タカラヅカと私

カスOL 兼 駆け出しのヅカオタ

花組『EXCITER!!2017』感想

ついに、ついに生でエキサイターを観ることができた。スパークリング・ショー『EXCITER!!』は、2009年に花組真飛聖様主演で上演され、翌2010年に同じく花組真飛聖様主演で即再演された、花組の大人気激アツショーである。映像で観て以来大好きで、再演を心の底から望んでいたので、私のご贔屓こと美しく咲き誇る花組トップスター・明日海りお様主演で再々演されると知った日は訳もなく体にパワーが湧き上がって、退社した職場から駅までなぜか走っちゃうぐらい嬉しかった。走って家まで帰れるんじゃないかと思うぐらい、喜びの推進力があった。

そんな最高オブ最高の『EXCITER!!2017』を運良く梅田で2公演、福岡で3公演観劇できたので、その想い出をここに記します!(まさかの5000 字オーバーしています!)

 

第1章 Dream Exciter!!

ドリームゲートキーパーは飛龍つかさ様、帆純まひろ様、泉まいら様。その3名を観ながら、「そうそうこれこれ…このオープニング…これがまぁ様、だいもん、Pちゃんだったのか…」と初演時のメンバーを思い出して早くもグッときてる客席。そしてメインテーマ場面へのワクワクが抑えきれず、前のめりになる気持ちをなんとかなだめる客席。客席を主語にするのは変かもしれないけど、エキサイターに関しては客席の一体感がすごくて、本当にそんな空気だったように思う。

水色の小林幸子装置系お衣装の明日海りお様が登場され、早替わりでそれを脱ぐとエキサイターの代名詞・赤と黒のギラギラお衣装に。すぐにメインテーマではなく、ムーディーなひと場面を挟んでくれるのがありがたい限り。だってまずはエキサイターお衣装の明日海りお様が現実であることを…眉間にしわ寄せてギラギラ濃いめのタンゴを踊る姿が夢じゃないことを…受け止める時間が必要だから…ヅカオタの神様この度は本当に有難うございます…。と言ってる間にメインテーマがくるわけで!ファンも組子も、みんな大好きエキサイター!!みんな歌えるエキサイター!!なんなら踊れるエキサイター!!!!

「火傷するようなエキサイトラブ、気絶するようなエキサイトキッス」「バチバチバチ ショートする熱視線で、ガチガチガチ 離さないもう二度と」というパンチライン溢れる歌詞、キャッチーの見本のようなメロディー、指差してウィンクする最高の振付、男役も娘役も全員赤と黒で統一されたお衣装。私の大好きなエキサイターを私の大好きな今の花組が!!最高に楽しくて最高にスパークリングで、感慨が無量〜!!

誇張じゃなく客席全員そんな感じでめちゃくちゃブラボーが入って、「客席の熱気」を肌で感じた。そこからスポットが集まって、再びメインテーマを別の歌詞で歌い出すゆきちゃんこと、新トップ娘役の仙名彩世様。ゆきちゃんのよく通る綺麗な声で、この娘役ソロ部分を聴けたのがとても嬉しかった。「これが現実ならアイムシンデレラ」とか、可能性が低い立場からトップ娘役に就任したゆきちゃんが歌うと…グッときちゃう…。改めて、トップ娘役就任おめでとうございます…!!

 

第2章 Beautiful Exciter!!

通称デザイナーの場面。5組のカップルがそれぞれの時代のお衣装で登場して歌い踊って繋いでいく構成がとても楽しい。どのカップルも最高。トップバッターの水美舞斗様と桜咲彩花様は十八世紀担当で、タキシードと輪っかのドレス。「コルセット締めつけ」て歌詞のところで、苦しそうに顔をしかめるべーちゃんを助け起こしたマイティーが、自分の頬っぺたをツンとつついて笑顔を促す仕草が最高で、マイティーにこれをされたらたとえアバラが2,3本折れてても笑顔になっちゃうな…。

飛龍つかさ様と城妃美伶様はロックン・ロールカップル。華形ひかる様がやってた熱さと濃度200%の役、今の花組だと誰が出来るんだろう…と思ってたら!我が組には飛龍つかさ様がいた!熱く濃くやってくれててとてもよかったな〜!しろきみちゃんもロングヘアにパンタロンが意外なほど似合ってて、純情可憐なしろきみちゃんにこんな魅力もあるんだ…!とときめいた次第!

