タカラヅカとご贔屓と私

いつも心に黒燕尾

ミュージカル・ゴシック『ポーの一族』(2021)感想・第一幕

外部ポー?再演ポー?梅芸ポー?なんと呼ぶのが一般的か分からないのですが、とにもかくにも!エドガーが、時を超えてまた姿を現してくれましたね…!!
初演(宝塚・花組)のプログラム掲載の挨拶文にて「エドガーはいた。明日海りおである。」と演出の小池修一郎先生に言わしめた明日海エドガーはもちろん、千葉雄大さんをはじめとする新キャストさんや、新演出も含めて今回のポーもとっても良かったです!
という気持ちを、バンパネラ研究家の皆さんの祖先を見習って私も文章で書き残しておこうと思います。ひ孫にまで届くかな~!ひとまず第一幕分です!

 

第一幕

「彼らは自ら名乗っている。ポーの一族と!」を担当するドン・マーシャルは元四季の武藤寛さん。四季に在籍されていた頃、好きなダンサーさんだったので再会出来て嬉しいな~!そして台詞がめっちゃ明瞭~!重要な幕開きの台詞、しっかり聞かせてくれて嬉しいです!

 

第1場A ポーの一族

エドガーはセリ上がりではなくセット上センター板付き登場のため、幕開き即極上の美が現れるわけで〜!薔薇を持ってふわりと動く腕、流れる視線、ただならぬオーラ、からの「♪極上の美 永遠の命…」で、空気が一瞬にして変わるの本当にすごいです。
退団後初、1年以上ぶりの明日海りお様主演舞台だ~♡とか思う間もなく、ただただエドガーに釘付けになってしまいますね…。

「♪ポーの一族~」でのけ反る振付が好きだったので変わったのはちょっと残念だな、と思ってたけど、観てる内に今の振付も好きになってきました!それにしても男性コーラスの厚みよ…と思ってるところにぶっこまれる涼風老ハンナ・ポーの歌声、迫力ありすぎません??キング・ポーの「♪伝説の中に」にかぶせる「♪ゥアーアアアー青い霧と~」のとこ、ド迫力でめっちゃ好きです。

クリフォードとの対決のターンで、片手(からの見えないパワー)でクリフォードを持ち上げ、両腕をぶわっと開いて追い払うエドガー、下手側の席の時に薄く笑ってるのが見えまして…怖くて美しくて心臓バクバクしちゃった…。エドガーアングルでぜひ抜いて欲しいな…。初演だとクリフォードは逃げ去るので、今回の演出の方が物語には合ってて好きです。
あと、千葉アランとの絡みの部分で、エドガーがアランに差し出す手が白くて細くて、本当に体温がなさそうに見えたのがすごく印象に残っています。

 

第1場B 哀しみのバンパネラ

歌い出しの時の階段に腰かけた状態のエドガー、まんま漫画から抜け出してきたようで…。赤い薔薇も手にしていて、お耽美度が初演比3倍増しになっています。白いブラウスも無地かと思いきや襟に白い刺繍が入っていて細部まで美しく、お衣装部さんのパッションがすごい。
水色の照明、幕には青く染まる薔薇の映像と、全体的に青いトーンなのがすごくエドガーの孤独や「人ならざるもの」であることを浮かび上がらせる感じがして…手に持っている薔薇(いつか滅びて土に還るものであり、生命の象徴でしょうか)だけが赤くて切なかったな…。
あと「♪哀しみを抱いて生きる」の「生きる」部分のニュアンスが初演より強めで、「生きる」ことに対する葛藤や苦しみみたいなものをより一層感じました。
そしてラスト前に薔薇を拾って「♪僕は…バンパネラ…」からの、あの決めポーズて!!舞台写真ぜったい欲しいのに売ってないの本当につらいです!!言い値で買う〜!!

 

第2場A スコッティの村近くの森

ここの老ハンナ、初演だと優しい老婦人って感じだったので、涼風老ハンナの迫力に最初観た時はびっくりしました。館の老齢の女主人としての威厳と、根底にあるバンパネラの雰囲気があわさってますね。
そんな涼風老ハンナが言う「人間より恐ろしいものなんていないさ」、切れ味が違うな…!

