+自分は望まぬ結婚を強いられるのダブルコンボ!景子先生の特技・絶対ヒロインを不幸にする展開が炸裂してますね。
ここでエリュが銀橋で歌う、『This Eternal  Moment』もとっても綺麗なメロディーで…「♪今この時 この一瞬を 魔法の粉で止められたら」って退団を控えたご贔屓にめちゃくちゃ切なそうに歌われて…そんなのこっちのセリフですよ…!!

 

S8A A Morning in Harvey's Room

結局一晩をオフィスで過ごしたハーヴィー。
出勤してきたマシューに紅茶を淹れてもらうくだり、東宝ではマシューがポットを手に入って来るように演出が変わっていて、「置きっぱのポットの紅茶を注がれる問題」が解決してました!オッケーオッケー!じゃあ「めっちゃ都合よくマシューに探偵の知り合いがいる問題」は見ないフリをするね!

 

S8B Vicker's Laboratory

毎回楽しみにしてる場面のひとつ、ヴィッカーズ商会vs精霊達のナンバー!なんせエリュ様はあんまり動きがないお役なので…歌って踊るエリュ、めっちゃ貴重〜!
しかも「商品!?」とか、おこ度が高くて…さすがみりお様…不機嫌そうなお顔も大変にお美しくてときめいちゃうな…。
植物を商品としか思ってない!空気も汚れてる〜!とヤイヤイ騒ぐ精霊達に、「うるさい仕事の邪魔だ!」とキレるハーヴィー。
自分が言われたと思って謝る若手社員さんが、私がひそかに応援している侑輝大弥様です!しょんぼりした風情がとっても可愛いよ〜!
気を取り直して、萎れていくばかりの鉢植えの花の原因を分析しようとするハーヴィー。
それに対して「そんなことも分からないのか」とばかりにエリュが息を吐いたり、時には小さく舌打ちしてたり…ハーヴィーには申し訳ないけど、舌打ちするエリュもかっこよかったな…。ところで何で植物部門に聴診器があるんですか?

エリュとハーヴィーの間の空気がちょっと悪くなったところで登場する春妃うらら様達〜!子供達(精霊が見える)と精霊達の触れ合いも可愛いんですけど、うらら様手作りのスコーンをどうしても食べたいだいや様も超可愛くて…。
毎回アドリブで箱を持ってる先輩の後ろをついて回ったり、自分が配る時はスコーンと人数をめっちゃ計算してたり、ありつけた時はすごく嬉しそうに食べてたり…いつもほっこりさせてもらってます!

 

S9 Harvey's Room / The Flowering garden

「良いものを見せてやろう」って…職場の?壁に?おじさんの遺品の中にあったそこそこの大きさの絵画を?いきなり飾っちゃう〜????
まぁそういう人間的な違和感が精霊さん達にはあまり無いようで、薔薇の咲く庭とシャーロットが描かれた絵に皆さんめっちゃはしゃいでおります。しばしあの頃の庭やニックおじさんに想いを馳せる面々。

フローレンスとニックの回想、ムラでは幸せだけどちょっと切ない片想いを含んだ時間、という風に感じてたんですけど、東宝で観たら「たった1度だけ、フローレンスへの想いが溢れそうになった日」みたいに感じられて、なんか桁違いに切なくなっちゃいましたね…。

あと「♪互いに想い〜」辺りで、エリュが隣のハーヴィーを見る→ハーヴィー気づかない→エリュ、一歩前へ出る→ハーヴィー気づく→エリュ視線逸らす、みたいなことを繰り広げており!エリュ様めちゃかわ〜!顔はかっこいい〜!

 

S10 Time goes by…The Unhappy days

下手に椅子に座った状態でせり上がってくる探偵るなっち。結婚相手も嫁ぎ先の町のことも教えてくれるユルユルの市役所はさておき、その後のシャーロットについて教えてくれます。

お部屋の長椅子の上でめちゃくちゃイチャつく同期コンビ、ギルバート@羽立光来様と愛人@華雅りりか様。お稽古楽しかったやろな〜とつい微笑ましい気持ちに…。
ここの華雅りりか様の「ヤな愛人」っぷり、マジで完璧じゃないですか??妻の目の前で「またね」と言い放つ不遜さ、指輪に飛びつく速さ、これ見よがしに宝石にキスする嫌味さ、最後の高笑いまで100点満点!
ムラでは「じゃあ、またね♡ギルバート♡」って感じだったけど、東宝では「じゃあ、またね♡ギル♡バー♡ト♡」って感じにパワーアップしてて最高でしたね〜。

そして一方的に虐げられてるかと思いきや、わりとガンガンに言い返すシャーロット。咳がわざとらしいのだけ、どうしても気になっちゃうな…「仮病で早退しようとしてる人」みたいに見えてしまう…。

 

S11 A Mysterious Visitor on Vicker's Laboratory

かわってヴィッカーズ商会では、庭再生を阻んでいるのが工場の排水による土壌汚染と判明するも、大規模な濾過システムは社長NGが出ており…東宝の航琉ひびき様、白ハンカチでめちゃ汗ふきまくっていて、ほんとお気の毒です…。
そこへ訪れた庭再生の依頼人こと謎の貴婦人。めっちゃ見覚えのある猫と小鳥を連れてきます。お出かけに動物連れてきすぎでは…?レディ・ムツゴロウって呼ぼうか…?
あきらが猫に引っかかれるとこ、毎回笑いが起きてて楽しいですね。

ここで明らかになる庭再生依頼のいきさつ。なんでも、王室のプリンスやプリンセスも大好きな人気絵本シリーズ『A Fairy Tale』の作者へ、王室のとある方から「妖精の庭」として贈るために、美しい庭にして欲しい、というのが仕事の全容だったようで。