そして若さスパークリングカップルの帆純まひろ様と華優希様。フレッシュなお2人に、在りし日の朝夏まなと様と実咲凛音様を重ねてグッと来た方、多数だったかと…。現宙組トップスターのお2人が揃って花組時代、このカップルに抜擢されて初めて組んだ思い出の場面というのは有名な話で、それを今はまた新しい2人が…こうして歴史は続いていく…それが…タカラヅカ…!

 

第3章 Men's Exciter!!

 真飛聖様(ゆうさん)の時はパンダ好きのMr.YUが主人公だった場面。今回はネコ推しの掃除夫RIO-BOYに変更となり、これがもうかわいくてかわいくて!2017年現在、「かわいいにゃ〜」と語尾を猫語にして喋っても反感ゼロ・違和感ゼロの唯一無二の存在…それが明日海りお様…!

バカ社長のREI(柚香光様)、掃除夫長のアキーラ(瀬戸かずや様)、マドンナセンニャ(仙名彩世様)などなど、藤井先生お得意のあて書きワールドが今回のバージョンもしっかりハマっていて、かつ初演・再演のクソ社長のMARIN(悠真倫様)とバカ息子のSO(壮一帆様)の特大顔写真パネルを舞台装置にしたりと組ファンに嬉しい演出も。というか柚香光様は壮一帆様の弟との設定って、兄弟の戦闘値ちょっと高すぎません…?一回並んでもらえます?そんでブロマイドにしてくれます?

前述の登場人物に加え、細縁メガネのウルトライケメンサラリーマンの水美舞斗様が変なテンションで踊り狂ってるのも観たいし、自分があと5人は欲しいな〜そんで観終わったあと集合して「どうやった?」「最高〜!」「こっちも〜!」て話したいな〜と思いつつ必死で観てて超忙しかった思い出。あと明日海りお様、電気でビリビリになるの上手すぎません??

イケてないRIO-BOYがチェンジボックスに入り、ヒョウ柄シャツ&オールバックのオラオライケメンに変身して出てくる場面は何度観ても「この胸のときめきたるや!!」状態になってしまった。客席がどよめき過ぎた回では指を立てての「シーッ」が入ったり、芹香斗亜様をはじめ『MY HERO』チームの組子が見学に来ていた回はヒーロー変身ポーズで出てきたり、最高にかっこよくて楽しかったな〜!!

 

第4章 Love Exciter!!

中詰は超都会的なクラブ(公式)で花組伝統のスーツ芸。ここもとても好き…花男も花娘も滴るようなお色気全開で、むしろ滴りすぎて大洪水…でも下品にならないのはさすが天下のタカラヅカ!あと瀬戸かずや様の「冷たい愛のロープで〜」て歌詞のとこ、両手でロープを伸ばす?みたいな振り付けがかっこいいと面白いの真ん中バースデーで毎回見てしまう〜!

下級生男役さんが娘役さんに絡んでたりするのを見つけると「いいね〜!花男偏差値上昇中〜!」と嬉しくなるけど、高翔みず希組長が華優希ちゃんの腰を抱いてるのを見つけた時は「あっ…本気のやつ…」て超ドキドキしました。組長はガチ。あとこの場面の水美舞斗様の花男濃度がすごくて、成長っぷりにクラクラしました。マイティーは沼。

チェンジボックスで生まれ変わった明日海りお様がご登場されて、色んな娘役さんと絡んでいくとこでもしろきみちゃんが大人っぽくて…清純無垢なしろきみちゃんが…というギャップが素晴らしかった…!キメキメの明日海りお様が色んな娘役を次々と振って歩き、本命・赤ドレスがとても似合うゆきちゃんと駆け引きを繰り広げ、最終的にモノにしてしまう流れ、ベタだけど大好物なので藤井先生には感謝しかありません。総踊りで全員両手で踊るとこ、途中まで明日海りお様だけ片手をポケットに突っ込んでスカして踊るのも本当にかっこよかった〜!!DVDになったら100万回見ちゃうや〜つ!!

そしてここから、通称「ため息」の場面に突入。明日海りお様、柚香光様、瀬戸かずや様の男役3名が「Uh…」とか「Ah…」とか、伴奏をバックにただただ吐息を漏らしながら客席を練り歩く、謎のサービスシーンである。かつて出演された壮一帆様が「めちゃくちゃ恥ずかしい」と言ってたことがあるとかないとか。しかしそこは天下無敵の花男。客席をガンガンに釣りまくっていく。釣り方も三者三様で、明日海りお様はアーネスト・イン・ラブのフィナーレでの「お散歩」っぷり(客先通路をただ歩くだけ)が嘘のように、客の頬を撫でようとしたり、至近距離でウィンクしたり、超積極的に釣っていく。柚香光様は通路に立ち、じっと冷たく見下ろすSっぽいやつ。そして瀬戸かずや様は、ライトが届きにくい上手最前・最端あたりでなんかハチャメチャにやってる。暗がりの中でもバチバチに踊ってて、さすが花組の彼氏!と思って双眼鏡で見てたらウィンクを目撃して勝手に被弾しました!!

