タカラヅカと私

カスOL 兼 駆け出しのヅカオタ

花組博多座公演『Sante!!〜最高級ワインをあなたに〜』感想

行ってきました博多座~~~~!!!!!
楽しすぎて体感5秒と評判のサンテ、ほんとにほんとに楽しくて!!キラキラアゲアゲの主題歌、品と色気のジゴロ、大人の娘役の迫力ダルマ、そして男役の美学の詰まった黒燕尾!!!!
これぞショー、これぞ花組!という多幸感がMAXで…本当に良かった…博多座バージョンで変わっていたところ中心にまとめます!!

 

序章 ル・ミリオー・ヴァン(最高級ワイン)

まずは幕開けの5大女装美女!続投の3名もワイン替えがありそれぞれカツラをチェンジ!
柚香光様は金髪レディ→黒髪淑女、鳳月杏様は金髪ゴージャスハリウッド女優→赤髪お色気フランス女優、そして瀬戸かずや様はもうすぐ自分の店を開くベテランのオカマ→自分の店を開いてより輝くベテランのオカマへと、3人それぞれ全然違う方向に超アップグレードしてる〜!!
3人それぞれ美しいけど、中でも鳳月杏様はぶっちぎりでやばかったな…。「ボンジュール♡」ってハートがフワッとしてるのがほんとに見えたし、客席がガチでどよめいてた。
新規加入組ではパーマヘアで小生意気なアメリカン美女って感じの亜蓮冬馬様がたまらなかった〜!「♪自信と誇りに〜」の時にガォーッて感じの顔してるのめちゃくちゃ好き!
「♪むせ返るような愛の水 むせび泣くような夢の水 最高の水 その名はワイン〜」という分かるようで分からない大介節を経て、いざ!サンテ!!

 

第1章 フルール・ブランシュ(白い花の香り)

何度見ても、きたきたきたー!!感のあるオープニングが本当に最高…!明日海りお様のひとつひとつの振りがより熱く、よりクドくなってて、逐一死んだ!!
ボルドーシャンパンゴールドのお衣装もすごく好き。すぐに着替えちゃうのがもったいない…でも着替えてもかっこいい…白いプリーツ部分が金魚みたいでかわいい…。

仙名彩世様(ゆきちゃん)はコケティッシュで歌うまで「♪かぁじつのかぁおり♡」とかめっちゃ可愛いし、柚香光様(かれー)は「♪いつものワインをオーダー」で指パチンをしてるのが分かりやすいし、瀬戸かずや様(あきら)は「♪激しいテクニック」でがなりを効かせてくれるのが超かっこ良かったし、鳳月杏様(ちなつ)は指でバーンの時にウィンクもしてくれるし、歌い継ぎを見てると花組への愛がどんどん高まっていく。
もう全員好き〜!ってなってるところに戻ってくる明日海りお様。うわーーやっぱりみりお様が1番好き〜!!ってなっちゃうな…!!


第2章 アロム・ド・フリュイ(果実の香り)

「僕の愛する店、テアトル・ド・ハカタザへようこそ」ってドヤってくるみりお様。「今宵は僕と♡」で花組ポーズキメてくれるみりお様。なんかもう楽しそうで何より〜!!
赤ワイン担当のマダムルージュは鞠花ゆめ様、白ワイン担当のムッシュヴランは天真みちる様へ変更。92期コンビに挟まれての『あなたに今夜はワインをふりかけ』、歌詞の合間の男役吐息がよりアダルトにパワーアップしててめちゃくちゃ最高だった…!みりお様がふりかけてくれるワインでビッショビショになりたい…!!

フルーツワインの娘役陣は大劇場と変わらず、フランボワーズとレモンがそれぞれ音くり寿と春妃うらら様のシングルに。そこから桜咲彩花様→花野じゅりあ様とお色気度が上がっていくのがたまらない…よりどりみどりすぎる…早く花娘もデレステに実装しよ…??

酔っ払ったみりお様のアドリブ、私が観劇した回は、

「明日は暑いけん、熱中症に気をつけんといかんばい。…合っとー?」

「酔っ払っとるけど…好いとーよ♡」

「明日は休演日だから…あてどなぁ〜く、さまよぉ〜う…はかたぁー!」

の3本でした!みりお様に額田ぁー!のあかねさすパロを仕込んだ最高の組子は誰かな〜!!

 

第3章 オドゥール・アニマル(動物の香り)

みんな大好きジゴロのターン!前回上演時は3番手だった柚香光様が2番手・芹香斗亜様のポジションに。あきらとちなつはそれぞれ前回と変わらずでした。
前回上演時はセンターで踊るチームだけで目がいっぱいいっぱいだったけど、気がつけば踊ってるチーム以外のメンバーも色々で!上手のかれーチームは待機中も小競り合いしてるし、下手のちなつチームは余裕で眺めてる感じで!余裕のちなつジゴロに「ウチらも行きましょうか」みたいに話しかけて先頭で飛び出す高翔組長…まさかの組長…最高では…!
そんであきらチームの振り付け、足伸ばして横座り→前方(客席)を見て2回頷き→大きく腕で円を描いて立ち上がり→そのまま自分の体を抱きしめる、っていう流れが「お前も、お前も、まとめて全員、抱いてやる」みたいなメッセージにしか見えなくない…?最高じゃない…?
ウルトラジゴロのみりお様のオラオラ感ももちろん最高…あのタバコを足元に捨ててキュッと足で火を消す「エアポイ捨て」振り付けが特に最高…!エコだし、かっこいいし、こんなに地球に優しいキザりがあるなんて!エアポイ捨て賛成〜〜〜!!
あと最後に1列に並んだ時、みりお様に脇腹はたかれる下級生さん、脇腹だけでいいから代わって〜〜〜!!

3組デュエットダンス、冒頭上手側のかれーが真鳳つぐみ様の背中を手の甲で撫で下ろすやつやばくないですか…?あんなんされたら背骨溶けちゃうな…。
なんだかんだみりゆきペアばっかり見ちゃうけど、ゆきちゃんにお尻ドンされたみりお様が当たった太ももあたりを手で払ってたのがプライド高そうでグッときましたね!
手を差し出したと思いきや、ゆきちゃんが掴む前に引くところも、ゆきちゃんが掴めない低さでずーっと手を出したまま走り出したり、最後にゆきちゃんが抱きついてきた時に「おっ」て顔したり。本当に何回観ても変化があって嬉しい楽しい大好き〜!

 

第4章 サントゥール・デピス(香辛料の香り)

夕霧らい様と梅咲衣舞様のサヨナラ場面は九州出身者10名の場面へ変更に。こういう地方公演ならではの演出があるのも宝塚&藤井先生のいいところかと!ここ最近、花組の歌い手としてメキメキご活躍の和海しょう様がセンターで嬉しかったな~!
あと和海しょう様と腕組もうとして強めパンチされて「いったぁ〜い!」て悲鳴あげてる男役・桜舞しおん様の役作りについて誰か説明して〜!

かれーシェフの場面は亜蓮冬馬様シェフに!あれんくん好きなので嬉しい…歌うまくて表情豊かでほんと好き…!
我が道をいく自信家だけど、アシスタント兼恋人?の音くり寿ちゃんをグイッと抱き寄せたりするところに超ときめく。絶対忘れてると思ってた誕生日、日付が変わる5分前に手作りケーキを持って駆け込んで来て欲しい〜!!

フルコースの始まりは変わらずレタスのあきらから。芽吹幸奈様、お化粧変えたのかな…?めちゃくちゃブラヴァツキー感(ポーの一族)があった…。
続いてのポタージュは高翔さおり様・花野じゅりあ様の組長副組長コンビ。組長さんが歩きながら「♪私の後ろから〜」って歌ってる時、客席全員組長の後ろのじゅりあ様を観てたと思う。濃いペアだった…。

だいぶイキのいい柚香光様のお魚が通り過ぎると、いよいよメインのみりお様とゆきちゃんのお肉デュエットダンス!歌は花組の美穂圭子様こと羽立光来様!
ここもほんとに濃厚で…弄ぶみりお様(熟成肉)と弄ばれるゆきちゃん(ソース)…みりゆき2人の表情にストーリー性を超感じてしまうので、「♪月沈む頃が 1番辛いわ」って歌詞に、分かる…ってなるし、「♪夜の私の愚かさよ」にも分かる…ってなる…私は蚊帳の外なんですけど…。ゆきちゃんの切な顔の説得力よ!!
終わると一転して2人で手を繋いでハケていくのもめっちゃ可愛かったーーー!

ニコニコ可愛いちなつとべーちゃんのアントルメ(デザート)を「この2人…中大兄皇子と鏡王だったんよね…」と思いつつ見送って、元気なかれー率いるカンカンを終えると、きました明日海りお様の女装場面!!

今回はデコルテ・背中・肩・二の腕上部が露出してるドレスで、男役としては華奢な方のみりお様にさぞ似合う…見初められちゃう…と心配してたら!意外と!筋肉がついてて!!
背中の筋肉の陰影に、細くてもやっぱり男役なんだなーーーってめっちゃくちゃときめいてしまって、女性の男役の女装の男らしさにときめくって、この扉開けていいやつなのかな!?

 

第5章 エルブ(ハーブの香り)

水美舞斗様の筋肉美が爆発してたこの場面、帆純まひろ様が抜擢!ボーイッシュなショートのかつら(Aパターン観劇時)もよく似合って、勝気な女の子として普通に可愛かった…けど…正直物足りない感は否めなかったな…。
神秘的な唇よりも言及するとこあるんじゃない??と言いたくなる、マイティーの圧倒的筋肉美が恋しくて、あとあきら頑張れ!あきらのサポートで何とかなってる!ポイントも多くて、なんていうか筋肉って大切〜!!でも帆純まひろ様もめっちゃ応援してる〜!!