 

第2場B スコッティの村の酒場

ビル役の西村清孝さん、俳優座ご出身で初めてのミュージカル出演とのことなんですが、ミュージカル独特の「歌で芝居する」「歌で台詞をやり取りする」のにあまり違和感がなくて素敵でした!独特の声も存在感がありますね。
ここの場面終わり、ちょっと曲の終わり方が弱いというか唐突というかで拍手が起こりにくいんですよね…という私もタイミングを逃しがちです…。

 

第2場C ポーツネルの館・バラの庭

かわいい~~~もうほんとかわいい~~~~!!
エドガーもメリーベルもかわいい、エドガーのベストも刺繍入りでかわいい、老ハンナとレダに生意気なこと言うのもかわいい、かわいいが次から次にぽんぽん舞台上で飛び跳ねるので私のお目目もくるくる回っております!!

 

第3場 バラの苑

エドガーの「遊ぼう!」、「あそぼ!」の時もあれば「あっそぼう!」の時もあって、とにかく毎回かわいい。毎回喧嘩になるけど。
夢咲ねねちゃんのシーラ、はたちのかわいいお姉さんって感じですね!「喧嘩なんかしてぇ」も、ゆきちゃんシーラのたしなめる感じとは違って、どこか茶目っ気があるというか。

エドガーがポーツネル男爵に言う「あなたが、幸せな人?」に、手放しで祝福ではない複雑な雰囲気があるの、ちょっとしたニュアンスですけど細かくていいなぁと思います。そんでそれに男爵がぜーんぜん気づいてないのも。エドガーにとってポーツネル男爵は最初から確執のある相手なんですよね…。

男爵とシーラのキッスにエドガーとメリーベルが二人揃って驚いて口を丸くするのがめちゃかわで!その後慌ててメリーベルの目を覆って、適当な花にとまった蝶とかを指さしてメリーベルの気をそらすエドガーも気をそらされちゃうメリーベルもかわいいです。梅芸楽ではエドガーがベストの裾をマントみたいに広げてメリーベルの視界をガードしてました。

 

第4場A 婚約式

寝起き即ええ声の福井キング・ポー!初演では台詞だったところも歌になってます。
せっかくおめかししたのに「その品のない恰好はなんだ」て怒られちゃうフランクかわいそうですね。おじいちゃん、これが今の時代の流行りだよ。

娘役にしては背が高いのと、白鳥みたいに細くて長い綺麗な首でドレス着こなし力1億点のねねちゃん、花嫁衣装が圧巻の美しさで…!目を閉じて椅子に座っている姿、お人形みたいだったな…。

僕だってこの館に住んでるのに!とちょっとした好奇心でのぞきにきたエドガーが、目の前で展開されることに「まさか」とどんどん表情を変えていくのがすごくリアルで、上手端ばっかり見ちゃってすみません。でも是非見て欲しい~~~!
エドガーが捕まったあとも観たいところが多すぎて大変なんですよね…。
エドガーはもちろん、メリーベルの不安げな表情、メリーベルに優しい顔を見せた一瞬後にはエドガーに鋭い視線を向ける老ハンナ、一族に従いつつ気の毒そうな表情を浮かべるレダと、毎回目が足りないです。

 

第5場 館

村人の酒場の場面を挟んで、翌朝の館。メリーベルを安心させるよう、精一杯明るく楽しそうに振る舞うエドガーが切ない…。

シーラの「何故?望んで一族に加わったのに?」のきょとん感、シーラからするとそうなんでしょうけど、それにしたって一切の葛藤がないのか、と苛立っちゃう気持ち、よく分かるよ…。それとは別でねねちゃんのすっとぼけ感が癖になるな…。

 

第6場 対決

初演より大人数で老ハンナを追い詰めにくる村人たち。消滅の演出自体は変わってないけど迫力がすごい!

