タカラヅカと私

カスOL 兼 駆け出しのヅカオタ

月組公演『All for One』キャスト別感想

ポスタービジュアルが発表された時はちゃぴ様を二度見しちゃった『All for One』、ふたを開けてみれば最&高に楽しいエンターテイメント作品でしたね!!小池先生さすがすぎる〜!!現月組体制にぴったりで組子全員がめちゃくちゃ輝いてたし、作品自体が良かった!というのにプラスして「今の月組、超良いのでは!?」て思わせてくれたのが何より嬉しかった…!!
そんなわけで今回はキャスト別に感想をしたためたいと思います!!

 
ダルタニアン/珠城りょう様

キャッチフレーズは「無敵のヒーロー」!!でも完全無欠じゃなくて、性格は素朴で誠実、貴族的な礼儀作法やダンスや歌は不得手だし、恋愛経験もあんまり…とにかく剣術の稽古をしてました(爽やかな笑顔)という、朗らかさが魅力的なヒーローでした!
たまきち様のしっかりした体格にデニム地のお衣装がよく映えて、ラフだけど男らしくてすごく良かったな〜。話題の壁ドン、いや正しくは壁ドォォォン!が成立するのもたまきち様だからこそ…!
何かとガスコンアピールしてくるのも可愛いな〜と思ってちょっとだけ調べたところ、ガスコーニュは特定の地名じゃなくてフランス南西部の地方を指す言葉で、ガスコーニュ地方の中のポーという都市がアンリ四世の出生地だそうで。
アンリ四世は「良王アンリ」と現在も言われているほど良い国王様だったようなので、故郷を誇りに思う気持ちが強いのも頷けるし、そういう根拠があるからこそ「国王への忠誠」という言葉に真実味があるなぁと感じた次第です。そりゃちゃぴルイーズも好きになっちゃうな〜!!
なのに「ダンスを教えてくれ」とちゃぴルイに言われてやってみせる時の、絶妙にへたっぴな「♪だっだーだ、だだっ、だっだーだ、だー」て歌がかわいくて、でもキメるとこでは超かっこよくて男性的な色気に包容力まで出してきて、マジで無敵でしたね!!

 
ルイ14世/愛希れいか様

ちゃぴちゃんありきで小池先生はこの作品を書いたのでは…!?歌もダンスもお芝居も、とにかくちゃぴちゃんの魅力が全開で、最初から最後まで最高だった〜!ルイの時はキリッとしてて偉そう、でも憎めない感じが良く出てたし、実は女の子でしたと言われても納得の可愛さ!男役過ぎず女の子過ぎず、絶妙なバランスが本当に違和感なくどっちも魅力的で、ちゃぴちゃんにしかできないお役だったなぁと思う。
好きな場面はたくさんあるけど、まずは女の子の姿で城を抜け出す際に「道に迷ってしまって〜」と可愛らしい声で衛兵チェックをくぐり抜けて、やったぁ!てジャンプするとこ。超可愛いな!!て思ってたら案の定舞台写真になってたし、案の定売り切れてた。分かる〜!!
酒場乱闘の後のダルタニアンとの会話で、「構わない!私が勝手に〜」でルイっぽさが出ちゃうのも可愛いし、スペイン王女とどんな芝居が好きかを話していて「趣味合わない…」て困ってるのもめちゃくちゃ可愛い。あるよねそういうこと…ここがいちばん「普通の女の子」っぽさを感じたな…。
最後の場面では母親との真の和解、やっと出会えた兄弟、自分を偽り周囲を騙す辛さからの解放、そして本当の自分を愛してくれる人と結ばれて、幸せいっぱいの笑顔で泣いちゃってるのにほろっとさせられて。
品のあるコミカルさで笑いもガンガンとっていきつつ、最終的に胸いっぱいの感動をくれるちゃぴ様、ほんと最高〜!!