 

第6章 オドゥール・ドゥ・トレファクシオン(ローストの香り)

前回公演では美穂圭子様&星条海斗様の専科コンビがメインの場面、鳳月杏様&桜咲彩花様に!博多座サンテはちなつの美声がたくさん堪能できて嬉しい。柔らかいのに深みがあって、音程は正確だけど杓子定規じゃなくて…ほんといいですよね…!
カラースーツの下級生カップル4組ではライムグリーンの亜蓮冬馬様ばっかり見ちゃう。カラースーツとアメリカンな笑顔がほんと爽やかで!プロムに誘って欲しい男役ナンバーワンです!!
べーちゃんのエディット・ピアフ、美穂圭子様には及ばないものの、情感溢れる歌で良かった…!けどべーちゃんの恋の報われない率、ここ最近すごくない?澄輝さやと様に追いつけ追い越せじゃない?次はお願いだからべーちゃんに幸せな場面を下さい~!

 

第7章 スー・ポワ(土の香り)

柚香光様の吟遊詩人ことポエットさん、ちょっとカールしたブロンドロングが良くお似合いで!キキポエットさんより走るのが早く、高音はちょっぴり苦手、でも顔は相変わらずキラキラしてる〜!
荒んだ人々が全員ゆっくり前に進んでくるところ、足を引きずるように地面に擦り付けながら出てくるのがすごく迫力がある。全員顔が美しい分、怒りの表情がほんと怖い…こわ美しい…花野じゅりあ様の殺気がマジ…。

みりおジーザスが復活した後は、ダンス系専門学校の卒業公演!みたいなノリをにこにこして見ちゃってたけど、よく聴くといい歌詞だったな…。「誰かを愛する為にね 君は産まれてきた」とか、舞台上のご贔屓をガン見してる全ヅカオタが「ほんまそれ〜!」と思っているかと!私も思ってるよ!!

 

第8章 フェルマンタシオン・マロラクティック(乳酸発酵による香り)

幕開け5大美女が男役に戻って歌う、優しめ主題歌リプライズ。派手なシーンじゃないけど、すごく好き…。前のシーンからの続きで、愛に満ちてる感じがする。圧倒的肯定力!
あとあの姿勢低くねっとり横歩きしていくハケ方もすごく好き!!会社で退勤するとき、あれで「お疲れ様でした〜」ってハケていこうかな〜! 

そんでここも大好きエイトシャルマン!ゆきちゃんの攻撃力がめっちゃ上がってた!前回は「遊びましょ♡(ワイングラス持ってニッコリ)」って語尾にハートがついてる感じだったけど、今回は「遊びましょッ!(ワイン樽ドーン!)」みたいな感じで。

「夜通し飲むの!」もガチでしたね…このゆきちゃん率いる娘勢がお店に入ってくると先客達がざわつくみたいな…朝には飲みつぶれた男達の山の上に足を組んで腰掛け、婉然とワイングラスをかたむけるゆきちゃん…去り際のキメ台詞はもちろんウィンクと一緒に「シャルラ♡」みたいな…最高…!

 

第9章 フルール・ルージュ(赤い花の香り)

『乾杯』の黒燕尾がまた観られるなんて…本当に本当に嬉しかった…。例によって3回観て3回とも泣いてしまった…。
なんでこんなに涙が出るぐらいグッときちゃうのか考えたけど、セレモニー感があるのが1番の要因な気がする。ファンタジアのさくら黒燕尾もメロディアの黒燕尾も、ショーアップされたエンタテインメントという感じがするけど、この黒燕尾は元々が匠ひびき様の退団公演に際して作られたから、とても厳かな雰囲気がある。

明日海りお様が築き上げてきた全て、これまでのたゆまない努力や、胸の中で燃える情熱や、「男役」というものに賭けてきた全部を目の当たりにするようで、それがあんまりにも奇跡みたいに美しくて、ただ泣けてしまう。
しかもその明日海りお様の周りにいる花男達のトップスターに向ける集中力たるや…本当に素晴らしくて…この今の「花組の黒燕尾」も、間違いなく明日海りお様が築き上げたもののひとつだなぁと思う次第です。

黒燕尾でめちゃくちゃエモくなってしまった後、みりゆきデュエダンで幸せにしてくれるわけで!前回の初々しいお披露目デュエダンも良かったけど、今回の男と女の洒脱な駆け引きデュエダンも超良かった〜!
みりお様が挑発するように両手を広げて後退するとこも好きだし、終盤指先をチョイチョイってしてゆきちゃんを呼ぶところも好き。前を向いたまま指パチンするみりお様にゆきちゃんが後ろから寄り添うラストも、みりお様の亭主関白っぽさが出ててめっちゃ好き!!

 

終章 Sante!!(最高級ワインをあなたに)

あっという間にパレード!早すぎる〜!
花組子からのウィンク攻撃がほんとすごい…中でも1番はやっぱり花男オブ花男・あきら兄さんかな…あの片頬と口の端も思いっきりつり上げる瀬奈じゅん様ウィンク…マジで致死!
ゆきちゃんのドレスも胸元におっきい赤リボンが付いてて、どこぞの美少女戦士かと!セーラーアロムドフリュイかと!気合いのボトル8本ヘッドドレスは続投で嬉しかったな…!
幕が降りる直前のフリータイムのみりお様、1回目はゆきちゃんと乾杯して腰に手を当ててグラス一気飲み、ご挨拶後の2回目はかれーと乾杯してまた飲もうとして、もう無い〜(しょんぼり)ってグラスを逆さにする、で定着した模様!どっちも可愛いので最高!!

 

いやーーー本当に楽しかったなーーーー!!
最高級のショーを作ってくれた藤井先生に改めてサンテ!!!!この夏は「飲み干せ命の〜〜〜ワイン!」「ワイン!!」ってコール&レスポンスしていっぱいワインを飲もうと思います!!

タカラヅカスペシャル2017感想

2014、2015、2016と3年続けてライブビューイングで拝見していたタカラヅカスペシャル。いつか劇場で観たい…と願い続けてきたけど…その夢がこんなに早く叶うとは〜!

もう二度とないかもしれないので、覚えているところだけでもその感動を残しておこうかと!ちなみに観劇したのは21日18時開演の回です。花組のことばっかりです!

 

・オープニング

各組の今年の上演作品の舞台写真がどんどん流れていくスクリーン。これも観たしあれも観たし、2017年も最高だったな〜!と、この時点でだいぶテンションがあがってたので、スクリーン布がばさっと落ちて舞台上に全員集合してるタカスペおなじみの画で完全にブチ上がってしまった。みんな大好き89期音校寮同室コンビ・みりだいが…!並んでいる…!!!!

 

・トップスター陣のパリメドレー

すごくないですか?真風涼帆様の次に珠城りょう様、続いて望海風斗様、そして明日海りお様とトップスター4人が順番に出てくるって、そんな、すごすぎません??しかも各組2番手以下のバリバリのスター達がダンサーを務めているとか、ほんとうに、改めてタカスペのスペシャルさに脳がバグを起こしそうでした。

振付もやたら可愛いやつが多くて、鳳月杏様や宇月颯様など上級生スターも下級生みたいな軽快な振付でニコニコ踊ってて、何度ときめきで息が詰まったことか…!!

明日海りお様は各組2番手陣と組んでいたので、そうすると芹香斗亜様と柚香光様が揃ってしまうわけで…!キキちゃん組替前の花組トップスリーにめちゃくちゃぐっときてしまった。

そういう自分の感傷というか舞台外の私情を観劇時に重ねるのはどうかな…という考えもあると思うけど、でも宝塚ってそういう側面も含めてスターを応援するわけだし、私情重ねてナンボやん??それが醍醐味やん??みたいな気持ちも湧いて、なんというか結局涙を止められなかったですね…!

 

・上級生が珠城さんをパリネタでイジるMC

パリ行ったことある人・ない人!で、ただ1人行ったことがない珠城さんをいじり→最終的にみんなで行こうねで終わるMCコーナー。

おそらく公演1回目でその流れが出来たようで、私が観劇した2回目では珠城さんが「そういう流れになるわけですね…」と立派な肩幅を小さく縮めておられたのがすごく可愛かったし、下級生っぷりが素晴らしくて、これは上級生は全員好きになっちゃうな…学年若くしてトップ就任するだけあるな…って感じでしたね…!上司受け抜群、好感度満点の若手営業マンやないか〜!!見習いたい〜!!

 

・組コーナー

各組が今年上演した演目の歌をメドレーで歌う組コーナー。花組コーナーで花組選抜メンバーが歌い継ぐのを観ていると、「花組が好き…!」という気持ちと「今年も花組と駆け抜けたな…2017年も幸せな一年だったな…」という気持ちでエモさが振り切れてしまって、ここでも泣いてましたね…。

金色の砂漠にエキサイター、MY HEROにはいからさんと、アゲアゲ曲に続いて「♪不思議な〜えにし〜」て邪馬台国が始まった時はフフッてなったけど…それも含めて2017年の花組も最高だったーーー!

 

・トップコンビシャッフル

タカスペおなじみ、トップコンビをシャッフルしてのデュエット!どの組み合わせと面白かったな〜!

☆真風涼帆様×愛希れいか様

まずはまかちゃぴ!曲は『ファントム』より「HOME」で、1番新しいトップスターの真風涼帆様ファントムと1番トップ娘役歴が長い愛希れいか様クリスティーヌという組み合わせ。ちゃぴ様の髪型がめちゃくちゃ可憐だった…!可憐だったけどそれでも滲み出る、ファントムの予想以上にメキメキ成長しそう感!たとえカルロッタに声を奪われてもバキバキのダンスでその場の喝采をさらいそう感!!「外に出なくちゃもったいないわ!」と呆然とする真風ファントムを強引にお外に連れ出してくれそうなちゃぴ様クリスティーヌ、超キュートでは!?

☆望海風斗様×仙名彩世様

続いては元花組コンビ・だいゆきで『仮面のロマネスク』。「ご無沙汰してます」「こんなに綺麗になって…」「望海さんこそ…素敵な相手役さんを迎えられたとか…」みたいな濃厚ドラマティック昭和歌謡感がめちゃくちゃ良かった!!

久々に濃〜い花男モードなだいもん…それを受けて立つ、気合い十分のゆきちゃん…お二人の類い稀な歌唱力が素晴らしくて、一曲だけだけど完全に世界が出来上がってましたね…!!

