タカラヅカと私

カスOL 兼 駆け出しのヅカオタ

2016年 タカラヅカ思い出の10本・後半

続いて後半の10本をどうぞ!! 

・7月:雪組 ドン・ジュアン

雪組2番手・望海風斗様ことだいもんのシアター・ドラマシティ公演。案の定の大激戦で、平日公演1枚しか入手できず、有給を取って劇場へ向かった。思い返すと2015年も有給でアル・カポネを観に行ってたし、だいもん有給が毎年恒例になりつつある。

私達と同じく、いやそれ以上にだいもんに夢を見てる生田先生の選択&演出なので期待はしてたけど、思った以上の超濃厚っぷり!よくこの作品をタカラヅカでやろうと思ったな!という「女と酒、そして快楽を求め続け、数多の女達を魅了するセクシーなプレー・ボーイ(公式解説より)」を、清く正しく美しい劇団随一の真面目超えジェンヌ・だいもんが全身全霊でやりきっていた。全てが最低で刹那的で、ドロドロした熱を身にまとう男の中に生まれた、ほんの一欠片の純粋さを垣間見せてくれた。真面目な日本人女性が。すごくないですか??

観劇後は「ドンジュアンを愛し、翻弄され、彼を失った女A」みたいな気持ちになってしまい、梅田で働く友達(ドンジュアン観劇済)を急遽呼び出して飲みに行き、「美穂圭子様の『最初の女』の納得感、すごくない?」「あれだけの想いで作ったのに、彫像の壊し方ダイナミックすぎやんね?」等話して傷を舐め合って帰りましたね…。

 

8月:宙組 エリザベート

2014年の花組エリザでは立ち見1回のみだった私が、3回も座って観たし、母親の誕生日にプレゼントもした。自分の成長をしみじみと感じた公演。チケット入手への動き出しの早さ、情報網、入手経路の数、人脈等、あの頃の私とは違う…!!

朝夏まなと様のトート、実咲凜音様のエリザベート、真風涼帆様のフランツと、主要3役がビジュアル的にも実力的にも抜群で、そこに迫力&適材適所の宙組子が加わり、全体的な満足度がもの凄く高かった。中でも星吹彩翔様のヴィンディッシュ嬢と伶美うらら様のマダム・ヴォルフがピカイチ最高。精神病院の扇交換は久々の復活演出とのことで、あの場面で初めて泣かされた。みりおんシシィの孤独に胸が締め付けられて「陛下…おいたわしい…」ってなるし、一幕とは違う弱々しさでそれでも「私だけに」を歌って自由を思い出そうとするシシィに向かって無遠慮にシャッターを切るルキーニには本気で「無礼者!!」って怒鳴りたくなるし、気分はほぼスターレイ。

まぁ様のトートは男性的で力強く美しくて、騎馬戦とか超強そうで、足の長さを生かした素晴らしいトートでした。自分の魅力を良くご存知で…フィナーレの投げキッスとかね…。そしてみりおんのエリザベートは、ぶっちぎりでマイベストエリザベートです。今までで1番、観劇中にエリザベートという人の人生に寄り添えた気がする。

 

9月:花組 アイラブアインシュタイン 

花男の中の花男・瀬戸かずや様の、満を持しての主演舞台!おめでとうございます!!なんかもうOGの方や同期をはじめとする現役ジェンヌさん達のお祝いエピソードが次から次へと出てきて、発表時から本当に温かい気持ちになった。

 演出はバウホールデビューの谷貴矢先生。作品内容的にはアンドロイドと人間の愛をテーマにした近未来もので、ちょっと学生演劇っぽいというか四季さんのファミリーミュージカルみたいな感じがあった。ベタな演出とか、若干の疑問点はあったけど、大きな破綻なく大団円にまとめてたのは及第点では…という超上から目線な印象。黒燕尾はめっちゃくちゃ良かった!!あきらが0番というだけでグッとくるし、振りもすごくかっこよくて、花男を率いて踊るのが超サマになってたし、全瀬戸かずや様ファンの夢が叶った最高の場面でした。

というか、最近おじさま役が続いてた瀬戸かずや様で金髪白衣の二次元系お衣装を見せて下さっただけで感謝の念にたえません。もうあんなの無いだろうから…ありがとう谷先生…!!

 

9月:花組 仮面のロマネスク&Melodia

初めての花組全国ツアー公演。そりゃ追っかけちゃうよ!!ということで、北海道大千秋楽遠征をキメた思い出深い公演。明日海りお様ご贔屓の友人と4人で行ったけど、同じものを同じくらいの熱量で好きで、一緒に楽しめる友人がいるのって実は稀だし、自分は本当に幸せだなと思った。

仙名彩世様のトゥールベル夫人の「心細くて…」というセリフ回しがすごく好きで、私でも「奥様…宜しければ私が…」ってよろめいちゃう絶妙さだし、それを聞いてニヤリとしてる明日海りお様の悪い顔も良かったな〜。あと芹香斗亜様のハマりっぷりも良かった。ベンチに明日海りお様が足をかける場面は「これ絶対スチールになるし絶対買っちゃうな」と思ったら案の!定!!(買った)

Melodiaも良いショーだし、ツアーバージョンで鳳月杏様が3番手ポジションに入ってて、たくさん堪能できてハピネス!歌もダンスも、本当になんでも出来るちなつさん最高〜!!

 

11月:花組 雪華抄&金色の砂漠

2016年のハイライトはこれ。別記事で書きましたが、生まれて初めて3列目で贔屓組を観劇できたことは、強烈な体験だったな…あの夢のやうな世界から、みんなどうやって生きて帰って来てるの…?

ビジュアルと歌が取り上げられがちだけど、「お芝居が好きだ!」とよく主張されている明日海りお様に上田久美子先生作品が巡ってきて本当に嬉しかった。すごく生徒を見抜くお力のある先生なので、タカラヅカの良さである「スターに当て書き」が2000%発揮されて、組子全員の良さを生かした配役だったし、花組ファンとしては先生にお歳暮を贈りたいな…という気持ちでいっぱいになった。誰かに感情移入するお芝居ではなく、『物語』に心を揺さぶられる作品で、とっても良かった…。

濃厚な金色が後半なので印象が飛びがちだけど、雪華抄もすごく好みのショーだった。ひとつひとつの場面がメリハリがあるし、完成度が高い。春夏秋冬を巡る構成は「宝塚幻想曲」とかぶるけど、和モノだとこうなるのか〜という面白さがあった。派手さはないけど花鳥風月!!鷹がね!かっこいいし!!スチール100枚下さい!!

 

以上、2016年の10本でした!2017年も最高の舞台がたくさん観られますように〜!!