 

第5章 Life Exciter!!

ガラッと雰囲気が変わり、キューバハバナが舞台の場面。若者達がお祭りのような雰囲気で踊っている。中心にいるのはハバナクィーン、その恋人のハバナキング、ハバナクィーンを巡ってキングと対立するハバナダンディ。そこへやってくる、「命の意味を求めて旅を続ける放浪の旅人」明日海りお様。役柄のテンションの違いがすごい。なんでここに迷い込んで来ちゃったの!?危ないから帰ろ!?と思ってるうちに、案の定クィーンを巡ってナイフを振り回しての喧嘩になるキングとダンディ。止めに入る旅人。度胸もすごい。キングがダンディに向けてナイフを振りかぶる!そのナイフを旅人が奪う!そして奪ったナイフをえいやっと地面(舞台)に突き立てると雷鳴が轟き、同心円上に吹っ飛ぶ全組子!!なんか分かんないけど、旅人ほんとすごいね!!!!

そして旅人が「命を大切にしよ…?明日を信じよ…?」みたいな壮大な歌を歌い、「いや…女巡って喧嘩してただけなんですけど…?」とポカーンとしてたハバナっ子達(と客席)も徐々に感動的な歌に感化され、仲直りして笑顔で総踊りに。ツッコミどころは多いけど、名曲っぷりに押し切られるこういう場面、嫌いじゃないっていうか最終的にはなんかニコニコしちゃう!!

 

第6章 Tomorrow Exciter!!

銀色のお衣装に変身した元旅人の明日海りお様、なんていうか綺麗なオールドデュトロノミー(キャッツ)だな…と思ってるうちに、場面はロケットを経て、気だるいルンバへ。最後にまたこういう男役の場面があって、エキサイターは本当に油断できない。

そしてデュエットダンス。この場面だけは、初演・再演とは違っていて、新トップコンビ・明日海りお様と仙名彩世様のお披露目ために新しく作られている。色んな意見があるのは承知しているけど、私は仙名彩世様がとても好きで、トップ娘役に就任決定された時は本当に嬉しかった。なのでこのデュエットをすごく楽しみにしていて、結論から言うとめちゃくちゃ最高でなんか泣けてしまった。

男役群舞が終わり、階段上に1人残っているみりお様。静かなバラードが流れる中、袖からゆきちゃんが走り出てきて、高いところにいるみりお様へ手を伸ばす。それはまるで、新しくトップ娘役になったゆきちゃんが「これからお願いします」と言っているようで…。笑顔で両手を広げるみりお様の元へ駆け寄り、一段下からみりお様へそっと寄り添って幸せそうに瞳を閉じるゆきちゃん…から、曲が転調してアップテンポになる。ゆきちゃんがみりお様と同じ段、すぐ隣に並び、同じ振り付けで目線を合わせながら踊り出したのが、「よくある娘役寄り添い型トップコンビだと思いました?違いま〜す!それだけじゃありません!」って感じでとても良かった。

特にみりお様が「ッアーイ!」てかけ声かけて踊ってゆきちゃんを見て、ゆきちゃんが「ッアァーイ!」てしっかりした声量とダンスで応えるところ、みりお様が「やるね〜!」って嬉しそうに楽しそうにニヤッとしてて…。トップコンビとしてきちんとお互いの実力を認め合って、切磋琢磨していきます!というみりゆきの方向性というか、可能性を示される最高のデュエットダンスだったなぁと思う次第です。

パレードはどの作品でも大好きだけど、エキサイターはまた格別に楽しくて!マイティーが1人で降りてくるのが嬉しいしかっこいいし、あきらはお辞儀して去り際にウィンク飛ばすので最後まで被弾しちゃうし、やっぱりメインテーマは最高だしで。そしてご贔屓明日海りお様が幕が降りる最後の最後まで、羽根を背負ってぴょんぴょんステップ踏んでて、お元気っぷりがめちゃくちゃ嬉しかったです。

 

ご贔屓が元気で楽しそうだと幸せなので、エキサイターは最高のwin-winショー!!生で観られて本当に良かった〜!次の花組大劇場公演のショー『Sante!!』も藤井先生なので、めちゃくちゃ楽しみにしています!!