☆珠城りょう様×真彩希帆様

打って変わって今度はさわやか!たまきほによる『パリの空よりも高く』。珠城さんの歌にあわせていっぱい踊るきいちゃんの、「主人よりたまきさんによろしくと言付かっております!!」感がすごくいい。かわいい。

珠城さんは前述の「パリに行ったことないんです」トークの余韻があるせいで、「パ〜リの〜空よりもた〜かく〜(パリの空見たことないけど〜)」って聞こえちゃってニコニコしちゃう。かわいい。

☆明日海りお様×星風まどか様

最後はベテラントップと新任トップ娘役のみりまどで『アデューマルセイユ』。明日海りお様が優しく頼もしい上級生の顔をしてて(主観)ときめきましたね…!あと歌い方にちょっとオサさんを感じた…気がする…!

まどかちゃんもあの学年では飛び抜けているけど明日海りお様には今一歩及ばず、でも今後もっと成長するだろうな…という可能性の輝きと初々しさが最高。

「さすが上級生の方…すごいです〜!」「ありがとう〜」ってほんわかしてそうで、とってもファンシーな並びでした!!

 

コンビシャッフルからジュテームを経て、元サヤコンビに戻って第一幕の幕が降りる演出、王道ですけどやっぱこれ〜!て感じでとても良かった。ツイッターにも書いたけど、

花組・美貌の天才肌×実力派大人嫁
雪組・歌うま真面目越×全力並走嫁
月組・誠実若旦那×奔放キュート嫁
宙組・セクシー色男×頑張り屋年下嫁

というみんな違ってみんないい!!やっぱりこの組合せが最高ーーー!!今回は不在だったけど、星組の紅ゆずる様と綺咲愛里様もシャッフルに加わってたらどうなったか、考えるだけでもワクワクするし来年も楽しみー!!

 

・お客様とのふれあいコーナー

21日夜は宙組回で演目は『うたかたの恋』より、

真風涼帆様:「マリー、今週の月曜日旅に出よう」

お客さん:「あなたとご一緒ならどこへでも」

でした!客席担当のキキちゃんが超近くて超小顔で超キラキラしてたこと以外、かけ合い詳細は覚えていません!!

このコーナー、まさかの明日海りお様が司会で…ゆるふわに定評のあるみりお様…大丈夫かな…と思ってたけど、望海風斗様がいるからかとってものびのびリラックスされてて良かったな〜!(贔屓目)

 これはライブビューイング回のやりとりだけど、ふれあいコーナー後にトップさん達がそれぞれ来年の予定をお話しする番宣タイムで、

みりお:「(新生雪組の)『白雪号』とかそういうのいいな、花組も何かないかな〜と思って、私昨日の夜考えたの。」

だいもん:「うんうん。それで?」

みりお:「あのね…何も思いつかなかった!」

客席:「(かわいい〜!!!!!!)」

という瞬間最高明日海りお様可愛い率がブチ抜けた時間があったことをここに記す次第…!

 

ふれあいコーナー後、トップスター陣が一曲ずつ歌っていつものフィナーレという感じで、なんかもう多幸感に包まれている内に終演してました。タカスペ…めちゃくちゃスペシャルだし本当に幸せだったな…!!また行けるように、日々徳を積もうと思います!!

 

 

宝塚初心者におすすめソング15曲‼︎

数ヶ月前、宝塚沼に足を踏み入れかけている友人から「ヅカファンの中で、これはマスト!みたいな曲ってある?」という質問を受けた。その場でパッと思い浮かんだのはエキサイターで、とりあえずエキサイターを中心に何曲かを薦めたものの、果たしてあのセレクションで良かったんだろうか…ということをずーーーっと考え続けていて、有識者(ヅカ仲間)の意見も聞きつつ、ようやく自分の中で固まったので発表したいと思います!

選定の基準としては、

・ヅカファンの中で知名度が高い
・ディナーショーやタカスペ等でよく歌われる
・初心者でも聴きやすい
・アルバム1枚程度として15曲以内

としてみました!いや〜!悩んだ〜!!

 

〈ショー部門〉
1.Exciter!!(Exciter!!2017/明日海りお)

まずはファンもジェンヌもみんな大好きなやつ!花組の名作ショー・エキサイターのメインテーマを入れたい!花組生・元花組生がディナーショーや番組収録等で歌う率としてはナンバーワンでは?キャッチーなメロディー&パンチライン強めの歌詞で、一度聴いたら忘れられないし何度聴いてもテンションがあがる。バチ!バチ!バチ!ショートする熱視線で〜!
初演と再演は真飛聖様だけど、個人的な好みで2017年の明日海りお様バージョンを推したい。いつものなめらか歌唱がオラオラテンションに引っ張られてる感じが最高〜!


2.ソーラー・パワー(ファンキー・サンシャイン/大空祐飛

ヅカファンの生態を描いた四コマがおもしろすぎる、タカラヅカを題材にした漫画のなかでぶっちぎりで最高な『ZUCCA×ZUCA』。その中でネタとして登場するので、「あれに出てたけどどんな曲?」ということで興味を持ってもらいやすいかと!ソーラーパワーをか・ん・じ・て!!
もし『ZUCCA×ZUCA』をお読みになったことがない方がいたら下記で試し読みできるので是非!ヅカファンじゃなくても、何か沼を抱いてる人には超おすすめ!

http://www.moae.jp/comic/zuccazuca


3.夢は世界を翔けめぐる(夢は世界を翔けめぐる/香寿たつき

2001年1月という新世紀の幕開けを飾った星組のショーの主題歌とあって晴れやかで明るい一曲。歌詞の中に「夢幻の 紫苑の 砂漠の 地上の 心の」と宝塚5組が入っているところが好き。「夢はオーシャン 夢はムーンライト 夢はワンラブ 夢はトゥルーラブ」とか結局夢は…?何なの…?ってなるところも好きだし、組子の「ヤーヤッヤ ヤーヤッヤ ヤーヤッヤヤー!」てコーラスも超好き!
稔幸様主演のショーだけど、私は香寿たつき様の優しい歌声が大好きなので、iTunesで買ったやつをセレクトしたいと思います!

 

〈海外ミュージカル部門〉
4.ひとかけらの勇気(スカーレット・ピンパーネル/安蘭けい

宝塚で上演している全作品の中で1番好きかもしれないスカーレット・ピンパーネル!感動と笑い、華やかさと情緒、恋愛と友情と冒険、そして大団円!色んな要素がバランス良く入ってて何回見ても楽しい。そんなスカピンの主題歌は本当に名曲なので絶対入れたい!
宝塚で上演するにあたり新たにワイルドホーン先生が書き下ろしてくれた内の一曲で、しかも先生は安蘭けい様の声を聴いて安蘭けい様の為に書き下ろして下さったとのこと。優しくも力強いメロディー…まさにとうこさんそのもの…というわけで、ここは初演バージョンでお聴き下さい!


5.最後のダンス(エリザベート春野寿美礼

1996年初演以来、9回も上演され、その度にチケ難になる超人気演目ことエリザベート。愛と死の輪舞曲・私だけに・私が踊るとき、と名曲揃いで悩むけど、ここはトート閣下の十八番・最後のダンスで!片思い相手のエリザベートの前に姿を現し、「覚えておいでですか?」「いいえ。どこかでお会いしたような気もしますが」と返されてこの曲が始まるわけで。閣下がんばれ〜!閣下かっこいいよ〜!
テンション低めのスタートから、めちゃくちゃかっこいいサビに入るあの数秒間の来る…来る…!というワクワクは本当にクセになる。スターさんによって後半のアレンジも違うのでめちゃ迷うけど、宝塚が誇るベルベットボイス閣下こと春野寿美礼様バージョンを私は推したい!!

 

6.ミー&マイガール(ミー&マイガール剣幸こだま愛

あったかハッピーラブコメ代表、ミーマイから表題曲を!男役メインに偏りがちなので、男役と娘役のデュエット曲がバリエーション的にも良いかなぁと思って選びました。下町の幼馴染カップルのビルとサリー、交互に歌う2人が楽しそうで、メロディーも軽やかで、聴いてるだけでニコニコしちゃう。
こちらも色んなコンビが歌ってるけど、初演の剣幸様とこだま愛様のゴールデンなやつで。ちょっと演奏が懐かしい感じもするけど、こだま愛様ことミミさんのサリーの「♪もう ダメよ♡」がめちゃくちゃキュートでほんと大好き!

 

7.エメ(ロミオとジュリエット/明日海りお・真彩希帆)

ロマンチック泣きミュー代表、ロミジュリからはしっとり系デュエット曲を。エメ(Aimer)=フランス語で「愛」の通り、「たとえ貧しい時も」「病に倒れようとも」愛していると歌う、結婚式の誓いが下敷きになっている名曲。アゲアゲ曲を選びがちなので、ここら辺でちょっと切ない系もありかと!
本公演ではないけど、明日海りお様のディナーショーで披露された当時花組娘役・現雪組トップ娘役の真彩希帆様のやつがiTunesにあるのでおすすめです。真彩希帆様の透明感のあるソプラノが本当に素晴らしい…!

 

〈オリジナル作品部門〉
8.エジプトは領地を広げている(王家に捧ぐ歌/朝夏まなと

エジプトの次の将軍に選ばれるのは絶対に俺〜!いけいけドンドン!!な疾走感とそのまんまの歌詞が超楽しい1曲。とにかくキャッチーさがすごくて、カラオケで歌うと非ヅカファンにも興味を示してもらえるので、初心者の方のお心を掴めるんじゃないかと思います!そしてお心を掴めたらメインテーマ(名曲)、ファラオの娘だから(パンチ曲)、そしてスゴツヨソングをご紹介したい!
こちらは再演・朝夏まなと様バージョンで。よく聴くと(よく聴かなくても)ダサい歌詞を、あのまぁ様の伸びやかなお声のかっこよさで押し切っていただきたい!