 
アラミス/美弥るりか様

世紀の色男!!て紹介されて登場するの、めちゃくちゃハードル高いと思うけど、さすが美人の期こと89期の美弥るりか様…そんなハードル軽々飛び越えていらっしゃいましたね…!!
ひときわ艶のある髪をなびかせての優雅な立ち回りといい、「♪俺は恋の狩人だ 狙った獲物は逃がさない」という歌詞の似合いっぷりといい、るりか様×色男=小池先生に感謝としか!文句なしにかっこよかった〜!
酒場の乱闘での、複数の敵の剣先を片足で踏み押さえ→前髪をフワッ→女達「いやぁぁぁん♡」のところ、200回観たいし、もっと言えば参加したい。あの応援上映というやつ、宝塚でもやってくれないかな…せめて客席で叫ばせて欲しい…!
懺悔室の場面も超楽しいけど、何がいいって女性達のしょうもない相談にアラミス神父が若干うんざりしてるのがいい。女性のめんどくさい面を知っていながら、それでも「女性の相談しか受け付けない」という懺悔室をやってるところに女性への愛情の深さというか、ガチ色男の真髄を見る気がする。
マリー・ルイーズにスペイン王女の家来のフリをして近づく時の分かりやすい切り替えとか、救出したモンパンシェ公爵夫人へのバチコンウィンクとか、「色男すぎて面白い」まで持っていく美弥るりか様、これぞ宝塚の男役!て感じで超ハマってました!
アラミス様をリスペクトして、私もいいことした人に「めっちゃ偉いやん〜」って言う代わりに「神の御恵あれ!」を使っていこうと思います。

 
アトス/宇月颯様

冷静沈着・アトス様!お髭が最高に似合うアトス様!ポスタービジュアル見た時は正直としくんに1番ときめきましたね…!アラミスの華やかな色気とはまた違う、ストイックな大人の男の色気がすごい。銃士隊が時々やる、レイピアを立てて持って持ち手を口元に近づける動作の時のときめきたるや!!アラミスとはドキドキする駆け引きを楽しみたいけど、アトスとは真剣なお付き合いをしたい。記念日には素朴な花束をもらいたい!
酒場のシーンのアトス様、セクシーな装いの女性と踊った時はちょっと「おぉ…」って感じで終わってたけど、次に素朴な市民ぽい女性とは踊る前にお辞儀しあってにこにこ楽しそうに踊ってて、すごくアトスっぽさがあった。
酒場の歌の「酒・歌・女」って、ポルトスが酒好きでアラミスが女好きなら、アトスは歌が好きってこと…?「♪甘いメロディー」とか歌ってるしそういうこと…?あのワイルドな風貌で歌が好きとか最強ロマンチックでは…??ギターとか爪弾いて欲しすぎる…!!
あと宇月颯様に戻ってのフィナーレ、前髪をおろしてる髪型がコアラ感があってかわいい。とか思ってたら、立てた人差し指を上から口元へ下ろしてくる時のフリで薄く唇を開いてるところを目撃して被弾しました。なんかもう…最後まで有難うございました…!

 
ベルナルド/月城かなと様

ビジュアルがめちゃくちゃいいのが面白さに拍車をかけるタイプの愛され敵役。なんていうかポジティブな蒼紫様でした!振り返るとそんな悪いことしてなくない…?むしろ可愛いポイントが多すぎない…?
最初の宮殿の場面ではしっかり真面目にコーラスしてるし、酒場の乱闘ではふっとばされてきた部下の千海華蘭様にぶつかられてテーブルにガッシャーンしちゃうし、あんまり変わりばえのしない黒ずくめのお衣装を3着持って地味に着替えてるし、家族と仲が良いし、ちゃぴにフラれ放題だし、でもめげないし、自分のことを本当のヒーローだと思ってるし、ほんと可愛い要素しかない!!
組替えして大劇場一作目がコメディなの、お稽古大変そうだけど組子と距離も縮めやすそうでいいなぁと思う。組替えしたての月城かなと様と、フランス宮廷の中にいるイタリア男というベルナルドのやや異質な存在感がうまくハマってたし、小池先生のあて書きセンスたるや〜!これからの月組体制もとっても楽しみです!