貴婦人と入れ替わりで入ってくるエリュ。貴婦人に何かを感じたようで…その後、「何としても花を咲かせろ!」と圧をかけて出て行くオズワルドと扉を避ける動作、めちゃくちゃ可愛くないですか…?ムラでは見かけなかったので、東宝からなのかな…。

夏至の日にまでなんて無理だ!」「あの汚水をなんとかしないと!」という声に、「水は植物の力で浄化される。」とハーヴィーにヒントを与えるエリュ。
ここもムラでは自明の理!みたいにわりと偉そうに言ってたのが、東宝ではもう少しソフトというか…自分の知識から思いついたヒントを話した、みたいな感じでした。
どっちもアリだけど、私はムラのドヤみが強いエリュ様が好みかな〜!褒められ待ちの時の襟を触ったり、ちょっとだけ胸の下に手を当てるお辞儀仕草がたまらなかったですね…!
「人間は愚かだ、自然の偉大さに比べれば」とハーヴィーが触れたウォーディアンケースに興味を示すエリュ達。ウォーディアンケース、テラリウムのようなものなのかな…。
ハーヴィーの植物への愛情を感じたのか、銀橋へ歌いながら出て行くハーヴィーを見送るエリュが心なしか優しい眼差しなのがとってもいいなと思います。

 

S12 The children book"A Fairy Tale"

歌い終わって袖に入ってハットかぶってすぐ出てくるハーヴィー。『A Fairy Tale』最新刊の発売日、偶然出会った同僚の子供からそれを見せてもらいます。

ハーヴィー「(背表紙を見て)トム・ウィングフィールド…。(表紙を見て)この絵っ!?」

いやいやいやいや!!!!本渡されて背表紙から見るやつおる!?
そんで「ウィングフィールド」はスルー!?駅でおじさんの庭や!言ってたよね!?
ツッコミの手が行き場をなくしていたので、エリュが「トム、”ウィングフィールド”…?」って引っかかってくれて本当に良かったです…。
あとハーヴィーが庭の仕上げに出て行く前、エリュに「行ってくるね」みたいなのも東宝からかな…?仲良くなってて嬉しいな〜!

 

S13 The preparation for the renewal garden

ここのニックが抱えている白い花はフローレンスに手向ける為のお花なんでしょうか…。幼いハーヴィーに語りかける優しい眼差しと、フローレンスが話している時の声が聞こえるみたいな切ない表情…めちゃくちゃぐっときちゃいますね…。
ニックにフローレンス、謎の老婆と、精霊の存在を信じ敬う人間の言葉に、エリュの心がゆっくりと満たされていくのが感じられて、動きは少ないけどいい場面だなと思います。それにしてもみりお様の顔が美しいな〜!!

庭の仕上げをしているヴィッカーズ商会のメンバー達。希波ブライアンはもちろんいません!こういう仕事しなさそうだもんな〜!
「どうか薔薇がちゃんと育ちますように!」ってお願いする帆純マシューがかわいいので、水草だけで…?夏至の日まで何年あったの…?みたいなことは胸にしまっておきます!

 

S14 The opening day of "A Fairy garden"

いよいよオープニングパーティーの日。結局花は咲いて…ない…?電飾?みたいな微妙な仕上がりですが、ちょうどよく霧も出ていてエリュ達精霊メンバーもお邪魔しています。
オズワルドが女神スタイルの謎の貴婦人に「まるで本物の妖精の女王のようです!」とか言ってるところにダッシュで駆けつけてきて笑顔でヨイショ拍手する希波ブライアン、ほんとキャラがブレなくて最高ですね〜!
そんでそんな女神様を見て、「ガチでは?」ってディニタスに言いに行くエリュ様もめちゃかわです!!

ついに登場したトム・ウィングフィールドはなんとシャーロットでした!でしょうね!
シャーロットの台詞、景子先生ちょっと「書きすぎ」じゃないかなと思わないでもないですが…。
それでも「現実に負けそうになっても、私の心にはずっとあなたがいてくれた。だから生きてこられた。」というのをエリュである明日海りお様に伝えてくれたのは良かったなぁと思います。この辺からめっちゃ私情で涙目でしたね…私も「少女と薔薇の精」ならぬ「地味OLとトップスター」の絵本を書こうかな…。

最後のエリュとハーヴィーのやり取りで、エリュの「この庭を見守っている」「君なら美しい花を咲かせられる」という次期トップへの激励もさることながら…それを後ろで見守っているニック叔父さんがうるうるしてるのにつられ泣きしちゃいました…。

 

S15 Happy ever after in the  Flowering garden

ようやく忘却の粉をシャーロットとハーヴィーに振りかけ、せり下がっていったエリュ。再びせり上がってきた時は白い薔薇の精のお姿に…白…それは退団の色…。
「時間が経ち過ぎて粉の効き目が…というならなぜハーヴィーも?」とか、「時の流れは残酷でも、教えてくれるものもある」と肯定するならなぜ最後に巻き戻した?とか、妖精の庭に来ている全員、どんな気持ちでエリュを?とか、も〜めちゃくちゃ気になるところはあるんですが!!それを全て最後の一曲の感動で押し切る明日海りお様の輝きよ〜!!
何度見ても、最後のお別れせり上がりの時の微笑みの神々しさと美しさに号泣待ったなしでした…。

 

景子先生あるあるですけど、曲とセットは良かったなと思います!お衣装はもうちょっと欲しかったな〜!
でも何より、与えられた役に丁寧に取り組んで芝居を深めて、作品を良いものにしようとする明日海りお様の姿勢と、その背中を見て頑張る組子全員の底力を感じられたのが良かったなぁと思います!以上です!次はシャルムだ〜!