 

9.未来へ(エクスカリバー姿月あさと

劇場で生で聴きたかった〜!!と聴く度に悔しく思う1曲!1998年に誕生した宙組の記念すべき大劇場公演1作目のエクスカリバーの主題歌を。タイトル通り、明るく開かれた未来へ向けて歌われる、希望に満ちた旋律がすごく良い。キラキラしたもので胸がいっぱいになって客席で泣いちゃうやつ…劇場で聴けた方が本当に羨ましい…!
姿月あさと様の歌声は宝塚の大きな財産だと思うので、こんなに素敵な歌を歌われる方が宝塚にいたんだよ、ということも合わせて伝えたい。伝えたいというか、自慢したい〜!

 
10.エル・アルコン-鷹-(エル・アルコン-鷹-/安蘭けい

ドラマチックな前奏と「イギリス海峡…その海の向こうにはスペインがある。」という語りから始まる、壮大さが最高なナンバー!♪エェ〜ル アルコ〜ンのコーラスも超真似したくなる!漫画原作ものからも選びたかったのと、どんな舞台か見てみたい、と思ってもらえるのでは…という企みをこめて!
宝塚では珍しいダークヒーローもの、その黒い魅力が歌声だけでも超かっこよくて、同じ安蘭けい様が歌っている前出の「ひとかけらの勇気」との違いも楽しんでもらいたいな〜!


11.君に伝えたいことがある(THE SECOND LIFE/北翔海莉)

知名度や歌われる率でいうとセレクト外だけど、北翔海莉様の歌は絶対に一曲入れたい!!ということで。舞台は未見の状態だったにも関わらず、初めて聴いた時に泣きそうになった名バラード…北翔海莉様の歌声の、温かさと優しさが絶品です…。後日スカステ放送された舞台を見て、歌の背景の切なさに号泣しましたね…(死んだピアニストの男が現世でマフィアの男の体を借り、恋人に自分だと分かってもらう為の歌です)
これはもちろん本公演の音源がすごいので!何がすごいって、ピアノの弾き語りがすごい。この伴奏のピアノ、オケじゃなくて舞台上で北翔海莉様が弾いているものである、ということも含めてお聴き下さい!!


12.酒・歌・女、我らに有り!(ALL FOR ONE〜ダルタニアンと太陽王〜/美弥るりか)

個人的に2017年のベスト公演・月組のALL FOR ONEより!「♪俺は恋の狩人だ 狙った獲物は逃さない」という宝塚でしか聞けない歌詞を歌うアラミス@美弥るりか様をメインに、場の全員が歌うこれぞミュージカル!という感じがすごく好き。「♪例え行きずりの出会いでも(パンパン!)運命の相手かもしれない」で2回手を叩くところの楽しさよ〜!
三銃士の1人・アラミスが宝塚版では「世紀の色男」という位置付けになっていて、美弥るりか様が見た目もキャラもめちゃくちゃハマっていた。宝塚ならではのキャラクター設定も合わせて楽しんでもらえたら嬉しい限り!

 

〈教科書部門〉
13.この愛よ永遠に-TAKARAZUKA FOREVER-(ザ・レビューII/大地真央黒木瞳

宝塚には宝塚という世界そのものをテーマとした名曲がいくつかある。「タカラジェンヌに栄光あれ」「おお宝塚」「カルナバル・ド・タカラヅカ」等、大体が宝塚って最高〜!宝塚って楽しい〜!マジ永遠なれ〜!みたいな歌詞なので、初めて聞いた時は自画自賛すごくない!?とちょっと驚いた。その中でも人気のこの曲は、何度も聴いてるうちに世界観にも慣れてくるし、なんなら退団者のお別れで聴いたりするとめちゃくちゃグッときちゃうから不思議…。
元々は男役と娘役のデュエット曲で歌詞も違うけど、宝塚ソングとして歌われる方が近年は多いし、大人数で歌ってるやつがいいかなと思うので2014年タカラヅカスペシャルバージョンの音源でどうぞ。ズラッと並んだスターさん達が、全員ニコニコ歌ってるのを想像してもらえるとより臨場感を味わえるかと!


14.すみれの花咲く頃(パリゼット)

やっぱりこの曲は外せない!!宝塚歌劇を象徴する曲として、一般にも知名度が高いのではないかなぁと思ってるけど、実際どうなのかな〜。改めて聴くと、上品なメロディーと日本語にしみじみしちゃうし、「♪すみれの花咲く頃 初めて君を知りぬ」っていう歌詞に大体のヅカオタはご贔屓との出会いを重ねていそうだな…と思ったりする。
有名曲だけあって音源もたくさんあるけど、おすすめは「POWER OF MUSIC!!~心はひとつ~」というスカステ番組内で収録されたバージョン。東日本大震災があった2011年に制作された番組で各組&専科からの選抜メンバー・計111名が参加した、タカラジェンヌの本気の合唱をぜひ!ご堪能いただきたい!

 

15.HOT LIMIT(Special DVD-BOX/明日海りお)

これは完全にボーナストラックとして!!トップスターに就任して限定生産で発売されたDVDで歌ってるやつ!明日海りお様が西川貴教さんを…!?ナマ足魅惑のマーメイドを…!?私服は春夏秋冬ブーツインなのに!?って発表時にブチ上がった思い出。タカラジェンヌがJ-POPを歌う新鮮さを楽しんでいただきたい一曲!
ちなみに「ダイスケ的にも〜」は、「りお様的にも〜」に変わっていて、ダイスケ様サイドからは快く歌詞変更オッケーが出た、というエピソードも。あとPVも最高なので、歌を気に入ってくれた人には是非見せたい。ナマ足どころか黒のレザーの上下で男性ダンサーを従えて踊るガッツリアイシャドウの明日海りお様がとても…とてもかっこいいので…!!

 

以上、独断と偏見によるおすすめ15曲でした。今後リアルに会える友達に聞かれたら上記をお聴かせしていこうかと。
ヅカ仲間との会議では「ル・ポァゾンも必聴じゃない?」「LOVERS GREENも入れたい〜!」「ベルばらは知名度あるけど…曲だけ聴くと濃すぎるのでは…?」等、超盛り上がって楽しかったです。宝塚、名曲が多くて本当に最高〜!!マジ永遠なれ〜!!

 

花組TBS赤坂ACTシアター公演『ハンナのお花屋さん —Hanna’s Florist—』第2幕感想

千秋楽からかな〜り経ってしまったけど!第2幕分!ようやく書き終えた〜!!

 

S1:Funeral

緞帳があがると、第1幕と同じ森の風景。「野いちごを摘みに行きましょう」という声も同じだけど、今回は白い妖精さん達が黒い布を手に踊っていて、クリスも喪服を着ていて。父アベルの墓に花を手向けるクリス。悲しい場面だけど…喪服姿も超かっこいいな…って思っちゃう、どうしても思っちゃう!!
アベルは最初の発作の後、「死んだらハンナの隣に埋葬して欲しい」と何十年連れ添った妻のソフィアに何度も何度も頭を下げて頼んだそうで。酷いでしょう、と言いつつ全然恨んでる風ではなく、あの人がなんだか可哀想でと涙を浮かべてるソフィア@白姫あかり様に早くももらい泣き…。この人はこの人で、アベルを心底愛してたんだな…。

そう、ハンナは「クリスの母」だけど「アベルの妻」ではないわけで。高翔エーリクの語りによって過去編スタート!!

 

S2:Losing the Voice

ひと夏の休暇をほとんど一緒に過ごし、休暇後も週末ごとにハンナに会いにくるアベル。「そして秋の風が吹く頃、2人は新しい命を…」てサラッとなかなかの事実が語られます。アベルめ〜!
でもハンナを後ろから抱きしめての「幸せだ…」が本当に胸が幸せでいっぱいの声だったので…アベル許すね…組替え前に「幸せ」と言ってるキキちゃんが観られて私も幸せ…。

地元のコペンハーゲンはちょうど社交界シーズン、友人や家族に紹介するよ!皆きっと君を気にいるよ!と2人でウキウキ向かった舞踏会。予想通りの超アウェイ!!アベルの婚約者・ソフィアのドレスと髪型がクラシカルでオードリーっぽくて素敵だったな…白姫あかり様は本当にセンスが良くて好き…。
舞踏会客達の「ただの遊び」「よくあること」と悪意ある噂話コーラスに囲まれるし、窓から星が見えないしで不安そうなハンナ。そんな中で「彼女は歌が得意なんです!ハンナ、お聞かせしては?」と振ってくるアベル。いやいや!!ムリムリ!!てハラハラしながら観てたら、案の定声が出なくなってしまい…なるほど、さながら人魚姫ですね…!

 

S3:What is your Happiness?

アベルの家族が結婚に反対したのではなく、ハンナがアベルの求婚を拒んだ」のだと明らかになり…この場面の歌も切なくてすごく良かったな…。ハンナ、全体的に良曲が多くて嬉しいです。
「愛してる だけど何かを 犠牲にして幸せにはなれない」て歌詞、ハンナの犠牲は「自分らしく生きられる場所」だとして、アベルの犠牲は「代々続いた家と会社を守ること」なら、ヅカ的にはブン投げて結婚案件じゃないの…?てこの時はちょっと思ったんですけど、それでも2人のデュエットに超切ない気持ちになりました。
泣きそうなアベルの「愛してる」に「幸せよ」と微笑んで返すハンナ…舞空瞳様…マジで研2…??

 

S4:Hate makes a Tragedy

ハンナはクリスを森で育ててアベルも週末ごとに訪れ、しばらくは幸せな時間が続いたものの、社長である父親が倒れ&多額の損失を出した会社を立て直す為、銀行家の娘であるソフィアと結婚したアベル。パリッとしたピンストライプスーツを着てるのはあきらと同じなのに、なぜかキキちゃんだと坊ちゃん御曹司感が増すのはなぜ…!でもそんなキキちゃんが好き!
とかときめいてる場合じゃないぐらい会社がヤバいらしく、改革を推し進めて労働組合とめちゃくちゃ対立しちゃってるアベル。会社を立て直す為なら何でもする、という気持ちから苦渋の決断を下し、とうとうリーダー格の労働者をクビにしちゃうアベル。火種の予感しかしない!!