 
ポルトス/暁千星様

大胆不敵・ポルトス様は月組の愛され末っ子・暁千星様!大酒飲みで力持ち、ダルタニアンより年上という設定に奮闘してるのは伝わってきたし、こんなこと言っちゃうと悪い気もするけど…ありちゃんポルトス、やんちゃな少年剣士ぽくて可愛かった〜!!!!
腰に下げてる酒入れが水筒に見えて遠足かな?って思ったし、ありちゃんが酒入れから呑むたびに、うんうん、運動したから喉乾いたよね!ってニコニコしてしまった。ポルトス!天真爛漫!!の方がしっくりくる。
宮殿潜入時の衛兵コスも似合ってたけど、反撃の巨人タイタンの着こなしっぷりもすごい。あれ、霧矢大夢様がやってた野獣のやつかな…?あれ着て動き回る底なしの体力と「子供達に人気があるんだ!」の得意そうな顔が、ポルトス!やっぱり天真爛漫!!
組内で超可愛がられてるし、ご本人もベビーフェイスでどうしても可愛い度が高いけど、割としっかりめの肩幅&長い手足でキリッと群舞に集中してるありちゃんはしっかり男役でかっこいいわけで…。毎公演、スーパー路線男役として、すくすく成長している姿が頼もしい限り!ポルトス!将来有望!!

 
モンパンシェ公爵夫人/沙央くらま様

制作発表では「私の色香で破滅させてやる!」みたいな敵のお色気悪女みたいな感じだったけど、実際のモンパンシェ公爵夫人は一途な片思いに爆進中のおちゃめなお姉さんでした!めちゃくちゃ友達になりたい…一緒にお酒飲んだら超楽しそう…!
ちょっとした場面も沙央くらま様のはじけっぷりが楽しくて、マゼランの姪っ子達を「うるさーい!」って散らすところとか、モンパンシェ「剣の腕には覚えがありますのよ!」→ルイ「退却!」→モンパンシェ「ヤッ!ヤッ!ヤー!や…やぁぁぁん!!(撤退)」とか、逐一かわいいし面白かったな〜。
最後は一緒に戦ってくれて、敵どころかむしろ三銃士の味方だったので、ぜひ今後はアラミス様を追っかけまくって欲しい。そんでダルタニアンの彼女になったルイーズと良い女友達になって、酔うたびに「あんたのことが好きだったんだからぁ〜!」ってちゃぴルイーズに絡んで欲しいし、「ほんとに…好きだったんだからぁ…」って寝落ちする夫人の目元の涙にグッときたりしたい。夫人のこと好きすぎる〜!
あと、フィナーレでも女役のコマさんがたまきち様と絡んでて、キザるたまきち様に「へへっ」て感じで素で照れてたコマさんに超ドキドキしたんですけど…これは何ていう名前の沼なのかな…?

 

メインキャスト以外も、憧花組長のアンヌや夏月都様の乳母、綾月せり様のビゴーと白雪さち花様のシモーヌ夫妻、大抜擢の風間柚乃様ジョルジュまで、適材適所で無駄遣いがなくて…月組の芝居巧者系組子達の実力が発揮されてて、本当にすばらしかったな〜!
若きヒーロー・ダルタニアンと彼を助ける年上の三銃士、というのが若きトップスター・珠城りょう様と支える上級生達(ありちゃんは下級生だけど)という構図にもシンクロするし、今の月組にぴったりの最高の作品だった。
宝塚のエンターテイメント的側面のいいところ全部乗せ!のオリジナル作品のスマッシュヒットを観られて、これだから宝塚はやめられないな〜!小池先生、ポーも宜しくお願いします〜!!!!