キング・ポーがエドガーをバンパネラにしようとする時、レダは悲しそうな顔をしているし、ポーツネル男爵は若過ぎると止めようとしてくれるんですよね。対してシーラは「一族の危機だ」で頷いてて。愛する男爵との永遠の愛、一族の危機を救うことの方がシーラにとっては重要で、そのシーラがエドガーを最後に促すの、やはりシーラがただ優しく美しいだけではなく、したたかさや恐ろしさも身の内に持っていることを感じますね…。

 

第7場A 馬車~エドガーの覚醒

『ゆうるりと』、時間の経過と体の変化、歌詞の内容とメロディーがすごく合ってて…聴いてると自分の体も何かしら変化しちゃいそうな気持ちになるな…。
追加された、漫画にあるシーラとエドガーの「あなたは自分をのろわないの」「なぜ?」「…なぜ?」「なぜ?」のやりとりで、ねねちゃんシーラのきょとん節がまた炸裂するわけですが、ここの全く話が通じない感じがちょっともう怖くさえあるんですよね。ねねちゃんシーラ独特の雰囲気だなぁと思います。

 

第7場B ロンドンの市場

コヴェントガーデンだ~~~!「♪野菜に果物」の野菜でスイカが放り上げられるタイプの市場だ〜〜〜!!
新しい振付、「♪ロンドン中の食欲をまかなうマーケット」でおなかの辺りで手をパカパカするのが分かりやすくてかわいいです。
市場に迷いこんだエドガー、「メリーベルと銀のばら」の中の台詞から「♪血がほしい ほしい!生命(いのち)のかて あの色はどうだ ぞくっとする」と短いソロが追加になってました。市場を移動しながら、日光も眩しいしお魚にうぇってなるし、パンの匂いも無理っぽくてめちゃくちゃつらそう…。

ディリーと一度ぶつかって血を見たあと、自分の体に起こる反応に怯えて一生懸命落ち着けたところに「この薔薇あげるよ!」とディリーが再び接近してきて…首筋を狙う時の目、漫画では「青く光る」というような描写がされてるけど、それが分かるような目つきでした。
それから自分がしたことに気づいて悲鳴を上げて走っていくエドガーが本当に可哀想で…。皮肉にも人間の食欲をまかなう市場で、エドガーだけが許されない…。

エドガーの狂気』、男性ダンサーさんが入ることですごく迫力が増してました!顔に仮面をつけて激しく踊る彼らから、エドガーがイメージする「恐ろしいバンパネラの自分」がどんなものかがめちゃくちゃ伝わってきました。
「♪ああ あの日々~」からの胸を締め付けられるパート、胸を締め付けられつつも私は明日海エドガーのお顔をガン見してしまうのですが、影が幕に映ってて苦悩の大きさが伝わってくるし演出としてかっこいいんですよね…9割お顔見ちゃうけど…。

 

第8場 ヘッセン家の居間

「5分で分かる『メリーベルと銀のばら』」みたいになっていますが、それでも最低限必要な情報を詰め込んでなおかつメリーベルにソロを増やす小池先生の熱意よ~!
Twitterでも呟きましたが、漫画未読の友人がユーシス母の台詞に理解が追いつかなかったとのことなので画像を作ったりしました。

ユーシス役の新原泰佑さん、ダンスのキレも金髪ロングの着こなし?かぶりこなし?っぷりも素晴らしかったですね。梅芸楽間近の観劇日、1回ナイフがすっぽ抜けてしまった回があったんですが、咄嗟に自分で自分の首を絞めるアドリブ動作で乗り切ってました。

リーベルエドガーが連れていくところは物語を端折った影響で漫画とは少し違いますが…あーちゃんメリーベルが「ずっと待っていたのよ!」とすがりつく声の響きと、意識を失ったメリーベルを抱きしめるエドガーの表情で、舞台版も成立してるなぁと思います。 

 

第9場 ホテル・ブラックプール

リーベルが加わったところから約120年ぐらいが一気に経過して、1879年のブラックプール。飛び込んでくる男性ウェイター達のジャンプが高すぎて度肝抜かれました。
サミー・アボット支配人の加賀谷真聡さん、経歴的にダンスの方のようでもちろん素晴らしいキレなんですけど、歌も明るく歌詞も聞き取りやすくて!四季さんのキャッツでスキンブルシャンクスとか超似合いそうです。