ここで突然お知らせされる、「実はハンナの森の隣町にはアベルの会社の工場があり、そこでハンナの両親も時々働いていた」という新情報!いやいや!植田先生!!
原因不明の火災で燃える工場へ駆け込んでいくハンナ…しかし工場は崩れ…。容赦ないジャーナリストに取り囲まれるアベルの虚ろな目…。「罪の報いか」という絶唱も、ハンナの名前を呼ぶ慟哭も、めちゃくちゃ胸にささって…キキちゃんは本当に良い役者になったなぁ…。

 

S5:Welcome back to the Home

「ハンナも君も知らない真実がある」と語り出すエーリク叔父さん。アベルは実子ではなく、救貧院から引き取られたのだと。その後エーリクが産まれても分け隔てなく育ててもらった恩を返す為、アベルは必死で会社を守ろうとしたのだと。なるほど納得〜!はするけど、それならエーリク叔父さん、早めに教えて欲しかったな〜!確執がさ〜!結構さ〜!!

過去の真実を全て知ったクリスを、昔ハンナと暮らしてた森の家に連れてきてくれる叔父さん。おなじみ白い服の妖精さん達がクルクル踊っていて、1人コロコロかけてる妖精さんがいるよね…と思ってたら棒の先にリスがくっついてました。
私の気づきをよそに、懐かしそうに家を眺めるクリス。そこに現れる、ハンナと子クリス。これは…植田先生お得意の次元とかよく分からないけど美しい舞台空間のやつ…!
「(会いに来てくれないパパを)嫌いになっちゃわないの?」と聞かれて、「なっちゃいそうになる。でも、そういう時はね、森へ行くの!!」と笑顔で言い切るハンナ。森へ行くと余計な考えが消えて、心の声が聞こえるそうで。またフェアリーな…と思ってたけど、「私はアベルを愛してる。アベルは私達を愛してる、何があっても」と話すハンナは心からそう信じていて…少し前に現れて、泣きそうな顔をしていたアベルを抱きしめるハンナに母性すら感じましたね…。

確かにそこに愛はあった、アベルはハンナを愛してたし、ハンナもアベルを愛してた、愛されていると感じてた。そのことを知って歌うクリスのBelive miracle(みたいな歌詞のやつ)がめちゃくちゃ良かったし、ちゃんと山場になってたし、過去を乗り越えたクリスの涙の美しいことよ…!!

 

S6:The Next Step

「見つけたんだ、例の家!」とジェフに電話をかけるクリス。「あんなに晴れやかなクリスの声、初めて聞いたな」って語るジェフ…の場面は無かったけど…絶対語ってると思うな〜!
帰国したクリス、従業員達も驚くぐらい以前よりイキイキしてるようで何より!ブルーグリーンのスーツもめちゃくちゃ似合う!ほんとお着替えが多くて嬉しい限り…!
自分が望むことを見つけられたクリスはきっぱりとデパート出店をお断りし、従業員達にデンマークで新たなビジネスを始めることを発表。「寂しくなります」というナディアちゃんの肩をすかさず抱き、「俺がいるじゃ〜ん!(クリスを振り向き)お疲れさまでした☆」のつかさ、きっちり笑い取ってて良かったな〜!

 

S7:Hello,A Little Mermaid

自分の人生に迷いがなくなったクリスからミアへの猛アタック開始!とにかくSNSで必死に語りかけるクリス。ようやくミアから返信があったと思ったら、「私は万事オーケー!仕事も順調で毎日ハッピー!」みたいな内容で。次々とミアからキラキラ女子的な投稿が画面上に映し出される一方、舞台下手では小さなハンバーガーショップの紙袋を手に、汚れたベンチに俯いて座るミアの姿が…ここめちゃくちゃ辛かったな…。

とうとう「アンデルセンこと、C.Jより」と自分の正体を明かし、デンマークに発つ前に会いに来て欲しいとメッセージを送るクリス。いけいけクリス!押せ押せクリス〜!

 

S8:Anabel's Love

他の店員達が帰った後も翌日の仕事の確認をしてる真面目なアナベル。戻ってきたクリスに話があって、と切り出した時の「僕も君に話したいことがあるんだ」って答えるクリスが作品中ピカイチの店長っぽさで最高だったな〜!ここで働きたいな〜!
ケガをしてバレエの道を諦めざるを得なかった過去を持つアナベル。彼女の話を聞きながら優しく相槌を打ち、「辛い仕事でも誰よりも頑張った」と褒めてくれて…最高の店長…。
クリスに何か踊ってみてと促されて、最初はこわごわ踊り出したアナベルが徐々に踊る喜びや楽しさを思い出して、どんどん自由に伸びやかになっていくのが本当に素敵で!音くり寿様の表現力よ〜!
踊り終わったアナベルが紫陽花を一輪、クリスに差し出す場面…皆さん覚えていますか…1幕でアナベルがおすすめしてた花は紫陽花…その花言葉は「ひたむきな愛」…!
不器用なアナベルの精一杯の告白、真摯に気持ちを差し出す女の子の尊さに胸打たれました…!

 

S9:Farewell Party,BUT!

クリスがデンマークへ出発する前日の壮行会。「本日の主役からひとこと!」で前に出ようとして、「チェンリン!」で下がるところとか、挨拶で「こういうの苦手だな〜」とか、「ちょっと待った!」からの「まぁいいか〜」とか素の明日海りお様っぽくて可愛いかったな〜!
なのに急な仕事が舞い込んで、パーティーから一転みんなで仕事しながらたわいもない会話をして…「ハピネス 共に過ごした時 愛しい思い出」とか歌うの…ほんとやめてもらえます…?なんかほら…退団とか…そういうのデリケートな部分なんで…!

 

S10:Home 〜Autumn,Winter,and Spring is in the air

デンマークへ移り住んだ後もミアちゃんへひたすらSNSで語りかけるクリス。ハロウィンからクリスマスへ季節は変わり、クリスのお衣装も変わり。ノルディックなニットも似合う〜!
ここで再び、サニーちゃんが登場。ブログで『地雷ではなく花を下さい』を紹介しているクリスの文章を登場人物達がそれぞれの場所で読んでいる、という情景がベタですけど良かったなぁ…。

 

Epilogue:New Life with You

矢車草の青い花が咲く春、ついにクリスのもとにやってきたミア。ようやくきれいめな白ワンピ&紺のカーディガンを着せてもらえたミア。良かったね…なんかずっと垢抜けない服で職探しばっかりしてたもんね…!
オーガニックの紅茶を淹れて、テーブルを挟んで向かい合わせに座り、お手手をキュッと繋いで幕となりました〜!

 

Finale:Nordic Frowers

フィナーレの幕が上がるとそこには大量の青マリメッコ。ほっこりテキスタイルの使い方として合ってる…?という客席の動揺をよそに、オラオラ踊りまくるセンター瀬戸かずや様のブレなさが最高でしたね!!
もちろん続く娘役さん達も赤マリメッコ、二番手芹香斗亜様は上下マリメッコ、明日海りお様に至っては上下マリメッコにラインストーンが付いていました…だってトップスターだから…!!

Twitterにも書いたけどフィナーレではキキちゃんに泣かされて…「♪Home 人は誰も探し生きる 自分だけのその場所」て一節を歌って、トップコンビのお二人としっかり視線を合わせて頷いて、爽やかに舞台を去っていくキキちゃん…ほんともう…今まで有難うという気持ちと…どうか宙組がキキちゃんにとって良い場所になりますように…という気持ちでめちゃくちゃ拍手を送りました…!

 

どこの場面か忘れちゃったけど、クリスが「ハンナはお花は神様からの贈り物だって言ってた」て発した瞬間、お花屋さんは神様からの使い→神様からの使い=天使→明日海りお様は天使→理解!!!!ってなったりしたし、ご贔屓がお花屋さんをやれて幸せそうで私も幸せでした!!人生に迷ったら森へ行くね!!

花組TBS赤坂ACTシアター公演『ハンナのお花屋さん —Hanna’s Florist—』第1幕感想

明日海りお様が念願のお花屋さんが出来るならそれだけでオッケーオッケー!というチョロいファンの女Aとして観に行ったけど、思ってたより良かった…!
感動作というには脚本にもう少し深さが欲しい・トップ娘役の出番が少なく恋愛要素薄め・ところどころご都合、という植田景子先生あるあるを除けば、キャストに合った役でそれぞれが好演してたし、余韻は温かくて…明日海りお様中心のハートフル群像劇、という感じでした!
自分でも引くぐらい感想がまとめられなくて、とりあえず第1幕分のあれこれ〜!
 

Opening:A Dream in the Forest

幕が上がるとそこはのどかな森。木の根元で眠る、白いシャツとパンツのクリス@明日海りお様。その周囲を舞い踊るヒラヒラした白いお衣装の妖精のような娘役さん達と、「栗拾いに行きましょう」と楽しげに行き過ぎる親子連れ。あれっ?現代物じゃなくてファンタジーだったかな??と思っちゃうぐらい、植田景子先生らしい幻想的なオープニングでした。
まーーー木の根元で眠る明日海りお様が美しくて!なんのおとぎ話かと!今すぐデンマークの森という森に分け入って、木という木の根元を探し回りたいという衝動に駆られましたね!!

 

S1:Happy Birthday to Chris!

森の場面はクリスの見ていた夢だったようで、さらっと現実へ。
誕生日の3日前に彼女にふられたオーナー兼店長のクリスのために、花屋の従業員たちがお誕生日パーティーを開いてくれています。めっちゃ説明セリフありがとうジェフ@瀬戸かずや様!
ここのハピバ歌、クリスのお誕生日!おめでとう!という舞台上のテンションと、邪馬台国ぶりの明日海りお様!幸せ!ありがとう!という客席のテンションが合わさってド頭から手拍子が入っててアツかったな~!客席のテンションは私の予想ですけど!
歌ラストのクリスを中心に全員で囲んで「ユーアープリンス!」のとこ、「ユーアーエキサイター!」って言いたくなったし、赤いスパンコールが目の前をよぎっていったりしました。あとクリスとジェフが、シャンパンを『恋の代わりにウォッカで身も心もお焦がしあそばせ飲み』の横並びバージョンで飲んでて可愛かったですね…!
というか花屋のマネージメント(経営)担当かつクリスの親友であるジェフ…紺のピンストライプ三つ揃えスーツのエリートなあきら…有難うございます…有難うございます…
と思ってたら美人妻(乙羽映見様)とキッスかまされて、クリス!私も!3秒前にフラれました!!

1人になったクリスが『Make a wish(願い事は?)』を歌っている途中、過去の回想がはさまれるわけで。クリスの父・アベル@芹香斗亜様、母・ハンナ@舞空瞳様、幼いクリス@茉玲さや那様が仲睦まじく誕生日ケーキを囲んでて、幼いクリスが願い事で「このお家でずーっとずーっと、一緒に3人で暮らせますように!」って言ってて、これ絶対叶わないやつやん!て先読みしてしまって切なかったですね…。

 

S2:A Surprise News!

翌朝、開店準備中のお花屋さん。セット上部がスクリーンになっていて、そこにお店のブログ画面を映しながらのブログ更新『6月おすすめの花とあわせてフローリスト達の紹介』、という体でそれぞれの役紹介があって親切でした。
店一番のベテラン・ライアン@綺城ひか理様はヒマワリ、真面目なアナベル@音くり寿様は自分の名前と同じ「アナベル花言葉はひたむきな愛)」という品種のアジサイ、台湾出身のチェンリン@美花梨乃様はオリエンタルムード推しでシャクヤク、色男のヤニス@飛龍つかさ様は季節とか関係なく「女性を口説くには深紅のバラ!」とバラを口にくわえて花組ポーズ(効果音付き)。新入りのナディア@雛リリカ様はガーベラと無難なところ、ヨージェフ@帆純まひろ様はプランター担いで力持ちアピールと、それぞれ個性的で。「ジェフはいいや、経営だし」と言われながらちゃっかり集合写真に写りこむジェフも最高~!舞台写真で売って~!

クリスのブロンズメダル受賞が判明してからのドタバタも超楽しくて!EDMというかピコピコ音楽での始まりもかわいいし、電話が鳴ってニュースが出て注文殺到・取材殺到…という一連のあれこれがコミカルかつスピーディーで、観てる側もアワアワっぷりを体感できて良かったな~。最後の取材の写真撮影、クリスが見事に貼りつけた笑顔なのがおもしろかわいいでした!

 

S3:Blue Cornflower

忙しさが続くある日の夕方、お店にやって来たミア@仙名彩世様。製作発表やスチール写真とは髪型が変わっていて、ハーフアップでおとなしめな印象になってました。お店併設のカフェで仕事の面接とのこと。やってきたレストラン経営者のエマ@花野じゅりあ様はロングの赤毛&強め柄物ワンピースが超似合ってて、さすがとしか!
無事採用となったミア、そこでようやく「素敵なお店…」と店内を見渡してて、緊張でそんな余裕も無かったんだな、っていうのが伝わってきました。
クリスから仕事が決まったお祝い、と矢車草のブーケを渡されて、遠慮した後に受け取って、ぽろっと涙をこぼすミア。「クロアチアから出てきて、3日前にロンドンに着いて、地下鉄の乗り方も分からなくて、やっていけるか不安で…」と震える声で堰を切ったように話すのを聞いて、この人はロンドンに着いてから、ひとりでずっと不安でたまらなかったんだろうな…と思うと胸がギュッとして、早くも泣いちゃいましたね…。

 

S4A:A Business Chance(昼間)

受賞したことで一気に知名度の上がったクリスの元にビッグビジネスチャンスがやってくるわけで!老舗デパート出店を持ちかけてくるMr.エディントン@羽立光来様と部下の更紗那知様・千幸あき様が、予想外のウルトラコメディ3人組でした。スーツのジャケットの襟を右手で引っ張って顎をあげるエディトンポーズ、フォトジェニックすぎる…絶対真似しよ…。
「我がデパートに出店すれば、チェルシーの庭付き一戸建ても夢じゃない!」というエディトンの言葉にあわせて、お屋敷の前に車、その前でグラサンかけてキメキメのクリスの写真がセット上部に映るんですけど、あれも売って欲しいな~!
エディントン達のサンバに巻き込まれて踊るクリスとジェフ、勢いに負けて「イエス、ウィー、キ、キャン…」て返事してるクリスとジェフ、にこいちで可愛いな~と思いきや、「お前にとって良いと思うことを考えろよ」ってさりげなくクリスの選択を尊重してくれるジェフ…めっちゃ冷静だしいい奴…!

 

S4B:A Business Chance(夜)

エディントン氏の資料はさておき 、MacBookを開いて自分の花屋のエゴサをするクリス。PC使う時だけ眼鏡をかけるという演出、プラス20点!!
矢車草のブーケの写真を添えて「ロンドンで初めてのハッピーな出来事」と投稿しているミアことリトル・マーメイドさん。ああでもないこうでもないと内容に悩みつつ、アンデルセンより、とコメントをつけるクリス。なんでしょうね、確かにSNS、確かに現代物だけど、ファンタジー感がすごい!!

 

S5A:A Holiday in Public Library

図書館司書のローズ@真鳳つぐみ様が本当に素晴らしくて!こんな逸材だったとは…!冒頭の「ハックショイ、チキショイ!」から、最後の「また来てね~♡ク・リ・(机の角に足をぶつけて低音で)痛ッ!!」までほんと完璧に振り切ってて超楽しかった~!
ミアには「住民証明書がないと貸出できません!」って冷たい公務員、クリスにはメロメロなローズさん。ミアの為の又貸しを渋るもクリスに「君と僕の仲じゃないか(吐息系イケメンモード)」て迫られて、「又貸し、目をつぶるっきゃない!!」って本を差し出すところ、客席全員の総意!!って感じでしたね…!

 

S5B:A Holiday on the Green

図書館からの帰り、カフェに誘われて「そういうところ慣れてないから…」と気後れして断っちゃうミア。そっか…と去りかけたクリスに、これでお茶はどう!?と勇気を振り絞って水筒を取り出し、公園ティータイムを提案するミア。「マイボトル!」てめちゃくちゃ響いたっぽいクリスと無事お茶することに。安物のティーバッグだけど、て渡したお茶を「カフェで飲むよりずっといい」って美味しそうにニコニコしてくれて、自然に取り出したハンカチでコップのふちを拭って返してくれて、なんかもう…好きになっちゃうな…。
図書館で借りた本、『サニー ザ ラビット 地雷ではなく花を下さい』に出てくるサニーちゃんのように、困っている人を助けてあげられるようになりたい、と話すミア。今は自分のことで精一杯だけど、と言いつつ弱者のことを考えられるミアちゃん、超いい子では…。
お互い故郷から出てきてロンドンで働きながら、自分の本当の居場所を探しているという共通点を持つ2人が歌う『Home』、希望溢れる!って感じじゃなく、小さな希望にそっと寄り添うようなメロディーが印象的でした。

 

S6:A Little Florist

「それが僕の母、ハンナ!」というクリスの高らかな呼び込みにより場面転換し、舞台は1970年代後半・デンマークの農村へ。

森の小さなお花屋さん、と呼ばれて村の人に愛されているクリスの母・ハンナ@舞空瞳様はなんと研2…!この純真無垢っぷり、人間より妖精に近いのでは…というハンナに一目惚れする、田舎の別荘へ夏のバカンスに来た名門貴族の長男・アベル@芹香斗亜様。超ベタ!!なんだけど、お二人が好演してるので何となく許せるや〜つ!
ハンナから小さな花束を受け取ったアベルの「ありがとう」がほんと絶品で!ひとめぼれして、相手に吸い込まれた状態での夢見心地な「ありがとう」…何度でも聴きたいな…!
そんで「僕はアベル」に対して「アベル?」と聞き返し、「そう」とアベルが答えると、ウフフ♡アッハハハ♡と笑い出すハンナ。村の人が「ちょっと変わってるけど、いい子ですよ」って言ってたけど…!戸惑うキキちゃんと客席。
曰く、夏至だった昨日夢でアベルに会い、夏至の日の夢で出会った相手は将来の夫だという言い伝えがあるそうで。ハンナ…森のお花屋さん♡って頭に花冠つけて出てきた時からただ者じゃないなと思ってたけど…ガチ妖精なのでは…?でもそんなハンナを受け入れ、即肩を抱いて帰るアベルもただ者じゃなかったですね…!

 

S7:A Quarrel

場面は再び現代のお花屋さんへ。雨の中、傘も差さずに店の前を走っていくミア。どうやらせっかく働きだしたレストランで、セルビア人の同僚から嫌がらせにあっているとのこと。あまりそのあたりの歴史に詳しくないので、観劇後に調べたんですが、1990年代のクロアチア独立戦争が大きな原因のようで…。30年も経っていないなら、民族感情としてこういう衝突は現実に起こっていることなんだろうな…ミアちゃんだけ辛さにリアリティがありすぎません…?
やり切れなさを抱えつつ、SNSでミアにガーベラの写真を添えて励ましのメッセージを送るクリス。白のガーベラの花言葉は「希望」とのこと…その瞬間、望海風斗様&真彩希帆様の希望コンビのことを反射的に思い浮かべてしまって、黄色の花言葉を覚えてないのが悔やまれますね…。

 

S8:A Visitor from Denmark

ロンドンの街角で誰かと電話で話しているエーリク@高翔組長。最終便で帰るから、帰宅が遅くなるとのこと。いつ見ても安心感のある誠実紳士っぷり〜!
そんなエーリクはアベルの弟、つまりはクリスの叔父。閉店間際のお花屋さんにやってきた叔父に対してのクリスの微妙な反応と、わざわざ最終便にして時間を作ったのに「たまたま時間があったから」と言い訳のように伝えるエーリクに、何となく気まずい雰囲気を感じるわけで。どうやら故郷に全然帰ってないらしいクリス。険悪ではないけど少し距離がある、そんな関係性の中でもエーリクが訪ねてきたのはアベルの体調が良くない、ということを伝えたかったようで…クリス…1回帰ろ…?