ここのポーツネル一家の登場場面、めちゃくちゃ好きなんですよね~!4人が階段上に揃った時の美しさと人外感にぞくぞくします。ホテルのお客さん達も一家に本能的な異質さを感じても、あまりに美しいものを見た衝撃と一緒くたになっちゃうんだろうな…。
エドガーのお衣装は初演の深緑も好きでしたが今回のマルーンカラーも素敵ですね。バンパネラになってから120年以上が経過して一幕前半とは纏う雰囲気が全然違うのが凄くて見入ってしまいます。
あと平場に降りてきて、クリフォード、シーラ、エドガーの三人でゆっくり回って視線を交わし合うところ、エドガーがクリフォードを睨み付けたあと、シーラにも「ハァ?」みたいな顔してるのが好きです。

一家がはけた後、ようやくご登場のアラン・トワイライト~~~!プンスカしててかわいい~~~!!両手もしくは左手を腰に当てるポーズが偉そうかわいい~~~!!

 

第10場A ホテル内ロビー(クリニックの前)

クリフォードとシーラの会話を少し離れたところで柱にもたれて聞いている不機嫌なエドガー、ここも舞台写真があったら爆売れしちゃうやつですね。氷のような目が美しすぎる~~~!
同じく絶対零度の「嫌なお医者」もぞくぞくします。人間の時からは想像もできない酷薄さで…でも怒って走っていく姿はなんかちょっとかわいいな…。

 

第10場B ホテル内ロビー

お互い家族と衝突してイライラしてるエドガーとアランの出会いの場面。
千葉アラン、ツンケンしてるというよりプリプリ怒ってる感じがかわいいんですよね〜。セント・ウィンザー!(ドヤァ)とか、もうニコニコしちゃう。
そんで千葉アランかわいかったな~と思いながら見送って、階段下の明日海エドガーに視線を移して、エドガーが何事が考えながら口元へ指先を持っていってるのを見てときめくまでがセットです!

 

第11場 セント・ウィンザー

とにかく躍動感がすごい生徒達。エドガーと対極にある落ち着きのなさと生命力が眩しいし、「♪仲良くし~と~こ~~~」の振付がかわいい。
ここの千葉アラン、梅芸初日に観た時はまだ歌でいっぱいいっぱいで表情も固くてずっとクールなツン顔だったんですけど、あれよあれよと進化されて…梅芸楽には「♪従うんだ!」だけ台詞に近くしたり、「♪アラン・トワイライトの規律に~」で自分の胸をトントンとしたり、「♪十八になれば受け継ぐこの街を」では得意そうな顔になったり、どんどん表情豊か&歌も自由になってきていてびっくりしました!

対する明日海エドガーからも当然目が離せないので、双眼鏡の反復横飛びが半端ないですね。前方席ならいけると思いきや、眼球が反復横飛びしてました。
エドガーが生徒達に取り囲まれて、なるほど~?みたいな表情してるのはかっこいいから絶対見たいし、「♪偉そうに何を言うんだ」から超イキイキしだすのも最高だから絶対見たいし、「♪僕なら目障りなやつはこの手で」で取り囲む生徒全員の目を順番に見てびびらせてからの「♪始末する~」で手をパァン!ってやるのでとどめをさされたいから絶対に見たい!!!!
「もう少しマシなやつだと思ってた」の時に一瞬で上から下まで一瞥しての「バァイ」もすばらしくて、ここのエドガー、本当に楽しそうだな~。

 

第12場 ホテルの部分

涼風ブラヴァツキー、初見の方だと老ハンナと同一人物って分からないのでは…?あのだみ声、ほんとどうやってるんでしょうか…そんでお化粧で分かりづらいけど、ずっと頬膨らませてるのかわいいな…。
ジェインのお衣装、髪飾りのリボンはドレスと共布なのが控えめながらお洒落でかわいいです!ジェインの能條愛未さん、シャイでちょっと地味だけど清楚でかわいい感じ、めちゃくちゃジェインにぴったりだな~と思ったら乃木坂の方なんですね!
芝居慣れしてるように見えたので、失礼ながら少し意外で…でも本当に居方が自然で、稽古が始まってからマルグリットも演じることになったというのも納得です。