続いてジェフと妻・サラのパブのシーン。サラは不動産業で、クリスに頼まれて「田舎の一軒家」を探しては提案してるけど、一向に気にいるものが無いらしく。あれはクリスの心の中にしか存在しないのでは?と分析するエマ。ジェフは学生時代にクリスが子供の頃のクリスマスの話をしてた時の「あんなに幸せそうで、あんなに淋しそうな」表情が忘れられないそうで…。
表立ってクリスに何か言うわけじゃないけど、ずっと心配してくれてる親友夫婦…最高にあったかいな…。

 

S9:A Busy Day!

ホテルのパーティー会場飾り付けの一大仕事で徹夜で作業するお花屋さんチーム。ここの「♪花屋の仕事は重労働〜」歌がめちゃくちゃ楽しいし、振付もめちゃくちゃ可愛い!!重労働っぷりは一切伝わってこないけど!!
ハサミでちょきちょきの時、クリスがウィンクしてくれるの超最高…!!あとお花にチュッ♡てして前に差し出してくれるのも、フローリストがそんなイケメンである必要ある!?ないけどそのお花20,000円で下さい!!!!

 

S10:A Rainy Night

セルビア人の同僚に密告されたせいで、レストランを辞めざるを得なかったミア。基本ハッピーな花屋チームに対して、ミアだけがめちゃくちゃシビアな現実と戦っている…。久々に登場したと思ったら、電話で必死に職探しをしてて、そしたら雨が降り出して…泣きっ面に蜂状態で胸が痛い…。
それでも借りっぱなしのサニーちゃんの絵本を返さなくちゃ、と閉店後のお花屋さんにやってくるミア。ポストに絵本を入れようと苦心しているところに戻ってきたクリスはずぶ濡れのミアに驚いて中へと促します。ミアのコートがちゃんと濡れてるようなお衣装で、辛さが半端ない…クリスは順風満帆なフローリストで、王子様みたいにキラキラしてて、対する自分は無職で傘もなくずぶ濡れで…ミアが俯き加減なの、めちゃくちゃ分かるな…。
何もかも上手く行かない、ロンドンで新しい生活を始められたら悲しみも少しは忘れられるかと思ったのに、と吐露するミア。自分のせいで幼い弟を地雷で失ったことを話し、『Not End of the Life』という悲痛な歌を絞り出すように歌う場面はほんとに辛くて辛くて…景子先生…ミアにだけ辛い部分てんこ盛りすぎません…?
人は皆幸せになる為に生まれてきたのに、と必死で励まそうとするクリスの言葉もミアの圧倒的悲しみの前には何の力もなく、逆に「失われた命は取り返しがつかない!幸せなんて!」とミアは叫んで駆け去ってしまうわけで…。

残されたクリスにも、エーリク叔父さんからアベルが心臓発作で倒れたとの電話が。「失われた命は取り返しがつかない」とミアの言葉を反芻しているクリスの前に現れる、憔悴した表情のキキアベルと幼いクリス。
「ハンナは?ハンナはどうして帰って来ないの?」と必死で父親に縋る子クリスと、膝をつき号泣するアベル。キキちゃん、久々に登場してこの場面をやれるのすごくないですか…?
なんかもうあれこれ辛いことコンボで記憶がごっちゃだけど、クリスが「父さん!!」と叫んで突然の壁バァン!したのち、「デンマークだ!!」と叫んで飛行機の離陸音&照明でテイクオフ!!して1幕が終了しました。

 

ひとまずここまで…2幕分も記憶が確かな内にまとめたいな…

 

我が麗しの伶美うらら様!〜この美貌がすごいベスト6〜

宙組公演『神々の土地』も大劇場公演が終わり、残すは東京宝塚劇場公演のみ…。悲しみに暮れつつ、私が好きな伶美うらら様の役ベスト6を発表します!!例によって全部1番というやつ!記載は年代順です!


クララ・シューマン/翼ある人々

言わずと知れた、上田久美子先生の名作。夫のシューマンを愛し、子供達を愛し、それゆえに美しい人妻・クララ。好きになってしまうヨハネスの気持ち、めっちゃ分かる…と思わせてくれる、美の説得力。生活や人生に悩む姿までも美しくて…欲望渦巻くサロンでピアノを弾く、肩を出したドレスのクララ…口さがない人々の噂になる場面が本当に耐えられない!てヨハネスに超シンクロした思い出。

「あなたが世界を愛すれば、世界もあなたを愛するわ」というクララの台詞がすごく好きで、辛い時によく思い出すんですけど、クララは儚げな美貌の中にしなやかな強さを感じさせるところが本当に素敵でしたね〜!


②アムネリス/王家に捧ぐ歌

エジプトを統べるファラオの娘・アムネリス様。ゴージャスなお衣装と髪飾りで女官達にかしずかれる姿の様になることよ…!私もアムネリス様の桃色の爪を磨く係になりたい…もしくは葉っぱで扇ぐ係…それこそが至上の喜び…任命されたら身に余る光栄に泣いちゃいそう…。

「それはファラオの娘役だから」のドヤ感も最高だし、ラダメスを愛していると告白したアイーダに怒りを露わにする場面も良かったです。美人が怒るとこわい〜!でもめっちゃ綺麗〜!の法則!!そしてラダメスを失い、悲しみの中で女王として立つ時の美しさはまた格別で!!初演の檀れい様にも負けず劣らずの美貌が最大限に生かされたお役だったなぁ…。


③ベス/Shakespeare〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜

シェイクスピアを利用して権力を握るよう、夫のジョージを焚きつける妻・ベス。マクベス夫人がモデルとあって、夫より権力志向で、美しく強い妻ではあるけど、最終的には美しすぎるバカップルって感じでとっても良かったですね!

役者デビューでド緊張してる真風ジョージと客側で見守る伶美ベスの、「あなた…!」「ベス…!お前はいつも俺を奮い立たせる」という心の声でのやりとりもめちゃくちゃ好きだったし、銀橋を渡りながら歌うジョージを誘導するようにひたすら絡みつくベスも超美しい&何やねん感がたまらなかったな〜!


カーミラ/ヴァンパイア・サクセション

ド派手なファッションの明るい美人も最高!私は幽霊よ、と主張してヴァンパイア真風にオバケも幽霊も一緒だろ?と言われた時に怒りながらの「美人が死ぬと幽霊になって、ブスが死ぬとオバケになるの!!」というセリフの可愛さ&説得力よ〜!

死神(派遣社員)という突飛な役どころかと思いきや泣かせる伏線にもなっていて、でも最後はハッピーに笑わせてくれてすごく好きだったな〜!特に真風にカーミラぶりを見せつけておいて、彼氏(愛ちゃん)に呼ばれてしっとりお嬢様顔に豹変して振り返るとこ、間違いなくうらら様が関西出身であることが感じられて、コメディエンヌなうらら様も最高でした!

 

⑤マダム・ヴォルフ/エリザベート

高級娼館の女主人であるマダム・ヴォルフの、したたかで妖艶な色気も忘れ難い!!出番としてはひと場面だけだけど、毒っ気のある美貌のインパクトがすごすぎて毎回超楽しみだったな〜!

マダム・ヴォルフのコレクションであるところの娼婦達もレベルが高そうで。貴族に虐げられた不幸な下町の娘がうらら様に拾われ、女主人から美容や化粧のメソッドを学び、美しさを保つ為の食生活や運動を行い、メキメキ美しく成長して、かつて自分の家族を陥れた貴族の悪い男に復讐を遂げる話が読みたい。

スチール写真のあまりの美しさに娘役さんのスチールを初めて買った思い出。全体の雰囲気といい、アクセサリー類といい、完成度が素晴らしくていつ見ても溜め息ものです。

 

⑥イリナ大公妃(イレーネ)/神々の土地〜ロマノフたちの黄昏〜

最後のお役、本当に素晴らしくて…上田先生に感謝の気持ちでいっぱいです…。革命前夜のロシアの雪原と退団目前のうらら様の美貌のマリアージュたるや!台詞も装置もお衣装も全てが美しく格式高く、しかしそこに生きる人々の物語はただ美しいだけではなくて、それぞれどうにもならない想いを抱えながら時代のうねりに飲み込まれていくわけで…。

ドイツ王家から父親ほど年の離れたロシアのセルゲイ大公に嫁ぎ、大公を亡くし未亡人となったイリナ。「恋の代わりにウォッカで、身も心もお焦がしあそばせ」と自分に言い寄る男性を見事に捌く聡明さ、舞踏会に放り込まれて戸惑う横顔と首から肩にかけてのなだらかなライン、朝夏ドミトリーの背中のマントを皺がよる程に強く掴んだ白い指。ハッとするほど美しい瞬間がたくさんあって、もうほんと絵画では…?エルミタージュ美術館に所蔵した方がいいのでは…??と思いながら双眼鏡でガン見してました。

 

上田先生が『神々の土地』プログラムで「伶美うらら=忘れ得ぬ恋」と語って下さったお言葉の通り、私にとってもうらら様は忘れ得ぬ恋そのもの…。たくさんの美しい思い出を、本当にありがとうございます!!!!

月組公演『All for One』キャスト別感想

ポスタービジュアルが発表された時はちゃぴ様を二度見しちゃった『All for One』、ふたを開けてみれば最&高に楽しいエンターテイメント作品でしたね!!小池先生さすがすぎる〜!!現月組体制にぴったりで組子全員がめちゃくちゃ輝いてたし、作品自体が良かった!というのにプラスして「今の月組、超良いのでは!?」て思わせてくれたのが何より嬉しかった…!!
そんなわけで今回はキャスト別に感想をしたためたいと思います!!