 

第13場 クリフォードの診療所

「母に報告します!」と子供っぽく言いつけてやる~という怒り方のアラン(多分報告はしない)と、「女性に親切なんですね」と大人顔負けの皮肉を冷たくぶつけるエドガー。クリフォードへの不快感は同じなのに、出てくるものは全然違うんだな…。

男爵に腕を引っ張られるエドガー、抵抗しようとして力で負けて引きずられていくの、かなり屈辱的だろうな…からのねねちゃんシーラの美貌で押せ押せタイム~!アランもクリフォードもドキドキしちゃっててかわいい。シーラ、すごくいい感じに香水がふわっと香ってるんだろうな…見てるだけで残り香を感じます。

 

第14場 男爵の部屋とトワイライト家

ここの男爵一家、ほとんど漫画のやりとりそのままなんですよね。私はこういう音楽に乗せての台詞のやりとり割と好き派なんですが、それにしてもこの場面の台詞とメロディーの合わさり方、めちゃ良くないですか??
一番好きなフレーズは「でも僕が どんなに孤独か あなた方にはわかるまい」です。わかるまい、で一段低くなるところがすごくいい…こんなに「わかるまい」って気持ちにぴったりの音ある…?と毎回感動しながらエドガーの苦しみに思いを馳せながら明日海エドガーの苦しそうな表情をガン見しています。

レイチェルの純矢ちとせさんも明日海りお様の同期生で、とっても歌が素敵な方なのでご出演と知った時は嬉しかったな~。
レイチェルだとソロが少ないのが残念ですが、レイチェルの「母親」より「女」の部分が強くあるのが短い場面でも伝わってくるし、そのぶん母親にすがるアランの哀しさが際立つので、さすがせーこさんだなぁと思います!

 

第15場 二つの魂

ホテルの踊り場的なところで話すエドガーとアラン。お互いの母親にクリフォードが色目を使ってた、という共通点で心理的距離が少し近づいたのが、「ジェインに同情するね」というアランのくだけた口調で分かって嬉しくなっちゃうな…。
そしてセットの柵に対してアランが背を預ける形で話してる二人がすごく絵になっている…。
アランがぽつりと漏らす「僕の心にも棘が刺さってる」で、前の場面のエドガーの「わかるまい」が思い起こされて、二人の孤独な心が寄り添い合うような感じがするのでエドガーの行動は理解できる…んですけど、初演に比べてかなり狙っていってますね。大丈夫?言い訳できなくない?歌い始めちゃえば大丈夫??

第一幕のクライマックスとなる大ナンバー『二つの魂~愛のない世界~』は小池修一郎先生の手腕により、これまでのエドガーの人生が走馬灯のように表現されるのがほんとうにすごくて…盆が回り、色んな人が現れては消えていく…乳母たちや村の子供たちを見ると、同じ一幕の場面だったのにすごく昔に感じるんですよね。

人間だった時の時間も全て過去と断ち切って、心を決めたように「アラン!」と明るく声をかけるエドガーを客席は胸を痛めながら見つめるしかないわけで…。
バンパネラとして狙いを定めた予告のような不穏さ漂う「妹を紹介するよ」に、戸惑いながらも頷く千葉アランがかわいい…後ろを向いて階段をのぼるエドガーは果たしてどんな表情なんだろうか…エドガーとアランはどうなっちゃうの…!というところで第一幕終了です!!

 

書きたいことが多すぎて8,000字近くになってしまいましたね…。第二幕もがんばるぞ〜カテコのエドアラトークもまとめたいな〜

ちなみに梅芸初日〜千秋楽まで観劇時点での感想なのですが、東京と名古屋でまだまだどんどん良くなっていくんだろうなぁと思うと本当に楽しみです!配信も充実してるし、たくさんの人にこの作品が届きますように〜!