 
ダルタニアン/珠城りょう様

キャッチフレーズは「無敵のヒーロー」!!でも完全無欠じゃなくて、性格は素朴で誠実、貴族的な礼儀作法やダンスや歌は不得手だし、恋愛経験もあんまり…とにかく剣術の稽古をしてました(爽やかな笑顔)という、朗らかさが魅力的なヒーローでした!
たまきち様のしっかりした体格にデニム地のお衣装がよく映えて、ラフだけど男らしくてすごく良かったな〜。話題の壁ドン、いや正しくは壁ドォォォン!が成立するのもたまきち様だからこそ…!
何かとガスコンアピールしてくるのも可愛いな〜と思ってちょっとだけ調べたところ、ガスコーニュは特定の地名じゃなくてフランス南西部の地方を指す言葉で、ガスコーニュ地方の中のポーという都市がアンリ四世の出生地だそうで。
アンリ四世は「良王アンリ」と現在も言われているほど良い国王様だったようなので、故郷を誇りに思う気持ちが強いのも頷けるし、そういう根拠があるからこそ「国王への忠誠」という言葉に真実味があるなぁと感じた次第です。そりゃちゃぴルイーズも好きになっちゃうな〜!!
なのに「ダンスを教えてくれ」とちゃぴルイに言われてやってみせる時の、絶妙にへたっぴな「♪だっだーだ、だだっ、だっだーだ、だー」て歌がかわいくて、でもキメるとこでは超かっこよくて男性的な色気に包容力まで出してきて、マジで無敵でしたね!!

 
ルイ14世/愛希れいか様

ちゃぴちゃんありきで小池先生はこの作品を書いたのでは…!?歌もダンスもお芝居も、とにかくちゃぴちゃんの魅力が全開で、最初から最後まで最高だった〜!ルイの時はキリッとしてて偉そう、でも憎めない感じが良く出てたし、実は女の子でしたと言われても納得の可愛さ!男役過ぎず女の子過ぎず、絶妙なバランスが本当に違和感なくどっちも魅力的で、ちゃぴちゃんにしかできないお役だったなぁと思う。
好きな場面はたくさんあるけど、まずは女の子の姿で城を抜け出す際に「道に迷ってしまって〜」と可愛らしい声で衛兵チェックをくぐり抜けて、やったぁ!てジャンプするとこ。超可愛いな!!て思ってたら案の定舞台写真になってたし、案の定売り切れてた。分かる〜!!
酒場乱闘の後のダルタニアンとの会話で、「構わない!私が勝手に〜」でルイっぽさが出ちゃうのも可愛いし、スペイン王女とどんな芝居が好きかを話していて「趣味合わない…」て困ってるのもめちゃくちゃ可愛い。あるよねそういうこと…ここがいちばん「普通の女の子」っぽさを感じたな…。
最後の場面では母親との真の和解、やっと出会えた兄弟、自分を偽り周囲を騙す辛さからの解放、そして本当の自分を愛してくれる人と結ばれて、幸せいっぱいの笑顔で泣いちゃってるのにほろっとさせられて。
品のあるコミカルさで笑いもガンガンとっていきつつ、最終的に胸いっぱいの感動をくれるちゃぴ様、ほんと最高〜!!

 
アラミス/美弥るりか様

世紀の色男!!て紹介されて登場するの、めちゃくちゃハードル高いと思うけど、さすが美人の期こと89期の美弥るりか様…そんなハードル軽々飛び越えていらっしゃいましたね…!!
ひときわ艶のある髪をなびかせての優雅な立ち回りといい、「♪俺は恋の狩人だ 狙った獲物は逃がさない」という歌詞の似合いっぷりといい、るりか様×色男=小池先生に感謝としか!文句なしにかっこよかった〜!
酒場の乱闘での、複数の敵の剣先を片足で踏み押さえ→前髪をフワッ→女達「いやぁぁぁん♡」のところ、200回観たいし、もっと言えば参加したい。あの応援上映というやつ、宝塚でもやってくれないかな…せめて客席で叫ばせて欲しい…!
懺悔室の場面も超楽しいけど、何がいいって女性達のしょうもない相談にアラミス神父が若干うんざりしてるのがいい。女性のめんどくさい面を知っていながら、それでも「女性の相談しか受け付けない」という懺悔室をやってるところに女性への愛情の深さというか、ガチ色男の真髄を見る気がする。
マリー・ルイーズにスペイン王女の家来のフリをして近づく時の分かりやすい切り替えとか、救出したモンパンシェ公爵夫人へのバチコンウィンクとか、「色男すぎて面白い」まで持っていく美弥るりか様、これぞ宝塚の男役!て感じで超ハマってました!
アラミス様をリスペクトして、私もいいことした人に「めっちゃ偉いやん〜」って言う代わりに「神の御恵あれ!」を使っていこうと思います。

 
アトス/宇月颯様

冷静沈着・アトス様!お髭が最高に似合うアトス様!ポスタービジュアル見た時は正直としくんに1番ときめきましたね…!アラミスの華やかな色気とはまた違う、ストイックな大人の男の色気がすごい。銃士隊が時々やる、レイピアを立てて持って持ち手を口元に近づける動作の時のときめきたるや!!アラミスとはドキドキする駆け引きを楽しみたいけど、アトスとは真剣なお付き合いをしたい。記念日には素朴な花束をもらいたい!
酒場のシーンのアトス様、セクシーな装いの女性と踊った時はちょっと「おぉ…」って感じで終わってたけど、次に素朴な市民ぽい女性とは踊る前にお辞儀しあってにこにこ楽しそうに踊ってて、すごくアトスっぽさがあった。
酒場の歌の「酒・歌・女」って、ポルトスが酒好きでアラミスが女好きなら、アトスは歌が好きってこと…?「♪甘いメロディー」とか歌ってるしそういうこと…?あのワイルドな風貌で歌が好きとか最強ロマンチックでは…??ギターとか爪弾いて欲しすぎる…!!
あと宇月颯様に戻ってのフィナーレ、前髪をおろしてる髪型がコアラ感があってかわいい。とか思ってたら、立てた人差し指を上から口元へ下ろしてくる時のフリで薄く唇を開いてるところを目撃して被弾しました。なんかもう…最後まで有難うございました…!

 
ベルナルド/月城かなと様

ビジュアルがめちゃくちゃいいのが面白さに拍車をかけるタイプの愛され敵役。なんていうかポジティブな蒼紫様でした!振り返るとそんな悪いことしてなくない…?むしろ可愛いポイントが多すぎない…?
最初の宮殿の場面ではしっかり真面目にコーラスしてるし、酒場の乱闘ではふっとばされてきた部下の千海華蘭様にぶつかられてテーブルにガッシャーンしちゃうし、あんまり変わりばえのしない黒ずくめのお衣装を3着持って地味に着替えてるし、家族と仲が良いし、ちゃぴにフラれ放題だし、でもめげないし、自分のことを本当のヒーローだと思ってるし、ほんと可愛い要素しかない!!
組替えして大劇場一作目がコメディなの、お稽古大変そうだけど組子と距離も縮めやすそうでいいなぁと思う。組替えしたての月城かなと様と、フランス宮廷の中にいるイタリア男というベルナルドのやや異質な存在感がうまくハマってたし、小池先生のあて書きセンスたるや〜!これからの月組体制もとっても楽しみです!

 
ポルトス/暁千星様

大胆不敵・ポルトス様は月組の愛され末っ子・暁千星様!大酒飲みで力持ち、ダルタニアンより年上という設定に奮闘してるのは伝わってきたし、こんなこと言っちゃうと悪い気もするけど…ありちゃんポルトス、やんちゃな少年剣士ぽくて可愛かった〜!!!!
腰に下げてる酒入れが水筒に見えて遠足かな?って思ったし、ありちゃんが酒入れから呑むたびに、うんうん、運動したから喉乾いたよね!ってニコニコしてしまった。ポルトス!天真爛漫!!の方がしっくりくる。
宮殿潜入時の衛兵コスも似合ってたけど、反撃の巨人タイタンの着こなしっぷりもすごい。あれ、霧矢大夢様がやってた野獣のやつかな…?あれ着て動き回る底なしの体力と「子供達に人気があるんだ!」の得意そうな顔が、ポルトス!やっぱり天真爛漫!!
組内で超可愛がられてるし、ご本人もベビーフェイスでどうしても可愛い度が高いけど、割としっかりめの肩幅&長い手足でキリッと群舞に集中してるありちゃんはしっかり男役でかっこいいわけで…。毎公演、スーパー路線男役として、すくすく成長している姿が頼もしい限り!ポルトス!将来有望!!

 
モンパンシェ公爵夫人/沙央くらま様

制作発表では「私の色香で破滅させてやる!」みたいな敵のお色気悪女みたいな感じだったけど、実際のモンパンシェ公爵夫人は一途な片思いに爆進中のおちゃめなお姉さんでした!めちゃくちゃ友達になりたい…一緒にお酒飲んだら超楽しそう…!
ちょっとした場面も沙央くらま様のはじけっぷりが楽しくて、マゼランの姪っ子達を「うるさーい!」って散らすところとか、モンパンシェ「剣の腕には覚えがありますのよ!」→ルイ「退却!」→モンパンシェ「ヤッ!ヤッ!ヤー!や…やぁぁぁん!!(撤退)」とか、逐一かわいいし面白かったな〜。
最後は一緒に戦ってくれて、敵どころかむしろ三銃士の味方だったので、ぜひ今後はアラミス様を追っかけまくって欲しい。そんでダルタニアンの彼女になったルイーズと良い女友達になって、酔うたびに「あんたのことが好きだったんだからぁ〜!」ってちゃぴルイーズに絡んで欲しいし、「ほんとに…好きだったんだからぁ…」って寝落ちする夫人の目元の涙にグッときたりしたい。夫人のこと好きすぎる〜!
あと、フィナーレでも女役のコマさんがたまきち様と絡んでて、キザるたまきち様に「へへっ」て感じで素で照れてたコマさんに超ドキドキしたんですけど…これは何ていう名前の沼なのかな…?

 

メインキャスト以外も、憧花組長のアンヌや夏月都様の乳母、綾月せり様のビゴーと白雪さち花様のシモーヌ夫妻、大抜擢の風間柚乃様ジョルジュまで、適材適所で無駄遣いがなくて…月組の芝居巧者系組子達の実力が発揮されてて、本当にすばらしかったな〜!
若きヒーロー・ダルタニアンと彼を助ける年上の三銃士、というのが若きトップスター・珠城りょう様と支える上級生達(ありちゃんは下級生だけど)という構図にもシンクロするし、今の月組にぴったりの最高の作品だった。
宝塚のエンターテイメント的側面のいいところ全部乗せ!のオリジナル作品のスマッシュヒットを観られて、これだから宝塚はやめられないな〜!小池先生、ポーも宜しくお願いします〜!!!!